初めて経験したパニック状態で発達障害と気づくきっかけに
「もう無理かも」と思いながら仕事をしていたある日のことです。
その日のことはなんだかもやがかかったようでよく覚えていないのですが、とても店は忙しく、私は例によって仕事でミスをして先輩に怒られていました。
その時にお客さんからも声をかけられ、なんというか私の脳みそはそこで焼き切れたようです。
先輩の言葉もお客さんの言葉も日本語として聴き取れなくなりました。意味のない音がワーッと向けられているような感じで、頭はグラグラ、身体がスーッと冷えていくような感覚になり、しゃがみ込むか、その場から逃げたくなりました。
だけど、根性で「とにかくレジを打つんだ」と作業しているうちに、徐々に元の感覚が戻ってきてパニックは収まりました。おそらく周りの誰にも気づかれることはなかったと思います。
この出来事があり「あれ、私が困っていることって娘の診断に当てはまるわ」と思い至り、発達障害の検査を受けようと決意したわけです。そして受診した病院で、私自身も発達障害であると診断を受けました。
その日のことはなんだかもやがかかったようでよく覚えていないのですが、とても店は忙しく、私は例によって仕事でミスをして先輩に怒られていました。
その時にお客さんからも声をかけられ、なんというか私の脳みそはそこで焼き切れたようです。
先輩の言葉もお客さんの言葉も日本語として聴き取れなくなりました。意味のない音がワーッと向けられているような感じで、頭はグラグラ、身体がスーッと冷えていくような感覚になり、しゃがみ込むか、その場から逃げたくなりました。
だけど、根性で「とにかくレジを打つんだ」と作業しているうちに、徐々に元の感覚が戻ってきてパニックは収まりました。おそらく周りの誰にも気づかれることはなかったと思います。
この出来事があり「あれ、私が困っていることって娘の診断に当てはまるわ」と思い至り、発達障害の検査を受けようと決意したわけです。そして受診した病院で、私自身も発達障害であると診断を受けました。
4ヶ月目で退職勧告。そして私の出した結論。
バイトを始めて4ヶ月目のことです。仕事を終えてバックヤードへ戻るとオーナーの奥さんから「話がある」と言われました。
「実はね、あなたのことで困っているの。普通のバイトの子に比べて仕事を覚えるのが遅くて、もうこの段階ではみんなできていることがあなたにはできていない。一緒に組んでいるバイトの子も困ってるようだし…。どうしてあなたは成長しないのかしら?」
叱責されるわけでもなく、しみじみと本当に困ったという風に話す様子を見てすっぱり決めました。
「実は、最近検査を受けて発達障害があると診断されました。私はこれ以上、この仕事で成長することはできません。だからもう辞めさせてください。」
もういくら頑張っても無理だというのが私の結論でした。そして、それはあっさりと受け入れられました。
頑張っても、頑張ってもできないことがある。
今まで認められなかったけど、この仕事で初めてその事実を受け止めることができたのでした。
「実はね、あなたのことで困っているの。普通のバイトの子に比べて仕事を覚えるのが遅くて、もうこの段階ではみんなできていることがあなたにはできていない。一緒に組んでいるバイトの子も困ってるようだし…。どうしてあなたは成長しないのかしら?」
叱責されるわけでもなく、しみじみと本当に困ったという風に話す様子を見てすっぱり決めました。
「実は、最近検査を受けて発達障害があると診断されました。私はこれ以上、この仕事で成長することはできません。だからもう辞めさせてください。」
もういくら頑張っても無理だというのが私の結論でした。そして、それはあっさりと受け入れられました。
頑張っても、頑張ってもできないことがある。
今まで認められなかったけど、この仕事で初めてその事実を受け止めることができたのでした。
これからコンビニで働こうと思う人へのアドバイス
最後に、私が働いた店は特に売り上げがいい店で、勤務時間は昼の1時~夕方5時という業界では忙しい時間帯でした。
よく下見をして、あまり忙しくない、本部直営店舗ではない店を探したり、バタバタすることは少ない深夜の時間帯などのシフトに入ることで対応できる人もいるかと思います。
私も、勢いで決める前にネットなどでよく情報を集めておけばよかったと思いました。
繰り返しになりますが、この経験が私が発達障害と向き合うきっかけを作ってくれました。決して良い思い出ではありませんが、自分の特性を知り、「頑張っても、頑張ってもできないことがある」という学びを得ることができた時間だったと感じています。
よく下見をして、あまり忙しくない、本部直営店舗ではない店を探したり、バタバタすることは少ない深夜の時間帯などのシフトに入ることで対応できる人もいるかと思います。
私も、勢いで決める前にネットなどでよく情報を集めておけばよかったと思いました。
繰り返しになりますが、この経験が私が発達障害と向き合うきっかけを作ってくれました。決して良い思い出ではありませんが、自分の特性を知り、「頑張っても、頑張ってもできないことがある」という学びを得ることができた時間だったと感じています。
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