【専門家に聞く】公立と私立ではどれくらい違うの?塾は行かせた方が良い?自立まではどれくらい? あなたの質問に【進路と教育費】の専門家がお答え!

2021/11/26 更新
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子どもの成長はうれしいけれど、お金もかかってくるから大変!
今回はみなさまよりお寄せいただいた「発達障害のある子の進路と教育費の気になるアレ」の質問に【進路と教育費】の専門家がお答えします!入試の方法や学び方など、めまぐるしく変化していく中、今後の進路と教育費をいつごろから、どのように準備したらよいのでしょうか?

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進路選択や教育費の準備はどうすればいい?

みなさまよりお寄せいただいた「発達障害のある子の進路と教育費の気になるアレ」について、4つの質問をご紹介。それぞれ、進路と教育の専門家がお答えします。
ふだん口にしにくいからこそ…わかる悩み…
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Q1: 子ども3人。大学や専門学校の費用は、どれくらい準備すればいい?

Q1:
小中学生の子ども3人のうち、発達障害グレーゾーンと言われている子どもが2人います。年収500万程度のため、私立中学は考えていません。大学は国公立だとベストですが、私立や専門学校もありうると思います。子育てに手間がかかるので、これから先も私がフルタイムで働くのは無理だと思いますが…。学資保険はそれぞれ200万くらい積み立てています。足りなければ、奨学金しかないでしょうか。

かさこ(千葉県・小学校1年生~3年生、小学校4年生~6年生)
大学や専門学校の費用はどう考える?
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LITALICOライフ編集部(以下、――):育ち盛りの小中学生、今後は教育費だけでなく、食費も必然的にかかってくるようになりますし、やりくりが大変ですよね…。

白井大介さん(以下、白井):確かに、育ち盛りのお子さまがいらっしゃるご家庭は、食事の支度や買い物など大変ですよね!学資保険を積み立てされているとのこと、素晴らしいと思います。それが足りるかどうかは、ご家庭によって異なります。収入が比較的多くても、出費も多いために貯蓄がないというご家庭もあれば、コツコツとやりくりしているご家庭もあります。

ポイントは、「毎年どの程度貯蓄ができているのか」です。ご家庭の収支のバランスを確認してみてもいいかもしれません。そのうえで、見直せとるところは見直してみるというのも大事なことですよ。

――なるほど。まずは見直すところからですね。私も2児の母なのですが、家計簿アプリを入れてみたものの、忙しくて手つかずです。

白井:そうですよね(笑)。日々のことでみなさんお忙しいでしょうからね。まずは毎日の支出の見直しをしてみて、それから奨学金を使うかどうかを考えてみても良いのではないでしょうか。学資保険以外の貯蓄や、お子さまの年齢によっても、準備の方法は変わってきます。

「詳しく知りたい!」という声にもお応えして、開催している無料の勉強会では、お子さまの進路(公立私立や専門学校)や、それにかかる費用、教育費の準備のしかたについてもご説明しています。今後の見通しをたてていただくのに、参考にしていただけると思いますよ。

Q2: 自閉スペクトラム症とADHDの診断を受けている小1の息子。今後の進路に、どれくらいのお金がかかる?

Q2:
小学1年生、自閉スペクトラム症とADHDの診断を受けている息子がいます。(中略)

現在考えている進路は、
①中学受験専門の大手進学塾に通って、私立中高一貫校(有名校・進学校・大学附属校など)を目指すコース
②通信教育などの家庭学習のみで、ムリせず受験できるレベルの私立中高一貫校を目指すコース
③公立中学校→通信制高校を目指すコース
の3つです。

もちろん進路選択は本人の希望や資質にもよりますが、それぞれのコースでどの程度のお金が必要になるのか、参考までに教えていただきたく思います。(後略)

ジャスミン(富山県・小学校1年生~3年生)
子どもが伸びる環境の選び方って?
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――お子さまの進路については、悩みますよね。何年か経つと、お子さまを取り巻く状況も変わっているかと思います。いろいろなパターンを考えて、準備だけはしておきたいですね。

山田遼平さん(以下、山田):そうですね。まずは、①私立中高一貫校を目指す場合、大体780~1080万円くらいが相場といえるでしょう。また大手進学塾は月額3~5万円にくわえて、夏期講習、冬期講習(それぞれトータル10~20万円)なども準備しておく必要があります。

――私立中学は、入る前からかなりのお金が必要なんですね。②塾を使わず、通信教育などで受験準備をした場合はどうなんでしょうか?

山田:通信教育を利用する場合、塾代は多少抑えられます。ただ、中学受験では小学校の授業で習う内容の応用レベルまで出題されます中学受験を塾なしで行うのは、なかなかハードルが高いと思います。

――では、③小中とも公立で、その後通信制の高校に進むとしたら、どうでしょうか?

山田:通信制高校に関しては、基本的には面接、小論文などの傾向が多いため、対策がそこまで必要ではないといえます。むしろ、通信制で持続的に勉強を続けられるかどうか?通信コース、通学コースなどを選ぶ際に、お子さまの目線で考えることが大切です。

そして、一番大事なのは、お子さまが成長していく中で、保護者さまが「お子さまにどう過ごしてほしいか」「どんな人生を送ってほしいか」という点です。

LITALICOライフで開催している勉強会では、のびのび過ごすお子さまの事例や、発達に特性のあるお子さまにあった個性を伸ばす進路の選択肢、先々に向けての具体的な準備までお話していますから、今後の進路を考えるきっかけにしていただけたらと思います。

Q3: 鉄道研究部のある私立中学進学を希望。年間どの程度の学費が必要?

Q3:
自閉スペクトラム症のある小学5年生の男の子の母です。鉄道が大好きで、鉄道研究部のある私立の中学進学を希望していますが、首都圏の中高一貫校に通うと、年間どの程度の学費が必要ですか?

ゆまけん(神奈川県・小学校4年生~6年生)
私立中学の費用、どれくらいかかるの?
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――私立中学を選ぶ際に、お子さまの好きな部活動がある!というのも一つのポイントになりますよね。

白井:そうですね。私立中学では、さまざまな部活動があり、中高と縦割りで取り組んでいるようなものもあれば、生徒主導で積極的に活動している部活動もあります。さて、ご質問いただいた首都圏の私立中学の学費についてですが、進学先によって費用は異なります。学費以外の塾代や習いごと、レクリエーション費も入れると1年間で約130万円から180万円程度かかると言われています。中高一貫の6年間であれば約780万円から1080万円位です。

――学費以外にも、いろいろな費用が必要なんですね!

白井:そうなんです。でも、国の就学支援金や地方自治体の助成金など、ご家庭の収入に応じて活用できる制度もありますので、全額自己負担とは限りませんよ。
私立中学の学費以外にも、私立中学ではどのように学んでいるのか、また塾の費用やその選び方についてもみなさまからご質問いただくことが多くあります。詳しく聞いてみたい方は、中学受験の勉強会にぜひ参加してみてくださいね。

Q4: 中学生のわが子。自立まではどのくらいかかる?

Q4:
自立できるまでの学費は概ねどのくらいかかりますか。高卒認定はあってほしいと思うのですが、子どもの成長次第で、その先の資金については考えられずです。

はなはな(千葉県・中学生)
中学生のわが子、自立までの費用って?
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――目の前のお子さまを見ているだけでは、なかなか自立する頃のイメージはわきませんね。ただ、今後かかってくる教育費や、実際自立できるまでに親が負担してあげる費用はどれくらいなんだろう?というのは気になります…。

山田:そうですよね。お子さまが成人して自立している姿、今はなかなか想像できないですよね。では、ひとまず高校生から年間で考えてみましょうか。公立であれば45万円以上、私立であれば100万円以上、通信制であれば大体65~130万円程度×3年間(各学校別途入学金等)で見るのが相場ですね。また大学4年間の費用は、公立で約300万円以上、私立では文系約480万円以上、理系約600万円は必要と考えていただけたらよいと思います。

――大きくなっても、食費や交通費など親が負担してあげる部分もあるかもしれませんね。

山田:そうなんです。大人になったからといって、経済的にすぐに手が離れるわけではないですよね。ほかにも、一人暮らしの費用を負担するか?、食費もどこまで出すか?など、ご家庭によって異なります。まずはご家庭ごとに「どこまでサポートしてあげたいか?」を考えてみるのも良いかもしれませんね。
就学支援金など助成金制度もありますので、まずは勉強会に参加していただくと、進路の選択肢ごとにかかってくる費用についてイメージがわくと思います。そこから「できること」を整理していくのもおすすめです。
いかがでしたか?具体的な金額を聞くと、考えることもあったかもしれません。

そして、お金の準備はもちろん大事ですが、「お子さまにどのように育ってほしいか」はご家庭ごとに異なります。ご家庭ごとにあった考え方、お金の使い方を考えることが一番大切なのかもしれませんね。

現実的・具体的なお話はもちろん、お子さまの将来を考えてみる・準備できる時間になるLITALICOライフのお勉強会。オンライン開催もしているため、多くのご家庭が参考にしてくださっています。ぜひのぞいてみてください。

たくさんのご質問をいただき、ありがとうございました!
正解はなくて、家族ごとに考えるのが大事なんだ
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LITALICOライフの保護者さま向け勉強会

LITALICOライフは、誰もが「自分らしい人生」を歩んでいけるよう、さまざまな興味・課題に合わせた情報提供や個別相談を通じて、そのひとりに合わせたライフプランニング(人生設計)をサポートしています。

無料勉強会では、就学準備、地域ごとの進路情報、通級、特別支援学級、グレーゾーンのお子さま、不登校について、親なきあと、私立中学受験まで、幅広く家族のための情報提供をしています。
※この記事は2020年8月に公開した記事に一部追記の上、再度公開をしました
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