友だちの言葉をうのみに…息子も一緒だった!

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「そういうことあるある~」と皆さんと笑いながら話していたのですが…んん?待てよ!?うちの子も嘘がキライだし、本音だけで生きている…。その場のノリで出た友だちの調子のよい話を真に受けて、落ち込んだり振り回されてしまったことも一度や二度ではない!

「一緒に文化祭の係をやろう」と友だちと話していたのに、結局は自分一人だけが立候補して、落ち込んでいたことも…。わが子にも同じような特性があるんだと改めて気づいたのです。

反抗期の息子にはまだ早かった!?「本音と建て前」、バサリと斬られる

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そこで、もう中学生だし少しずつ社交辞令について教えていこうと思いました。世の中には「本音と建前」というものがあることを、例文を交えて説明したとたん、流石は反抗期!「そんなつまらねー話をしている大人はクソだな!」とバサリ。

反抗期の息子にとって”大人は全部敵”ですから、大人のルールも息子にとってはクソです。確かに、のびのび生きていったほうが本当はいい。でも…社会人になってから失敗したり、凹むことが少しでも減るなら、自分は社交辞令を使わなくても知識として持っていてもいいと思います。

発達障害がある子は精神年齢が3割幼いとも言うので、息子には高校生になってから改めて話すことにしました。

二十歳になった息子、社交辞令が理解できるように

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息子が高校生になってから、改めて社交辞令について教えはじめました。

友だちの家にお邪魔する予定がある日には、「おいとまする時間が遅くなって、家の人が『ゆっくりしていって。ごはん食べて行きなさい』と言ったら帰る合図だよ」と伝えてから行かせるようにしました。

高校生になると「あーそうなの!?そういうもんなんなの、分かった!」と、理解する姿勢を見せてくれ、母は嬉しく感じたものです。

ただし!「覚えてたら気をつけるよ!だってオレ忘れっぽいじゃん」。そうだった、息子にはADHDがあるから、興味ないことは忘れちゃうよね…。でも諦めずに伝え続けています。

二十歳になる今では、大人の人と趣味の交流会でお付き合いする機会も増え、「自分は社交辞令を使わないけど、そういうものもある程度必要なんだ」ということは分かっているそうです。

少しお節介な親ですが、社会に出る日が迫ってきているので、これからもしばらくは機会があるごとに伝えていこうと思っています。
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