「知る」ことが「理解」につながる
息子と一緒に見たNHKスペシャルについては、発達ナビでも特集記事が組まれています。記事の中に書かれているように、この番組は、当事者へのインタビューや街中同行、再現VTRなどを通して、当事者の世界の再現・共有を試みたことが、大きな特徴だと言えます。
生放送で発達障害と向き合ったNHKの挑戦。そこで描かれたこと、描き切れなかったこと、これからのこと
当事者視点の感覚を再現したことで、当事者がこれまで表現できずにいた自らの感覚について語るきっかけとなったのでしょう。私は、この番組を息子と一緒に見たことで、これまでなんとなくしか分かっていなかった息子の世界を、より具体的な形ではっきりと知ることができたのです。息子は息子で、誰にどう説明して良いかも分からなかった自らの困難を、映像に助けてもらう形で表現することができたのでした。
同じように生きていても、見えている世界も聞こえている世界もどこか違うということを、私は息子と番組を見て語り合うことで、より深く知ることになりました。
異なる世界で生きているお互いを理解し合うこと、それはやはりお互いを「知る」ことによってしか到達し得ないのです。今回のNHKスペシャルは、そんな「自分の子どもの見ている世界を知りたい」「自分の見ている世界を知って欲しい」と願ってやまない人々の橋渡しのような役割を担っていたに違いありません。
同じように生きていても、見えている世界も聞こえている世界もどこか違うということを、私は息子と番組を見て語り合うことで、より深く知ることになりました。
異なる世界で生きているお互いを理解し合うこと、それはやはりお互いを「知る」ことによってしか到達し得ないのです。今回のNHKスペシャルは、そんな「自分の子どもの見ている世界を知りたい」「自分の見ている世界を知って欲しい」と願ってやまない人々の橋渡しのような役割を担っていたに違いありません。
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