「ゲーム感覚」であることの重要性

このように、海外ではAR技術が自閉症スペクトラムの人のソーシャルスキルトレーニングに活用されていることが分かりました。

自閉症スペクトラムの人にとって、人と目を合わせたり、人の表情を適切に読み取ったりすることはとてもハードルの高いことで、このようなことを「訓練」として無理やり行うことは苦痛になってしまうでしょう。

しかし、今回紹介したようなスマートグラスを用いて、ゲーム感覚でトレーニングを行うことによって、苦痛ではなく、楽しくソーシャルスキルを学び、訓練をすることができます。

今後こういった技術が一般化していけば、療育も新しい進化を遂げるような予感がしています。

「訓練」ではなく、苦痛なく、楽しく。そんなソーシャルスキルトレーニングを行うことのできる技術の先駆けとして用いられたこのAR技術・スマートグラス。

これからの療育をどう変えるか、目が離せませんね。
自閉症スペクトラムを理解するための新たなアプローチ!最新の脳波技術を用いた研究結果とはのタイトル画像

自閉症スペクトラムを理解するための新たなアプローチ!最新の脳波技術を用いた研究結果とは

パニック予知も夢物語じゃない!?発達障害支援にもつながる、可能性に満ちたデバイス研究を紹介!のタイトル画像

パニック予知も夢物語じゃない!?発達障害支援にもつながる、可能性に満ちたデバイス研究を紹介!

音楽療法とリトミックの違いって?生きにくさを軽減してゆく「療法」であることの意味のタイトル画像

音楽療法とリトミックの違いって?生きにくさを軽減してゆく「療法」であることの意味


追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。