ちょっかいを出す放課後等デイの友達と娘。2人のやりとりで、中学時代の「ある後悔」を思い出して
2020/12/30 更新

広汎性発達障害の娘は小学4年生。現在、放課後等デイサービスに通っています。
そこで、いろいろな特性のある子と過ごしている娘。
そんな娘を見て、私は自分の中学時代の出来事を思い出しました。

SAKURA
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放課後等デイサービス歴3年目。
広汎性発達障害の娘は、小学4年生。小学2年生から、放課後等デイサービスに通っています。
通い始めた当初は、娘と同じように特性のある子たちとの間で、トラブルもありました。
通い始めた当初は、娘と同じように特性のある子たちとの間で、トラブルもありました。

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しかし娘も、もう通い始めて3年目。
お友達それぞれの特性も理解し、にぎやかな教室にも慣れて、楽しく過ごせるようになりました。
お友達それぞれの特性も理解し、にぎやかな教室にも慣れて、楽しく過ごせるようになりました。
仲良くする方法がわからない子に対して、理解を示せるようになった娘。
放課後等デイサービス通う子の中に、娘のことを好きでいてくれる男の子がいます。
その子は、娘と仲良くしたい!という気持ちがあるのですが、その方法がわからず、娘を風船でポンポンと(軽く)叩いたり、大きい声で驚かせたりしています。
その子は、娘と仲良くしたい!という気持ちがあるのですが、その方法がわからず、娘を風船でポンポンと(軽く)叩いたり、大きい声で驚かせたりしています。
最初のころは嫌がっていた娘ですが…
先生から何度も説明され、その子の苦手をしっかり理解できるようになったのでした。
そのとき私は、自分が中学生のときのことを思い出しました。
そのとき私は、自分が中学生のときのことを思い出しました。
中学時代、特別支援学級にいた男の子のこと。
当時、私が通っていた中学校には、特別支援学級があり、さまざまな事情を抱えている子が在籍していました。
その中に、すれ違う子すれ違う子にじゃんけんを求める、中学2年生の男の子がいました。
その中に、すれ違う子すれ違う子にじゃんけんを求める、中学2年生の男の子がいました。
ある日、男の子が投げかける「じゃんけんぽん!」に偶然当たった私。
男の子のじゃんけんに応じると、男の子は大笑いして喜んでいました。
それからというもの、私を見かけると、その子はじゃんけんを求めてくるようになりました。
それからというもの、私を見かけると、その子はじゃんけんを求めてくるようになりました。
じゃんけんから始まったことが…
「じゃんけんぐらい、なんでもない」と思った私は、毎回応じていました。
しかし…
しかし…
だんだん男の子が距離をつめてくるようになり、私の髪の毛を引っ張るようになりました。
「痛い!やめて!」と言ったのですが、なかなか伝わらず、最終的にはじゃんけん自体がなくなり、私を見かけると走ってきて、ただ髪を引っ張ったり、頭を叩いたりしてくるようになりました。
「痛い!やめて!」と言ったのですが、なかなか伝わらず、最終的にはじゃんけん自体がなくなり、私を見かけると走ってきて、ただ髪を引っ張ったり、頭を叩いたりしてくるようになりました。
私が原因かもしれない。
どんどんエスカレートしていく行動・・・。
当時いつも一緒に行動していた友達に、先生に相談することを勧められましたが、私は迷いました。そもそも私がじゃんけんに反応してしまったことがいけなかったんじゃないかと、思っていたからです。
当時の私の感覚としては、「目をつけられてしまった…」という感情が近かったと思います。
当時いつも一緒に行動していた友達に、先生に相談することを勧められましたが、私は迷いました。そもそも私がじゃんけんに反応してしまったことがいけなかったんじゃないかと、思っていたからです。
当時の私の感覚としては、「目をつけられてしまった…」という感情が近かったと思います。
しばらくは我慢していたのですが、一緒にいた友達とも揉めるようになってしまったため、結局、特別支援学級の先生に相談することにしました。
それから、先生はその男の子に付き添うようになり、私に向かって走ってこようとする男の子を制止してくれるようになりました。
それからしばらくすると、男の子は私を見かけてもそばに来なくなり、そのまま私は卒業しました。
あのとき、私がすべきだった行動。
もしかしたら…
娘の放課後等デイサービスの子と同じように、あの男の子も、私と仲良くしたいという気持ちがあったんじゃないだろうか…。
じゃんけんを返してもらえて嬉しかったから、もっと仲良くしたいと思ってくれていて…でも仲良くする方法がわからなくて、髪を引っ張ったり、頭を叩いたりしてしまったのではないだろうか。
そう思うと、私が特別支援学級の先生に相談して、急に私との接点がなくなってしまった男の子は、ショックな気持ちでいたのではないか。
娘の放課後等デイサービスの子と同じように、あの男の子も、私と仲良くしたいという気持ちがあったんじゃないだろうか…。
じゃんけんを返してもらえて嬉しかったから、もっと仲良くしたいと思ってくれていて…でも仲良くする方法がわからなくて、髪を引っ張ったり、頭を叩いたりしてしまったのではないだろうか。
そう思うと、私が特別支援学級の先生に相談して、急に私との接点がなくなってしまった男の子は、ショックな気持ちでいたのではないか。
当時の私には、そこまでの知識はなく、なんで急にこんなことをしてくるようになったのか…と思っていました。
娘が、放課後等デイサービスの子にしたように理解してあげて、放課後等デイサービスの先生が説明したようにちゃんと話せばよかったのか…
今でも後悔している出来事です。
あのときの男の子に、謝ることはできませんが、あのときできなかった行動を、今はしていきたいと思っています。
娘が、放課後等デイサービスの子にしたように理解してあげて、放課後等デイサービスの先生が説明したようにちゃんと話せばよかったのか…
今でも後悔している出来事です。
あのときの男の子に、謝ることはできませんが、あのときできなかった行動を、今はしていきたいと思っています。
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