特別支援学級?通常学級?年少さんから年長さんまで知っておきたい《小学校の学級選択》。発達が気になる子の就学はどんな準備が必要?【無料勉強会も開催中】

ライター:LITALICOライフ
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お子さまが年中さん・年長さんになってくると、「小学校でうまくやれるかな?」と気になってくるかもしれません。「動き回ってばかりで、授業をちゃんと受けられる?」「先生の指示はちゃんと聞ける?」「誰に相談すればいいんだろう」など…。

この記事では、小学校入学前の発達の気になるお子さまがいるご家庭向けに、就学相談のコツや、準備しておくと入学後がスムーズかもしれないお子さまの生活習慣をご紹介します。

まずはお子さまの特性や、あったらいいなと思う配慮を整理する

お子さまが小学校入学への準備といっても、いったい何から考えるのがいいのでしょうか。

例えば、

「動き回ってばかりで、まったくじっとできない」
「トイレがまだ一人でできない」
「全体に向けて言葉で出された指示の理解が難しい」


など、お子さまが学校生活を安心して送れるか、気になるところを考えてみましょう。
もしそれらの理由や対策に心当たりがあれば、合わせて整理してみてください。

それによって「椅子にクッションがあればバランスがとれて長く座ることができる」「絵や図を使いながらなら指示を理解できる」など、できるようになる手がかりがあるかもしれません。

とはいえ、うまくいく・いかないには様々な状況や事情があります。
まずは「あのときだけはすんなりできていたなぁ…」など、ヒントを整理してみるのも一つかもしれません。

就学相談の際に、それらの情報が役に立つことがあります。

就学相談って?

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小学校には一般的なクラスである「通常学級」や、支援のある「特別支援学級」など、いくつかの就学先があります。
どの就学先がお子さまにとってよりよい環境になりそうか、保護者・児童、教育委員会で話し合って決めるのが就学相談です。
お子さまに障害があったり発達に気になるところがあったりするときに申し込むことができます。

時期は地域によって異なりますが、入学する1年前の春から始まる地域も多くあります。

また、基本的には就学時健康診断のように通知が来ないため、保護者から申し込む必要があります。
もし就学相談を受けたいと思った場合は、通っている幼稚園・保育園から申し込むケースもあるので、まずは幼稚園・保育園に確認していただくか、あるいはお住まいの市区町村の教育委員会に連絡してみてください。

就学相談では、発達検査や知能検査、お子さまの行動観察をすることもあります。
普段の様子を質問されることもあるため、事前に整理しておくとスムーズです。

どんな学級・学校がある?

小学校の就学先には4つの選択肢があります。どの学級が合うのかは、人それぞれです。

通常学級…一般的な集団のクラスです。
通級指導教室…ふだんは通常学級にいながら、一部特別な指導が必要なときに、週数回程度、移動するクラスです。
特別支援学級…一人ひとりがニーズに合った教育を受けることを目的とした、最大8人の小さなクラスです。
特別支援学校…障害のあるお子さまが通い、自立を促すために必要な教育を受ける学校です。

通級指導教室や特別支援学級は、学校によって設置されているところとそうではないところがあります。
また、設置されている場合も支援や授業の内容は異なりますので、実際に確認・見学をすることが大切です。

情報が少なかったり、判断が難しいこともあるかもしれません。
LITALICOライフの無料勉強会では、それぞれの学級の特徴や、卒業後の進路の違い、就学相談のコツまでご紹介していますので、ぜひのぞいてみてください。

生活習慣・こころの準備のためにできることは?

お子さまにとっても保護者さまにとっても、小学校入学は大きな変化です。勉強や授業、登下校など、小学校入学で生まれる変化に事前に少しずつ慣れる機会があると、お子さまにも保護者さまにも心の準備の助けになります。

起床時間・毎朝の行動を整えていく
特性によっては、生活習慣を簡単には変えられないお子さまもいます。小学校入学前から、小学校に登校するのに合わせた起床時間に起きるようにして、朝ごはん、顔を洗う…などの行動を習慣にできるとスムーズです。

通学路や学校の建物に慣れる
慣れない道や建物が苦手な子どももいます。通学路を散歩コースにしたり、学校の近くを通りかかったときに「4月からはここに通うんだよ」と伝えることで、不安がやわらぐことがあります。

翌日の持ち物の確認・準備をする習慣をつける
寝る前に翌日のスケジュールや持ち物リストを確認しながら準備する習慣ができると、忘れ物がなくなったり、朝にパニックとなってしまうことがなくなりやすくなります。

机に向かってじっとする機会を設ける
小学生になると、授業で45分間座ることを求められます。絵を描いたり本を読むなど、お勉強でなくともかまいません。一日5分程度でも机に向かい、慣れていきましょう。

いずれも少しずつ始めて、少しずつ慣れていくことが大切です。

特別支援学級?通常学級?決定までのスケジュールや考え方がわかる

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LITALICOライフの保護者さま向け勉強会「幼児期からの就学準備」は、小学校入学について考える・準備を始めるご家庭に向けて、今知りたい情報から将来に繋がる情報まで、ギュっとまとめてご紹介しています。

勉強会後、より詳しく相談したい方には無料の個別相談もありますので、ご活用ください。

【小学校入学前の準備に向けて、こんな情報がわかります】
・4つの就学先って、何がどう違うの?実際は?
・就学先によって、中学や高校以降の進路に影響はあるの?
・これからの進路をどう考えたらいい?
・就学相談って、いつからどんな準備をすればいい?

勉強会はオンライン開催で、チャットを使った質問にも、時間の許すかぎり講師がお答えしています。
「○○と聞いたのですが本当?」など、気になることを投げかけてみてください。

LITALICOライフの保護者さま向け勉強会

LITALICOライフは、誰もが「自分らしい人生」を歩んでいけるよう、さまざまな興味・課題に合わせた情報提供や個別相談を通じて、そのひとりに合わせたライフプランニング(人生設計)をサポートしています。

無料勉強会では、就学準備、地域ごとの進路情報、通級、支援級、グレーゾーンの子、不登校の子、親なきあと、私立中学受験まで、幅広く家族のための情報提供をしています。
※この記事は2021年2月に公開した記事に一部追記の上、再度公開をしました
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