学習障害を支える、タブレット学習教材4選!これなら字が苦手でも大丈夫!
ライター:みくたくママ
小5の長男は学習障害で、書くことが苦手です。学校での学習では、どうしても「書く学習」が中心のため、勉強に苦手意識を持っていました。そんな彼がタブレットを使った学習で、楽しく勉強に取り組めるように。子どものやる気を引き出す教材やアプリをご紹介します。
学習障害の長男。努力ではカバーしきれない困難さを抱えた結果…
小5の長男は、ADHD、アスペルガー症候群、そして学習障害という診断を受けています。その中で、今彼を最も困らせているのが、「学習障害」です。
上下斜視で2度の外科手術をしている長男ですが、視力は順調に育ちながらも、視機能や視覚認知面での遅れがありました。このため、
●本の字を追って読むのが苦手
●漢字や図形の形を把握して覚えるのが苦手
●黒板の字を視写するのが苦手
●先生の口頭の指示を覚えられない
●繰り上がりなど複雑な計算が苦手
こうした影響が、学習に現れています。医師の診断によると、
「今は、彼が本来持っている理解力や思考力を十分に発揮できず、努力をしても定着が進まない状態です。そんな中で失敗経験が積み重なり、勉強自体に『苦手意識』『拒否感』が強まってしまったのでしょう。
そのため学習場面で、パニックを起こしたりチック症状が出たりといった、二次障害が出ています。」ということでした。
本来、好奇心が旺盛で好きなことなら熱心に知識を取り込み、あっという間に覚えるほど、学ぶことに対して前向きな長男。それが、読み書きという「方法が合わない」ことが原因で、学ぶこと自体が嫌になっているのです。
この状況を前にし、親としては可哀想で仕方ありませんでした。
上下斜視で2度の外科手術をしている長男ですが、視力は順調に育ちながらも、視機能や視覚認知面での遅れがありました。このため、
●本の字を追って読むのが苦手
●漢字や図形の形を把握して覚えるのが苦手
●黒板の字を視写するのが苦手
●先生の口頭の指示を覚えられない
●繰り上がりなど複雑な計算が苦手
こうした影響が、学習に現れています。医師の診断によると、
「今は、彼が本来持っている理解力や思考力を十分に発揮できず、努力をしても定着が進まない状態です。そんな中で失敗経験が積み重なり、勉強自体に『苦手意識』『拒否感』が強まってしまったのでしょう。
そのため学習場面で、パニックを起こしたりチック症状が出たりといった、二次障害が出ています。」ということでした。
本来、好奇心が旺盛で好きなことなら熱心に知識を取り込み、あっという間に覚えるほど、学ぶことに対して前向きな長男。それが、読み書きという「方法が合わない」ことが原因で、学ぶこと自体が嫌になっているのです。
この状況を前にし、親としては可哀想で仕方ありませんでした。
タブレット学習が長男を変えた!
そんなとき、通っている療育先や教育相談の先生から、「タブレットを使ってみてはどうか」と勧められました。長男に「こんなのあるけど、やってみない?」と聞いたところ、興味を示して「やってみたい!」とノリノリに。
こうして、小3から通信教育のタブレット講座を始め、今ではその他のアプリも取り入れて続けています。
なぜ、勉強嫌いの長男がそんなに続いているのか?お勧めの教材4つを紹介しながらお話したいと思います。
こうして、小3から通信教育のタブレット講座を始め、今ではその他のアプリも取り入れて続けています。
なぜ、勉強嫌いの長男がそんなに続いているのか?お勧めの教材4つを紹介しながらお話したいと思います。
その1 チャレンジタッチ
「チャレンジタッチ」は進研ゼミのタブレット教材です。
国語・算数・理科・社会の4教科を、動画や音声で学習できるので、「読む」のが苦手だったり、説明を読んでイメージするのが苦手だったりする子もわかりやすいです。
長男にとっては、とにかく「書かなくてもいい」のが良かったようです! 問題の答えの記入は、タッチペンを使った選択制なのです。
また、間違えたら再チャレンジする仕組みになっていたり、わからないところがあったら説明や動画をもう一度見ることができたりするので、長男にとっては記憶力の強化にもなります。
このシステムの面白いところは、学習をすすめるごとにご褒美(ポイントやゲーム)があるので、やる気につながるようです。
国語・算数・理科・社会の4教科を、動画や音声で学習できるので、「読む」のが苦手だったり、説明を読んでイメージするのが苦手だったりする子もわかりやすいです。
長男にとっては、とにかく「書かなくてもいい」のが良かったようです! 問題の答えの記入は、タッチペンを使った選択制なのです。
また、間違えたら再チャレンジする仕組みになっていたり、わからないところがあったら説明や動画をもう一度見ることができたりするので、長男にとっては記憶力の強化にもなります。
このシステムの面白いところは、学習をすすめるごとにご褒美(ポイントやゲーム)があるので、やる気につながるようです。
その2 視覚認知バランサー
長男が視覚認知・視機能の検査を受けた病院で、ビジョントレーニングとして勧められたのが「視覚認知バランサー」です。これはパソコンにダウンロードして使用するアプリケーションです。
視覚認知機能5領域(注意・記憶・形状識別・空間認知・運動統合)のトレーニングができる、16種類のとてもわかりやすく楽しいゲームです。
練習ステージをしてから本番に入る形だったり、前回までの記録に合わせて難易度を自動設定してくれたりと、子どものやる気を上手に引き出してくれます。
また、保護者メニューでは5領域の力のバランスや、これまでの成績の変化をグラフやチャートで見ることができるので、子どもの成長状態がよくわかります。
この記録をもとに、力を付けた方が良い領域のゲームを「今日のおすすめ」として自動表示してくれるので、子どもだけでもまんべんなく、力をつけていくことができると思います。
視覚認知機能5領域(注意・記憶・形状識別・空間認知・運動統合)のトレーニングができる、16種類のとてもわかりやすく楽しいゲームです。
練習ステージをしてから本番に入る形だったり、前回までの記録に合わせて難易度を自動設定してくれたりと、子どものやる気を上手に引き出してくれます。
また、保護者メニューでは5領域の力のバランスや、これまでの成績の変化をグラフやチャートで見ることができるので、子どもの成長状態がよくわかります。
この記録をもとに、力を付けた方が良い領域のゲームを「今日のおすすめ」として自動表示してくれるので、子どもだけでもまんべんなく、力をつけていくことができると思います。
その3 ローマ字道場
苦手な「書く」を補うため、パソコン入力ができるようにと考え、ローマ字を負担なく覚えることができるアプリを探しました。「ローマ字道場」は、タブレット向けのアプリケーション。
表示されたひらがな又はカタカナと同じローマ字を4択の中からタッチして選ぶ、学習アプリです。「道場」というだけに、剣道の試合のようにどんどん文字をヒットさせるのが、面白いみたいです。
学校の「書いて覚える」学習では泣いて嫌がり、全くローマ字が覚えられなかった長男でしたが、このアプリはタッチするだけで覚えられるので、繰り返すうちに、少しずつですがローマ字が読めるようになってきています。
表示されたひらがな又はカタカナと同じローマ字を4択の中からタッチして選ぶ、学習アプリです。「道場」というだけに、剣道の試合のようにどんどん文字をヒットさせるのが、面白いみたいです。
学校の「書いて覚える」学習では泣いて嫌がり、全くローマ字が覚えられなかった長男でしたが、このアプリはタッチするだけで覚えられるので、繰り返すうちに、少しずつですがローマ字が読めるようになってきています。
その4 国語海賊
漢字を書けなくてもいいから、読めるようになって欲しい。そんな気持ちで、楽しく「漢字の読み」が学習できるアプリを探しました。これもタブレット向け無料アプリです。
子どもが大好きなRPGゲームの感覚で、海賊になって問題を解きながら、ステージをクリアしていく楽しみがあります。漢字の正しい読みを選択する問題、漢字の正しい形を選択する問題に回答することで、視覚的に漢字を覚えることができます。
ステージを1つクリアする毎にカードやコインをもらえるのもやる気に繋がります。
子どもが大好きなRPGゲームの感覚で、海賊になって問題を解きながら、ステージをクリアしていく楽しみがあります。漢字の正しい読みを選択する問題、漢字の正しい形を選択する問題に回答することで、視覚的に漢字を覚えることができます。
ステージを1つクリアする毎にカードやコインをもらえるのもやる気に繋がります。
その子に合った学習方法さえ見つかれば、子どもは伸びる
最近読んだ本に、こんなことが書いてありました。
「勉強をその子ができる形にしてやることで、子どもは自然に力を伸ばすことができます。また、時期がくれば自然と力を伸ばすこともあります。
だから、子どもを勉強に合わせるのではなく、勉強を子どもに合わせてやればよいのです。
小学校に入学し、気を張って1日を過ごしてきた子どもに追い打ちをかけるのではなく、家に帰ったらほっこりさせてやりたい。だから、まずは『宿題なんかできなくても大丈夫』と考えてほしいのです。」
「宿題をするのは当たり前のこと」と親子で考えていた頃は、確かに毎日が苦痛でした。私はカッとして声を上げ、長男は泣きながら宿題をしていました。
でも今は、このタブレット学習を「この子の宿題」として学校に認めてもらい、やったことを記録して報告しています。
自分から学習に取り組む今の姿は、以前の彼からは想像できないものでした。
その子に合った学習方法を用意すれば、子どもは伸びることができる。そのことを、強く実感しています。
「勉強をその子ができる形にしてやることで、子どもは自然に力を伸ばすことができます。また、時期がくれば自然と力を伸ばすこともあります。
だから、子どもを勉強に合わせるのではなく、勉強を子どもに合わせてやればよいのです。
小学校に入学し、気を張って1日を過ごしてきた子どもに追い打ちをかけるのではなく、家に帰ったらほっこりさせてやりたい。だから、まずは『宿題なんかできなくても大丈夫』と考えてほしいのです。」
「宿題をするのは当たり前のこと」と親子で考えていた頃は、確かに毎日が苦痛でした。私はカッとして声を上げ、長男は泣きながら宿題をしていました。
でも今は、このタブレット学習を「この子の宿題」として学校に認めてもらい、やったことを記録して報告しています。
自分から学習に取り組む今の姿は、以前の彼からは想像できないものでした。
その子に合った学習方法を用意すれば、子どもは伸びることができる。そのことを、強く実感しています。
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