うちの子は「不適切」?就学相談の後、届いた通知にあった言葉は…

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「いざ支援学級へ!」と、終焉を迎えたかに思えた就学相談。しかし最終的に来た通知にあったある言葉に、激しい違和感を覚えたのです。

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いざ支援級へ進学!と思いきや…就学相談の担当者から1本の電話が

発達障害のある長男の進学先選び。

発達が気になるお子さんがいるご家庭の多くの例に漏れず、一悶着二悶着・右往左往ありましたが…結果的に長男の「支援学級」進学へと方向性は決まっていきました。

就学相談でも支援級の方向性でまとまり、学級の体験も完了。あとは委員会でお墨付きをもらって進学先決定!お疲れ様!!

…のつもりでした。

毎年恒例の家族旅行の途中で、就学相談担当者の方から留守電が入っていました。

「お話があるので、折り返しお電話いただけますか。」

いつもなら用件も留守電に入れてくださる方なので、「これはちゃんと話さなければいけない事態に違いない…」。そんな予感を抱えながら折り返しの電話を入れました。

見学時の長男の振る舞いが理由で…委員会には支援学校を勧められる

折り返して掛けた電話口で、担当者の方から告げられたのは、

「委員会で検討した結果、支援学校をお勧めします

との言葉でした。

どうやらヒアリングや発達検査の段階では支援級が適切とされていたのですが、支援級に体験に行った際に長男が暴れてしまったことに引っかかったようで…。支援学校が適切との判断が下りたようです。

そして色々と電話で説明を受けた最後に担当者の方がこう仰いました。

「追って書面で通知が届きますが、決断されるのはご家庭ですから。」

そして届いた書面。そこにあった言葉は…

我が家としては、「自分たちの視野だけで子どものことを決めず客観的な意見を取り入れながら子育てを」と思っていたので、委員会の判定は受け入れ、支援学校進学へとすぐに気持ちを切り替えました。

そしてそんな折に届いたのが、先日の電話で伝えられていた『通知書』です。

封筒の中にはA4の紙が一枚、そしてそこあったのは、
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『特別支援学級(固定)不適切』

の文字。わかってはいたけれど…強く強く拒絶されたような気持ちでした。

支援級への進学が難しかったことはショックじゃない。傷ついたのは「不適切」という言葉

我が家は別に判定を不服だと訴えるつもりもないし、騒ぐつもりもありません。

それでも「不適切」という言葉は「とにかく黙ってろ」というような有無を言わさない強さがありました。告白してもいないのに酷く振られたような理不尽な気持ちもこみ上げます。

これがもし「支援学校に適しています」という通知であればどれだけ前向きになれたか。

自分の子どもを「不適切」とされて、落ち込まない親がいるでしょうか?支援学級への進学が難しかったことはショックでもなんでもなかったのに、「不適切」という言葉はとてもショックでした。

そこまで拒絶しなくったっていいのにな。

もやもやした気持ちは今でも残っています。

まずは教育機関から、伝え方を見直してみてほしい。

障害のある子どもを育てる中で、

「走らない!」→「歩きます」
「そんなことしないの!」→「〇〇をしようね」

というように、「肯定的な言葉がけ」がとても大切だと言われてきました。それは教育の現場でも同じはずです。

そして教育機関であるからこそ、一つ一つの言葉に教育的な信念を持って欲しいと思うのです。

特別支援学校は、支援学級に「不適切」だとされた子どもたちが「仕方なく」通う場所でしょうか?決してそうでは無いと私は思います。そんなイメージを作らないような取り組みを、教育機関にはしてほしいのです。

障害者差別解消法が施行されていくぶん月日も経ちました。

そろそろ昔のテンプレートを見直してみてほしい。ほんの少し言葉尻を変えるだけで障害や支援に対して前向きな気持ちになれるのだと知ってほしい。

今はそんな気持ちでいっぱいです。
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