ADHD息子がデート!?コミュニケーションで気をつけていることを自慢げに話す姿に、「教えたのは私!」と心でツッコミながら...
ライター:かなしろにゃんこ。
ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は小学生の頃から周りと衝突してケンカばかり、相手が傷つくようなことをズバズバ言うなど人付き合いができないタイプでした。
17歳の頃にSNSで知り合った女の子と話す中で相手の気持ちを考えることができるようになっていったのでした。
人付き合いが大の苦手だったリュウ太も、女の子と出かけるように!
ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は現在22歳、たまに女の子と出かけることがあります。
彼女以外の女の子の友だちと食事やお茶をすることもあるそうで、仕事が終わったあとにルンルン♪機嫌よく出かけていくときは、女の子と会うんだな!と母はピーン☆とくるんです。
小学生の頃から周りと衝突、ケンカしたりして孤立する時期もありました。
周りとうまくいかないことから小1ではリュウ太専用のクールダウンスペースを用意してもらって、学校では一人で過ごすなんてこともありました。
彼女以外の女の子の友だちと食事やお茶をすることもあるそうで、仕事が終わったあとにルンルン♪機嫌よく出かけていくときは、女の子と会うんだな!と母はピーン☆とくるんです。
小学生の頃から周りと衝突、ケンカしたりして孤立する時期もありました。
周りとうまくいかないことから小1ではリュウ太専用のクールダウンスペースを用意してもらって、学校では一人で過ごすなんてこともありました。
とにかく人付き合いがヘタで、相手にズバズバひどいことを言っては敵をつくる男です。
そんなリュウ太がナゼ?…ナゼ女子と?出かけるまでに?
母も不思議でなりません。
そこで22歳になった息子に聞いてみました。
そんなリュウ太がナゼ?…ナゼ女子と?出かけるまでに?
母も不思議でなりません。
そこで22歳になった息子に聞いてみました。
「コミュニケーションで気をつけていること」息子が得意げに話した内容は...
女の子との付き合い方やコミュニケーションで気を付けていることが3つあると言います。
聞いてみると、“女の子との”付き合いの中では特に気をつけているけれど、その前に、人付き合い全般で気をつけていることがあって、それが土台になって女の子と話せるようになったといいます。
それは、
●相手の趣味に合わせて話してみる。(わからないことは質問する)
●人の趣味は否定したり、けなさないようにする。
●自分の趣味のマニアックな話は避けるようにする。
というものでした。
この人付き合いのポイントに気を付けてコミュニケーションをとることで、中学校や専修学校では友人を増やすことができたそうです。
なんだか自慢げに話す息子に、心の中で「オイ!そのポイントは私が教えたんだって」とツッコミました(笑)
息子が中1か中2の頃に伝えた、私が発達障害の自助会のコミュニケーションの勉強会で聞いた内容だったのです。
当時反抗期だったので、母の言葉や助言には「うるせーな」や「どーでもいい」など投げやりな言い方しかしなかったものですが、息子はきちんと話を覚えてくれていたんだとわかりました。反抗期の息子に嫌がられても、繰り返し伝えて良かったかもしれません。
聞いてみると、“女の子との”付き合いの中では特に気をつけているけれど、その前に、人付き合い全般で気をつけていることがあって、それが土台になって女の子と話せるようになったといいます。
それは、
●相手の趣味に合わせて話してみる。(わからないことは質問する)
●人の趣味は否定したり、けなさないようにする。
●自分の趣味のマニアックな話は避けるようにする。
というものでした。
この人付き合いのポイントに気を付けてコミュニケーションをとることで、中学校や専修学校では友人を増やすことができたそうです。
なんだか自慢げに話す息子に、心の中で「オイ!そのポイントは私が教えたんだって」とツッコミました(笑)
息子が中1か中2の頃に伝えた、私が発達障害の自助会のコミュニケーションの勉強会で聞いた内容だったのです。
当時反抗期だったので、母の言葉や助言には「うるせーな」や「どーでもいい」など投げやりな言い方しかしなかったものですが、息子はきちんと話を覚えてくれていたんだとわかりました。反抗期の息子に嫌がられても、繰り返し伝えて良かったかもしれません。
ADHD息子はコミュニケーションが超苦手。「コミュ力UP」ワークショップで得た、会話のコツとは?
そのことに気を付けてコミュニケーションをとっていくうちに、自分の話よりも相手の話を聞いたり、相手の好きな話題を中心に話したりすると仲良くなれる!ということに気がついたといいます。
もともと自分のことや趣味の話をするのが大好きな息子。本当はどんどん話したい気持ちもあるはずですが...
「多くの人は自分の話を聞いてほしいと思っている、理解者が欲しいと思っている。それは自分も同じだったから、
『こんなふうに自分の話を聞いてくれたらな~』や『否定しないで聞いてほしいな~』という気持ちがわかる」
と、相手の気持ちを考えられるようになり、初めて話す人とは肯定的な話し方で、まずは相手の話をたくさん引き出すことで、よい関係を築けるようにしたんだそうです。
もともと自分のことや趣味の話をするのが大好きな息子。本当はどんどん話したい気持ちもあるはずですが...
「多くの人は自分の話を聞いてほしいと思っている、理解者が欲しいと思っている。それは自分も同じだったから、
『こんなふうに自分の話を聞いてくれたらな~』や『否定しないで聞いてほしいな~』という気持ちがわかる」
と、相手の気持ちを考えられるようになり、初めて話す人とは肯定的な話し方で、まずは相手の話をたくさん引き出すことで、よい関係を築けるようにしたんだそうです。
「女の子と会うときも同じように気をつけるだけで仲良くなれた。例えばSNSでは軽快にやり取りしていても、実際に会うと、大人しい子もいる。そういう子は全然話し出さないから、こっちから何線に乗って来たの?とか飲み物はどんなもの飲む?とか話して、和ませるような質問をしながら、自分の話も織り交ぜていくよ」といいます。
ムムム…私が若い頃よりも異性との会話は上手かもしれん…コイツやるわね☆と思ったのでした。
ムムム…私が若い頃よりも異性との会話は上手かもしれん…コイツやるわね☆と思ったのでした。
他にも「女の子と接するとき」に特に気をつけていることがあって...
好きな音楽は?とか、普段の私生活のことや家族のことなんかをどんどん質問していって、気軽に話してくれる関係性を築く...この辺りは、仲良くしたい相手に対して男女問わず気をつけているようですが、女の子と会うときには、これ以外にも気をつけていることがあるのだとか。
「それ以外には、女の子が重そうなカバンを持っているときは「持つよ」と言って持ってあげたり、車で送り迎えするときは運転席から助手席にササッと回ってドアを開ける!」
「彼女じゃなくても女の子には丁寧に接することで少なくとも嫌われることはなくなると思うんだ」と言います。
「それ以外には、女の子が重そうなカバンを持っているときは「持つよ」と言って持ってあげたり、車で送り迎えするときは運転席から助手席にササッと回ってドアを開ける!」
「彼女じゃなくても女の子には丁寧に接することで少なくとも嫌われることはなくなると思うんだ」と言います。
あらあら…気遣い頑張っているんだな~母には一度もやってくれたことがないけど(涙)
息子なりに、これまでの人付き合いの中で学んできたポイントがたくさんあるのでしょうね。
そんなことで何人かの女友だちができて、そこからまた付き合いを学ぶことができているようです。
息子なりに、これまでの人付き合いの中で学んできたポイントがたくさんあるのでしょうね。
そんなことで何人かの女友だちができて、そこからまた付き合いを学ぶことができているようです。
ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の違いは?こだわりはどちらの特徴?【専門家監修】
息子の発達障害に気づいてなかった頃、学校からの配慮がショックだった
このコラムをかいた人の著書
発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)
講談社
Amazonで詳しく見る
発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)
講談社
楽天で詳しく見る