相手の気持ちを考えることで、わかってくること。

そこで、もっとも身近な人で説明することにしました。

身近な男子…それは弟!
母は弟を様子を見せて、男子の言動について説明することを思いついた。
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お調子者で我が強い息子は、モデルとしてぴったりでした。

たとえば息子が「あっち行け!」と言った時…
弟は母にあっち行けと言うが、本当に行って欲しい訳ではないことが少し理解できた娘。
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「『あっち行け』って言ったからあっち行ったのに、泣いてるでしょ?本当はあっちに行ってほしくないんだよ。クラスの男の子も、あーさんに『死ね』って言っても、本当に死んでほしい訳じゃないんだよ?」

と話しました。

さらに息子が娘の物をとって逃げた時…
おもちゃをわざと取って気をひく弟の行動についても理解する娘。
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「反応が見たくて、ついつい意地悪なことしちゃうの。だから本気の意地悪じゃないの。」
と説明しました。

弟の行動で説明したのが娘にとってはわかりやすかったようで、少しだけ相手の男の子の気持ちを想像することができていました。

ちゃんと対応できるようになるまでは、距離をとって…

もちろんこの「嫌がる言動をしてくるのは興味をひきたいから」という説明は、全員に当てはまる訳ではありません。
若干距離感が近く空気を読めない娘に対して、苦手意識を持っている子もいると思います。でもきっとそういう場合は、娘には近づいてこないでしょう。

そこで「しばらくは、自分から男の子の輪に入っていかないこと」と話しました。

とりあえずの対策として、娘からは極力近づかない。そして自ら近づいてきた男の子に対しては、弟をモデルに説明した"その行動は本気ではない"ことを思い出しながら見るように、と伝えました。
弟がいじわるするのは、姉のことが好きだからだと説明する母。
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親がどこまで口を出していいか。

男の子との関係や距離感に対して、正直自分がどこまで口を出していいのかわかりませんでしたが、娘が嫌な思いをしているというSOSを受け取ったら、その対応の仕方や考え方を教えることも必要だと私は思います。
娘がSOSを出したときにはいろいろな介入をしたいと思う母。
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かといって何もかもから守って避けていても成長にはならないので、その加減が難しいなと何かあるたびに感じています。

正直…本音を言えば、「嫌がることしないで~!」という気持ちがこみ上げます。この年頃で特有のものというのも理解しつつも親としては複雑で、葛藤は常にあります。

しかし学校の先生から「あと2年ぐらいしたらかなり男の子たちは変わりますよ。」と言われたので、今はそばで見守っていきたいと思います。さきざきには女の子特有のコミュニケーションに苦戦することもあるかもしれないですし、友達との関わりはうまくいくことばかりではないですよね。

とりあえずはうちにも男の子がいるので、言われる側の親としての気持ちと経験を、息子が同じ年頃になる5年後に活かしたいと思います。
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