息子の成長で、姉弟関係に変化が…

しかし、息子の成長の過程で、自己主張の時期になり…
父や姉に対して自分の方が行動が早かったことを主張し、相手に「負け」という3歳の息子。
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誰に対しても順番を競うようになりました。そして、段々と娘の行動を指摘するようになってきました。
自分のほうが水を飲むのが早かったことを姉に伝える息子と、言われるのが嫌だと言う娘。
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息子にとってこれは、いじわるをしようという思いがあるわけではなく、「僕、早かったでしょ?」「すごいでしょ?」というアピールなのだと思います。息子なりのコミュニケーションなのかもしれません。

しかし、急かされるのが苦手な娘にとっては、言われたくない言葉…徐々に娘は息子の声かけに不快な反応を示すようになり、加えて、弟のことを「いじわる…」「わがまま…」「もうやだ」と言うようになりました。

かみ合わない、お互いの思いを微調整。

それからの姉弟関係は、ちょっとかみ合わなくなり…
喧嘩を始める娘と息子を見てパニックになる母。
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弟から急かされたり、いつの間にか勝負にされ、「負け」と言われ泣く娘…。
そんなつもりはなかったのに、思ったものと違った反応の姉を見て、泣く息子…。

どっちの気持ちもわかるだけに、どう対処したらいいか悩むこともありました。

娘が急かされる言葉を嫌がるからと言って、娘を優先し、息子の言葉を必要以上に制限するのは少し違う…しかし、娘が嫌と感じる言葉は、息子にきちんと伝えて理解してもらわないといけない…。

そこで私は息子に…
息子に対して、娘を急かしたくなったら「頑張れ」と応援するように提案する母。
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言葉を変えるように提案しました。
すると息子は、娘を応援し始めました。
姉に対して「頑張れ」と声をかける息子。
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「急いで!」「早く!」「負け!」という言葉をかけてしまう前に、「頑張れ」と言ってもらうことで、娘も不快感を見せることはなくなりました。

お互いの我慢を聞く。

発達障害がある子は嫌なことや苦手なことも多いため、その対応に気を使います。しかしその子を優先してしまうと、きょうだい児である子に我慢を強いてしまい、不満が溜まっていきます。どちらにも気を使うため、2人を見つつ言葉を選ぶところが非常に難しく感じます。

お互いが不満をもたないように、私たちは「嫌なことは言っていいんだよ」と話しています。

その主張を通してあげられるかはわからないけど、お互いが嫌だと感じたことを伝え合うことで、子どもたちは自分の思いをため込みませんし、なにより私たち親がその度に子どもたちが何を不満に思っているか知ることができます。

お互いが嫌なこと、その言い分、言葉に込められた意味をその度に伝え合うことが、これからの子どもたちの成長にいい影響を与えてくれると信じて、2人の成長に合わせつつ向き合っていきたいと思います。
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