児童指導員とは?仕事内容、資格取得方法、仕事の魅力について詳しく紹介します

ライター:発達障害のキホン
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児童指導員とは、児童福祉施設を利用する子どもたちの成長をさまざまな面からサポートする任用資格保持者のことです。また、保護者にとっても悩みを一緒に解決してくれる心強い存在です。

児童福祉法の一部改正に伴い、注目度と需要が高まりつつある児童指導員の仕事内容、資格取得方法、魅力などについてまとめました。

目次

児童指導員とは?

児童指導員とは、児童福祉施設に勤務し、施設を利用する子どもたちが健やかに成長できるようサポートする「児童指導員任用資格」保持者のことです

具体的には、以下の福祉施設で、児童指導員の配置が義務付けられています。

・児童養護施設
・放課後等デイサービス
・児童発達支援センター
・児童心理治療施設(情緒障害児短期治療施設から名称変更)
・障害児入所施設

その他、乳児院や児童相談所、児童家庭支援センターといった施設でも、児童指導員として働くことができます。
参考:ケアマネジャー・児童指導員・手話通訳士・義肢装具士: 福祉の仕事3 (職場体験完全ガイド)
https://www.amazon.co.jp/dp/4750328308
参考:児童福祉法(昭和二十二年法律第六百十四号)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=322AC0000000164_20180402_429AC0000000069&openerCode=1
参考:児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(昭和二十三年厚生省令第六十三号)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=323M40000100063
参考:児童福祉施設最低基準(昭和二十三年厚生省令第六十三号)|こども家庭庁ホームページ
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/235ef4d7-3bfe-4a5c-9449-b302c425f988/849e27a3/20230814_policies_shakaiteki-yougo_tuuchi_04.pdf
参考:第2章 児童相談所の組織と職員|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv11/01-02.html
参考:児童養護施設等について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000166119.pdf

児童指導員の仕事内容とは?

どのような仕事をしているのか

児童指導員は、子どもたちが健全に成長できるよう、日常生活や自立に向けた指導を行っています。子どもたちをさまざまな側面からサポートします。

具体的な業務は勤務する施設によっても異なり、それぞれに合った専門性が求められることもあります。

活躍の場

児童指導員の活躍の場は、主に児童福祉法で定められた児童養護施設、放課後等デイサービス、児童発達支援センター、児童心理治療施設(情緒障害児短期治療施設から名称変更)と障害児入所施設です。これらの施設では、児童指導員の配置が義務づけられています。
児童養護施設
児童養護施設は、保護者の病気や死亡、経済的な理由、虐待など、さまざまな理由で保護者と暮らせない子どもが生活する施設です。支援計画を立てたり、勉強の指導や自立に向けた手助けや、関係者と協力して精神状態のケアを行ったり、問題があれば解決したりします。

放課後等デイサービス
障害のある就学児童(小学生・中学生・高校生)が、学校の授業終了後や長期休暇中に通うことのできる施設です。生活力向上のためのさまざまなプログラムが行われています。トランポリン、楽器の演奏、パソコン教室、社会科見学、造形など習い事に近い活動を行っている施設もあれば、専門的な療育を受けることができる施設もあります。

児童発達支援センター
小学校就学前の6歳までの障害のある子どもが主に通い、支援を受けるための施設です。日常生活の自立支援や機能訓練を行ったり、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を提供したりといった障害児への支援を目的にしています。

児童心理治療施設(情緒障害児短期治療施設から名称変更)
心理的な苦しみを抱え日々の生活に生きづらさを感じている障害児を対象に、医療的な観点から生活支援を基盤とした心理治療を行う施設です。学校との連携も行います。

障害児入所施設
日常生活の指導やさまざまな知識・技能を教えること障害児の自立を促す施設です。福祉サービスを行う「福祉型」と、医療的な支援を行う「医療型」の2つがあります。

福祉型障害児入所施設
障害児の自立を目標に各々に適した支援プランを提供することを目標にしている施設です。

医療型障害児入所施設
福祉と専門医療の両方の視点から、その障害児に最適な支援を提供している施設です。
参考:社会的養護の施設等について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/syakaiteki_yougo/01.html
参考:障害児及び障害児支援の現状|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000036483.pdf
参考:情緒障害児短期治療施設(児童心理治療施設)運営ハンドブック|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/syakaiteki_yougo/dl/yougo_book_4.pdf
参考:障害児入所施設|独立行政法人 福祉医療機構
https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/jidou/handbook/service/c078-p02-02-Jidou-06.html
参考:障害児入所支援 | 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kaiseihou/dl/sankou_111117_01-08.pdf
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児童指導員の仕事の魅力は?

児童指導員の仕事の一番の魅力は、施設を利用する子どもたちの成長に携われることでしょう。また、施設でのプログラム等を通して、子どもたちと徐々に関係性を築いていく過程に、達成感や充実感を感じられるという点も挙げられます。

加えて児童指導員が配置されている施設には、さまざまな専門家が配置されています。彼らと力を合わせて、子どもたちが抱える問題を解決できた時の喜びは、非常に大きいものとなるでしょう。

また、保護者から子育てに関する悩みごとや困りごとの相談を受けることもあります。子どもにとどまらず、困っている人たちのサポートができる、やりがいのある職業です。
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