どういう声掛けをすればいいの?
相手を叩いて玩具を奪いとる場合
「それはやってはいけないこと」とシンプルに伝えましょう。
こんなときは「玩具が欲しいときは噛みついたり叩いたりしないで『貸して』と言おうね」と代替案を具体的に示してあげましょう。言葉がまだ出ていなかったら「貸して」と手を出す動作を親が示し、真似させましょう。
こんなときは「玩具が欲しいときは噛みついたり叩いたりしないで『貸して』と言おうね」と代替案を具体的に示してあげましょう。言葉がまだ出ていなかったら「貸して」と手を出す動作を親が示し、真似させましょう。
「人に迷惑がかかるから」も通じない
まだ相手の立場に立てない子どもにとって「人に迷惑がかかるからやってはいけない」も通じないことがあります。また、子どもは字面通り受け取って、「人がいなければやっても構わない」と考えてしまう危険もあります。
例えば、「バスの中では他のお客さんに迷惑がかかるから、静かにしていなさい」「ほら、運転手さんに怒られちゃうよ」と叱っていると、「たまたまその車両に他の乗客がいなければやってもいい」「運転手が優しい人で怒られなければ騒いでもよい」と考えてしまうかもしれません。
こんなときはシンプルに「電車やバスはお家ではないから、お口は閉じていよう」とだけ伝えましょう。
例えば、「バスの中では他のお客さんに迷惑がかかるから、静かにしていなさい」「ほら、運転手さんに怒られちゃうよ」と叱っていると、「たまたまその車両に他の乗客がいなければやってもいい」「運転手が優しい人で怒られなければ騒いでもよい」と考えてしまうかもしれません。
こんなときはシンプルに「電車やバスはお家ではないから、お口は閉じていよう」とだけ伝えましょう。
喧嘩する体験をさせる
我が子が発達障害であっても、周りもまだまだ自己中心的な子どもです。子どもどうしの諍いを回避させようと、いつも大人がすぐに仲裁入ってしまったら、子どもの成長の機会を奪うことになりかねません。
相手にやられる経験を通して初めて「こうされると嫌なんだ」と相手の立場に立つ気持ちが育つこともあるでしょう。
積み木手に持って武器にして相手を叩いたり水や砂をかけたり、噛みついたりしない限りは見守りに徹し、子ども自らが気づきを得ることができるようにすることが大切ではないでしょうか。
相手にやられる経験を通して初めて「こうされると嫌なんだ」と相手の立場に立つ気持ちが育つこともあるでしょう。
積み木手に持って武器にして相手を叩いたり水や砂をかけたり、噛みついたりしない限りは見守りに徹し、子ども自らが気づきを得ることができるようにすることが大切ではないでしょうか。
まとめ
定型発達児であれ、発達障害児であれ社会性がまだ育っていない時期に「相手の立場に立って」はハードルが高いのです。そもそも「相手の立場に立つ」という考え方が定着していないのですから、そのことを前提で言い方・伝え方を考えていく必要があります。
「それはしてはならないこと」とシンプルに伝えたり、「こうすればいいよ」と具体的にどうすればいいかを伝えることで、子どもは望ましい行動をとりやすくなるのかもしれませんね。
「それはしてはならないこと」とシンプルに伝えたり、「こうすればいいよ」と具体的にどうすればいいかを伝えることで、子どもは望ましい行動をとりやすくなるのかもしれませんね。
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