学習障害(LD)の息子もやり遂げた!宿題プリントの山を乗り越えるコツ
ライター:みくたくママ
長いお休みにたくさん出されるプリントなどの宿題。そして、冬休みに必ず出るのが「書き初め」の宿題。「書く」ことに困難を抱えている我が家のLDっ子長男を見ていると本当に苦痛のようでした。少しでも取り組みやすくできないか…親が考え一緒にやってみた我が家の工夫をご紹介します。
LDっ子長男が宿題を嫌がるのには理由があるけれど…
小5の長男は学習障害(LD)の診断を受けていて、「書く」ことが苦手です。特に「プリントに答えを書く」「漢字の書き取りをする」ということは、彼にとっては大変苦痛のようです。
また文字を書くことが困難なことに加え、見通しを持つのも苦手なので、冬休みの宿題では文字を書き込むところがたくさんある宿題のプリントが数枚あるのを見たとたん、「こんなにたくさん!ぼくにはムリだよ、死んじゃうよ~!」と、転学して以来初めての大パニックを起こしました。
「2週間あるから、分けてやれば1日分の勉強は少しだけで済む」というのが、頭ではわかっていても感情的に受け入れられないようです。とにかく「目の前にあるたくさんのプリントをやらなくてはならない」というプレッシャーに押しつぶされてしまうのですね。
また文字を書くことが困難なことに加え、見通しを持つのも苦手なので、冬休みの宿題では文字を書き込むところがたくさんある宿題のプリントが数枚あるのを見たとたん、「こんなにたくさん!ぼくにはムリだよ、死んじゃうよ~!」と、転学して以来初めての大パニックを起こしました。
「2週間あるから、分けてやれば1日分の勉強は少しだけで済む」というのが、頭ではわかっていても感情的に受け入れられないようです。とにかく「目の前にあるたくさんのプリントをやらなくてはならない」というプレッシャーに押しつぶされてしまうのですね。
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宿題を前にパニックを起こし大泣き!そんな長男に対して親が出来ること
これまで宿題に悩み苦しむ長男の様子を見てきた父親は、今回の宿題に対しても「やらせる必要ないよ。学校にも僕から話をするから!」と言っていました。
私も正直、悩みました。パニックを起こし、大泣きしながらまでやらせる必要があるのだろうか…。
正直、親として、
「この子にとって、書き初めはなんの意味があるのだろう?」
「この課題は、どうしてもプリントに書いて取り組まなくてはできないことだろうか?」
と考えてしまいます。
とはいえ、最初から「うちの子には無理なので、必要ないので、やらせません」と言っていいのだろうか…と悩みもしました。特別支援学級では、彼のレベルに合わせて今の彼に必要な課題を出してくれているのがよくわかるのです。それなのに「イヤだからやらない」をこれからも通していくのは、彼にとっていいことなのだろうか、と。
いろいろ考えた結果、「長男にとって、冬休みの宿題を少しでもやりやすい形に工夫してやらせる」ことにしました。
私も正直、悩みました。パニックを起こし、大泣きしながらまでやらせる必要があるのだろうか…。
正直、親として、
「この子にとって、書き初めはなんの意味があるのだろう?」
「この課題は、どうしてもプリントに書いて取り組まなくてはできないことだろうか?」
と考えてしまいます。
とはいえ、最初から「うちの子には無理なので、必要ないので、やらせません」と言っていいのだろうか…と悩みもしました。特別支援学級では、彼のレベルに合わせて今の彼に必要な課題を出してくれているのがよくわかるのです。それなのに「イヤだからやらない」をこれからも通していくのは、彼にとっていいことなのだろうか、と。
いろいろ考えた結果、「長男にとって、冬休みの宿題を少しでもやりやすい形に工夫してやらせる」ことにしました。
工夫①: 文字を書くハードルを下げてあげる
書き初め用紙の文字枠を拡大して書きやすくした
右側が、学校から渡された書き初め用紙です。
不器用な長男にとっては、少しでもマスが大きい方が書きやすいので、同じA4用紙に収まる範囲で最大限に拡大コピーをしました。それが左側の用紙です。
用紙の大きさは変えなかったのは、学校の書き初め展で展示されるときのためです。
不器用な長男にとっては、少しでもマスが大きい方が書きやすいので、同じA4用紙に収まる範囲で最大限に拡大コピーをしました。それが左側の用紙です。
用紙の大きさは変えなかったのは、学校の書き初め展で展示されるときのためです。
そもそも書かなくてもよい勉強法にした
九九表を書くプリントや、掛け算割り算が20問ずつあるプリントも、量を見ただけで「無理だ~!」となってしまいます。
そこで、書く負担を減らしてみようと、「単語カード」を使っての計算問題にしてみました。単語カードを使った勉強は、長男にとっては「一問ずつの提示でプレッシャーがない」「書く負担がない」という点から合っているようです。
また、彼にはこのような形で毎日繰り返すことが記憶の強化につながりやすいようで、単語カードは漢字の読みを練習するのにも使っています。
そこで、書く負担を減らしてみようと、「単語カード」を使っての計算問題にしてみました。単語カードを使った勉強は、長男にとっては「一問ずつの提示でプレッシャーがない」「書く負担がない」という点から合っているようです。
また、彼にはこのような形で毎日繰り返すことが記憶の強化につながりやすいようで、単語カードは漢字の読みを練習するのにも使っています。