聴覚過敏×言語優位な特性に、息子自身が苦しんでいるサインだった

息子は発達障害の特性で聴覚過敏があり、周りの人が普段気にしていないような音でもひどく嫌がることがあります。そのようなときは、頭痛がして身体がひどく疲れるらしく、真っ青になってしまいます。

それに加えて、言語優位型の息子は「言葉へのこだわり」がとても強く、人との会話で知らない言葉があると、いちいち電子辞書で定義をチェックするようなところがあります。会話の中で分からない言葉が出てくると、スルーできません。

息子にとっては私と夫の会話や、私とママ友の会話は、いわゆる「大人の会話」です。分からない単語がいっぱい出てくるはずです。そうすると、息子はそれをスルーすることができません。気になって気になって聞かずにはいられなくなるのです。さらに、聴覚過敏の息子にとって、私と誰かが話している声はとても不快なもののようです。だから、話が盛り上がり始めると、必死に邪魔をしてくるのでしょう。

息子は「自分の話したいことをおしゃべりする衝動性が抑えられない」からではなく、「他人の会話が気になってスルーできず、しかも、うるさく感じる」という理由から会話に割り込んで自分を守っていたのです。

発達障害の子どもが、人の会話に割り込んでしまうというのは「衝動性」の観点から説明されることが多いですが、もしかしたらうちの息子のように、聴覚過敏や言葉こだわりといった別の要素が絡んでいる可能性もあります。

親子のどちらかが限界がこないように、会話のボリュームや場所などをうまく調整できると良いなと思います。
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ニュースを読み上げるかのように話す発達障害の息子。そこには彼なりの言葉との格闘が…のタイトル画像

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