娘は郵便屋さん!伝達訓練になった「先生とママのメッセンジャー作戦」とは?
ライター:SAKURA
広汎性発達障害のある娘は、先生からの大事な連絡事項をなかなか言葉で伝えられずにいた。幼稚園のうちはしょうがないと思っていたのですが、さすがに小学生になって伝達漏れで忘れものをするのは困るし…と悩んでいました。「先生の言うことを聞き、ママに伝える」ことの大切さを身をもって分かってほしくて、専門家にそのことを相談し、3ステップの訓練をした時の話です。
園からの伝達事項は「お知らせお手紙」だけで把握
小学生の娘が幼稚園年長さんの頃、通っていた園の次の日に持ってくる物などの連絡は、100%先生からのお手紙でした。
帰宅後、私がカバンからお手紙を取り出してチェックし、伝達事項の共有を確認します。
でも、娘から直接「あしたは~○○もってくるってせんせいがいった~」などと聞いたことは、一度もありませんでした。
「きっと先生は子どもたちに、明日の持ち物など話すわけじゃないんだろうな~、だから家で話題になることはないし、ママはお手紙を受け取って忘れ物をしないための大切な黒幕ってことね」と勝手に思い込んでたのです。
帰宅後、私がカバンからお手紙を取り出してチェックし、伝達事項の共有を確認します。
でも、娘から直接「あしたは~○○もってくるってせんせいがいった~」などと聞いたことは、一度もありませんでした。
「きっと先生は子どもたちに、明日の持ち物など話すわけじゃないんだろうな~、だから家で話題になることはないし、ママはお手紙を受け取って忘れ物をしないための大切な黒幕ってことね」と勝手に思い込んでたのです。
実は先生が「明日は○○持ってきてくださいねー」とアナウンスしていた!!
たまたま早く迎えに行った日、先生が園児たちに「明日は長靴を持ってくるんだよ~」と話をしている場面に遭遇。
娘は先生の話を聞いているように見えたので、教室から出てきた娘にそのことを聞いてみたのですが、「え?」という反応…。
娘は、先生の話を私に伝えなくっちゃいけないとは全く思っていなかったようでした。
娘は先生の話を聞いているように見えたので、教室から出てきた娘にそのことを聞いてみたのですが、「え?」という反応…。
娘は、先生の話を私に伝えなくっちゃいけないとは全く思っていなかったようでした。
『先生の話を理解し、ちゃんとママに伝える』を訓練できないかしら?
このままじゃ小学生になった時に困るんじゃないだろうか…。先生の話を聞いて、それを私に伝えるという訓練はないだろうか?
いい方法が思いつかなかった私は、いつもお世話になっている言語訓練の先生に相談してみました。
いい方法が思いつかなかった私は、いつもお世話になっている言語訓練の先生に相談してみました。
いつも娘の訓練に携わってくださり、彼女の特性を知っている先生は、
「そんな時は娘さんをメッセンジャーにするといいですよ!お母さんと担任の先生で手紙のやり取りし、それを娘さんに運ばせるんです。」
と教えてくれました。娘に手紙を渡すという役目をやってもらい、『この手紙は大事なことが書いてある、渡さなければいけない』
という意識をしてもらうのです。私は早速、幼稚園の担任の先生にお願いすることにしました。担任の先生は快く了承してくれ、次の日から、私と担任の先生の手紙のやり取りが始まりました。
「そんな時は娘さんをメッセンジャーにするといいですよ!お母さんと担任の先生で手紙のやり取りし、それを娘さんに運ばせるんです。」
と教えてくれました。娘に手紙を渡すという役目をやってもらい、『この手紙は大事なことが書いてある、渡さなければいけない』
という意識をしてもらうのです。私は早速、幼稚園の担任の先生にお願いすることにしました。担任の先生は快く了承してくれ、次の日から、私と担任の先生の手紙のやり取りが始まりました。