息子の一言にハッとする

発達障害児にとっての「支援」は、「通訳」みたいなものなのです
Upload By 林真紀
小学校から帰宅するときに息子が言ったのです。

「僕には、通訳が必要みたい」

この言葉に私はハッとしたのでした…。

発達障害児にとっての「支援」は、「通訳」みたいなものなのです。物の捉え方、聞こえ方、見え方、感じ方などが違う子どもたちにとって、教室内で起こるさまざまな出来事は意味の分からない外国語を聞き続けているようなものなのかもしれません。

意味の分からない外国語を聞いている子どもに、「努力して理解しろ!」「集中すれば分かる!」というのは酷な話。そう考えると、「支援」という言葉の意味も違って捉えられてくるはずです。

「支援」という名のちょっとした手助けは、発達障害の子どもたちにとっては「通訳」と言えるほど、大きな意味を持っているのです。
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