“乗り越えられる自信”は、ゆっくり少しずつ
すぐに「もうダメだ……!」となってしまうコウも、今では「少しだけ持ちこたえられるようになった」と言います。
「1人だと心が折れた時にそのまま倒れてしまうところを、お母さんが支える柱になってくれていた。今は、その柱が『過去の経験』になってきたなと思う」と振り返る彼に、“過去の経験”の柱は、どういうものでできているの?と聞いてみると、
「『前にもこうやって絶望してたけど頑張ったら大丈夫だったし、できなくってもどうにかなるわけじゃない』ってことが分かってきた」
と笑って答えてくれました。「一回泣いて『もうダメだー!』ってなってから、『ハァ、やるか』ってなる(笑)」とのことで、彼なりに“見通しが立たず絶望しやすい自分”との付き合い方を構築していっているのだなーと感心しました。
「『前にもこうやって絶望してたけど頑張ったら大丈夫だったし、できなくってもどうにかなるわけじゃない』ってことが分かってきた」
と笑って答えてくれました。「一回泣いて『もうダメだー!』ってなってから、『ハァ、やるか』ってなる(笑)」とのことで、彼なりに“見通しが立たず絶望しやすい自分”との付き合い方を構築していっているのだなーと感心しました。
“いちいち泣かずに頑張る”のも成長なら、“泣きながら『ハァ、やるか』と言って頑張る”のも成長なのだとコウに教えられているなと思います。
私もコウと同じように趣味のゲームや編み物で心が折れることがあります。そんな時は彼を見習って、一しきり落ち込んだ後は涙を拭いて「ハァ、やるか」で頑張りたいと思います!
執筆/丸山さとこ
(監修:新美先生より)
お子さんが「やりたい」と「できる」のギャップを乗り越えて、多彩な趣味を楽しめるようになるまでの道のりについて、聞かせて下さりありがとうございます。
記事にもあるように、発達特性のあるお子さんは、不器用さなどの能力・スキル的な問題と、うまくいかない時に感情のコントロールがしにくいといった面から、何かを楽しめるようになるまでたどり着くことが容易ではないことがありますね。さらに習い事などで教えてもらうための対人スキルのハードルや、学校生活で疲弊して努力する心のエネルギーがすり減っているといったこともあるかもしれません。
学校の課題であれば寄り添い励ます保護者の方は多い一方で、趣味となると「好きなことだから本人に任せればよい」と考えられがちです。丸山さんは、あえて、趣味の領域でも、うまくいかない場面の癇癪や絶望に寄り添って、励まして、努力を代行するのではなく、一緒に頑張れるよう支えられたということが、素晴らしいなと感じました。
本人の興味に合いそうなことを一緒に試してみること、難しい部分は手順を分けてスモールステップで挑戦できるようにすること、そしてうまくいかないときときにも見通しを示して励ますこと——こうした丁寧な伴走の積み重ねが、「趣味を楽しめる」という生活の豊かさにつながっていくのだと思います。簡単にできることではありませんが、多くの保護者にとって大きなヒントになる実践ではないでしょうか。
コウ君の「1人だと心が折れた時にそのまま倒れてしまうところを、お母さんが支える柱になってくれていた。今は、その柱が『過去の経験』になってきたなと思う」という言葉は非常に印象的です。困難を乗り越えた経験は自己効力感を育て、「前も大丈夫だった」という安心感につながります。この言葉を語れるほどに寄り添ってこられた丸山さんに、心から敬意を表したいと思います。
私もコウと同じように趣味のゲームや編み物で心が折れることがあります。そんな時は彼を見習って、一しきり落ち込んだ後は涙を拭いて「ハァ、やるか」で頑張りたいと思います!
執筆/丸山さとこ
(監修:新美先生より)
お子さんが「やりたい」と「できる」のギャップを乗り越えて、多彩な趣味を楽しめるようになるまでの道のりについて、聞かせて下さりありがとうございます。
記事にもあるように、発達特性のあるお子さんは、不器用さなどの能力・スキル的な問題と、うまくいかない時に感情のコントロールがしにくいといった面から、何かを楽しめるようになるまでたどり着くことが容易ではないことがありますね。さらに習い事などで教えてもらうための対人スキルのハードルや、学校生活で疲弊して努力する心のエネルギーがすり減っているといったこともあるかもしれません。
学校の課題であれば寄り添い励ます保護者の方は多い一方で、趣味となると「好きなことだから本人に任せればよい」と考えられがちです。丸山さんは、あえて、趣味の領域でも、うまくいかない場面の癇癪や絶望に寄り添って、励まして、努力を代行するのではなく、一緒に頑張れるよう支えられたということが、素晴らしいなと感じました。
本人の興味に合いそうなことを一緒に試してみること、難しい部分は手順を分けてスモールステップで挑戦できるようにすること、そしてうまくいかないときときにも見通しを示して励ますこと——こうした丁寧な伴走の積み重ねが、「趣味を楽しめる」という生活の豊かさにつながっていくのだと思います。簡単にできることではありませんが、多くの保護者にとって大きなヒントになる実践ではないでしょうか。
コウ君の「1人だと心が折れた時にそのまま倒れてしまうところを、お母さんが支える柱になってくれていた。今は、その柱が『過去の経験』になってきたなと思う」という言葉は非常に印象的です。困難を乗り越えた経験は自己効力感を育て、「前も大丈夫だった」という安心感につながります。この言葉を語れるほどに寄り添ってこられた丸山さんに、心から敬意を表したいと思います。
【専門家監修】ASD(自閉スペクトラム症)の子どもの0歳~6歳、小学生、思春期まで年齢別の特徴、診断や治療、支援、接し方など
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