工夫②: 見通しを持つため宿題を細かく分けてあげる

宿題のプリント用紙を分割した

分割したプリント
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どんなに口で「一問ずつでもいいよ」と言っても、たくさん問題があるのを見るだけでプレッシャーに感じて苦しくなってしまう長男。

そこで、プリントを一問ずつ切り離し、一枚ずつ提示するようにしました。不思議なもので、1枚ずつ提示すると落ち着いて取り組むことができ、調子がよければ「もう1枚やってみる」と自分から取り組むことができました。

算数の文章題については、学校と相談して、式を立てることが出来れば計算は電卓を使っていいことにしています。

書き初めは一日1行ずつ書くことにした

書く行以外かくす
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お手本を一行ずつに切り離し、「一日にこれだけ書けばいいんだよ」と、視覚的な負担感をやわらげました。一行(十文字程度)なら、なんとか集中して丁寧に書くことができました。

書くときは、上の写真のように、マスのすぐ横にお手本を置いて、視線を大きく動かすことなく視写しやすいようにしました。画数の多い漢字を書くときは、横で私が一画ずつ書くのを真似して書きました。

「宿題がイヤだ」には理由がある!大事なのは「その子に合った勉強法」であること

学習障害(LD)の息子もやり遂げた!宿題プリントの山を乗り越えるコツの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017013746
宿題が「イヤだ、やりたくない」は、彼にとってはわがままではなく、ちゃんと理由があることです。だったら、その理由を考慮して、彼に合わせた形で勉強できるように工夫すればいいのではないか。

そう思って、上に挙げたような工夫をしたところ…「やだな~」とは言いながらも、泣いたりパニックを起こしたりすることはなく、毎日少しずつの宿題をこなすことができました。

「このぐらいだったら大丈夫だから、もうちょっとやってみようかな」と言うこともありました。

以前にもコラムに書いたように、「その子に合った勉強法」であれば、勉強に苦手意識を持つ学習障害の子どもであってもすすんで学習に取り組むことができることを、今回改めて実感しました。
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