年末の母娘旅。娘のヘルプマークを見て「自分にできること」を知ろうとしてくれた空港スタッフと出会って

ライター:ひらたともみ
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冬休みに、娘と岡山に行きました。聴覚過敏がある娘のヘルプマークを見た空港警備員さんから意外な問いかけがあり...。

母娘旅のはじまり

空港で迷う母娘
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声をかけてくれた空港スタッフ
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優しい空港警備員さんの気遣いのおかげで、無事に入場ゲートを確認。
少し時間もあったので、一休みすることにしました。

思いもよらぬストレートな質問に考えさせられる...

声をかけてくれた空港スタッフ
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振り返るひらたさん
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ヘルプマークについて質問されるひらたさん
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娘の聴覚過敏について説明するひらたさん
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考えるひらたさん
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私がヘルプマークの着用を娘に勧めたのは、トラブルがあることを「認知してもらう」ことで、聴覚過敏があるためイヤーマフをしている娘が冷たい視線を浴びることなくノビノビできたらと思ったからです。
これまで、イヤーマフのことを聞かれるたびに、私が説明し理解してもらってきました。ですが空港で、こんなにも真っ直ぐで温かい質問を受けた私は、どう答えていいものか、しばらく黙り込んでしまったのです。

「例えば座り込んで動かない...とか、顔色が悪く様子がおかしいといったときは、他の体調不良のお客様と同じように、持病を伺ってもいいと思いますよ」とは言ったものの、それは「何か起きてしまったときの措置」というだけで、「ヘルプマークを付けている人になにができるのか」という答えではないように思います。ヘルプマークを付けている人に何かしらトラブルが起きてからでなければ、手助けできないということなのか?...とも考えました。

ヘルプマークには、はっきりとした効力はないように思いますが、ヘルプマークのことをわからないながらも電車の席を譲ってくれたら私は涙が出るほどうれしいです。そして、今回のようにわからないことを真っ直ぐ聞いてくれることも、母としてすごく嬉しかったです。「私にできることってなんだろう」と思ってくれている人に出会えたことは、おそらく私も娘も一生忘れないと思います。
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