算数の難関、「割合」を撃破!我が家のオリジナル教材をご紹介

ライター:荒木まち子
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小学校時代、『算数』の授業をなんとな~く受けていた娘。「分かっていなかった」ということが分からないまま始まった中学校の『数学』の授業。娘は一体どうなるの!?

分数が苦手だった娘に、オリジナルの教材を使ってみると…

かるた
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ぴんときた その一言を 待っていた!
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九九は覚えられるけど…「なんとなく」しか掛け算を分かっていなかった娘

発達障害のある娘。

小学校では2年生で「掛け算」の勉強が始まります。暗記が得意な娘は九九は苦労することなく覚えることができました。

でも娘は記憶力が良いだけで、実は掛け算の概念を理解していたわけではありませんでした。

小学3年生になると、掛け算を応用した「割り算」「分数」が始まります。

掛け算の概念を十分に理解していない娘は、当然割り算や分数の意味もぼんやりとしかわかりません。それでも3年生程度の問題であれば、まだ“なんとなく”または“ヤマカン”で解くことができました。通分も「学んだ方法」を「手順通り」に行えば解くことができました。

同じように「少数」や「割合」の単元も“なんと~なく”終えたのでした。

難しい計算は必要ないかもしれないけど…中学生になって分かった娘のつまづき

中学校になり算数から数学へと変わると、さすがに“なんとなく”や“ヤマカン”は通用しなくなりました。

でも私達親子は、「別に難しい問題はできなくてもいいよね」「大人になったら計算機やパソコンを使えば良いんだし」と、数学のテストの点数が悪くても、さほど気にはしませんでした。

しかしある日、娘と買い物に行ったときのことです。
私「ほら、欲しいって言っていた文具が30%OFFになってるよ!持ってるお小遣いで買えるんじゃないの?」
娘「そんなにお金もってないよ」
私「でも今日お小遣い○○円持ってるよね?」
娘「うん。でもきっと足りないと思う…」
私「そうかな?定価の30%引きだよ」
娘「…よくわかんない…

この時私は初めて、娘が普段の生活で大切な「おおよその計算」や「割合のイメージ」ができていないことに気が付いたのです。
家に帰って娘に「小数」や「割合」をどこまで分かっているか確認すると、小数と百分率は理解しているものの、全体を1(または100)とした場合の割合と分数のイメージがうまくつかめていないようでした。

紙に円を描いてもわからないようだったので、紙をピザのように切って説明してみましたが、娘にはピンとこないようでした。

知り合いの間ではわかりやすいと評判だった『くもんの分数パズル』を使っても、娘はイマイチよくわからないといった感じでした。
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