【専門家に聞く】進路選択や相続、発達障害のある子と家族のこれから。「人生が変わる」人生設計と実現方法
ライター:LITALICOライフ
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LITALICOライフ
「うちの子、学校に馴染んでないかも?」「高校進学どうしよう…」「このままでいいのかな?」発達障害のある子のご家庭から、日々ご相談に応じるLITALICOライフのライフプラン面談。
今回は、その面談を毎日おこなうライフコンサルタント、加藤晋太郎さんと髙橋基さんの対談記事です。ご家庭から「人生が変わった!」との声も受けるお二人に、“自分らしい人生を描く”ライフプラン(人生設計)の考え方を聞いてみました。
“自分らしい人生を描くライフプラン”実践するコンサルタント2名をご紹介
加藤 晋太郎(かとう しんたろう)
(写真・左)
大手教育関連企業に入社後、会社の経営に従事しつつ、地域に根付いたサービス提供を推進。
中学から大学までの入試全般から、普段の学習方法や不登校等々多くのご相談を経験。
現在は、進路選択から習い事へのアドバイスや教育費の備え方など広く相談を実施している。
大手教育関連企業に入社後、会社の経営に従事しつつ、地域に根付いたサービス提供を推進。
中学から大学までの入試全般から、普段の学習方法や不登校等々多くのご相談を経験。
現在は、進路選択から習い事へのアドバイスや教育費の備え方など広く相談を実施している。
髙橋 基(たかはし もとい)
(写真・右)
中学時代にいじめに遭ったこと・障害のある家族がいることから「人と人/人と環境の境目にある壁をこわすこと」を軸にする。
当事者の家族であることから、家族の心のケアや障害年金、また「よくわかる高校受験」勉強会の開発者でもあり、入試全般、不登校問題の相談経験も豊富。
中学時代にいじめに遭ったこと・障害のある家族がいることから「人と人/人と環境の境目にある壁をこわすこと」を軸にする。
当事者の家族であることから、家族の心のケアや障害年金、また「よくわかる高校受験」勉強会の開発者でもあり、入試全般、不登校問題の相談経験も豊富。
LITALICOライフの面談はどのようなことをする?
LITALICOライフ編集部(以下、ーーー):お二人は、発達障害・特性のある子のご家庭と日々ライフプラン面談をしています。
面談ではどのようなことをするのでしょうか?
加藤晋太郎さん(以下、加藤):ご家庭の多くは、子どもや家族の将来について「もっと良くなりたい」という気持ちがあります。そのお手伝いです。
髙橋基さん(以下、髙橋):発達特性のある子は、進路や自立後の情報が手に入りにくいですよね。我々は情報を持っているので、整理しながら「どうありたいか」「どうすればそれが実現できるか」を一緒に考えます。
面談ではどのようなことをするのでしょうか?
加藤晋太郎さん(以下、加藤):ご家庭の多くは、子どもや家族の将来について「もっと良くなりたい」という気持ちがあります。そのお手伝いです。
髙橋基さん(以下、髙橋):発達特性のある子は、進路や自立後の情報が手に入りにくいですよね。我々は情報を持っているので、整理しながら「どうありたいか」「どうすればそれが実現できるか」を一緒に考えます。
よくある相談内容は?意外に多い「何からすればいいのかわからない」
ーーご家庭からはどのようなご相談が多いですか?
加藤:「行ける高校はあるか」「将来就けそうな仕事はあるか」など…ご家庭によってさまざまです。「何から考えたらいいかわからない」という方も意外に多いですね。
髙橋:多いですね。
ーー「相談内容がわからない」ケースもあるのですね。
加藤:「何かを変えたい」と思いながらも、整理する時間が日常でとれないのだと思います。
髙橋:面談は、そういった保護者さま自身の幸せや「実現したいこと」を再認識していく場でもあります。
加藤:「行ける高校はあるか」「将来就けそうな仕事はあるか」など…ご家庭によってさまざまです。「何から考えたらいいかわからない」という方も意外に多いですね。
髙橋:多いですね。
ーー「相談内容がわからない」ケースもあるのですね。
加藤:「何かを変えたい」と思いながらも、整理する時間が日常でとれないのだと思います。
髙橋:面談は、そういった保護者さま自身の幸せや「実現したいこと」を再認識していく場でもあります。
自分の願いを見つけるコツは「普通」「他の人と同じに」を一度忘れること
ーー保護者さま自身の「実現したいこと」は、どのように整理・再認識していくのでしょうか?
加藤:例えば子どもの進路や趣味探しであれば、保護者さまは、子どもの特性や性格をよく知っています。
それらを言葉にして整理していくだけでも、「実はこれが向いているかも」「一度挑戦してもいいかも」と見えてくることがよくあります。
髙橋:保護者さま自身のことであれば、例えば「どうやったらうちの子は大学に行けますか」という質問もよく受けます。
加藤:受けますね。
髙橋:その場合、「なぜ大学に行って欲しいのか」「保護者さまにとって大学とは何か」と会話していくと、中には「やっぱり価値のあるものだから行って欲しい」という方もいれば、「よく考えたら行かなくてもいい」という方もいます。
ーー会話していくなかで、考えが変わることがあるんですね!
加藤:変わることもありますし、自分でも気づいていなかった価値観が見つかることがありますよ。
髙橋:「わたし、こんなこと思っていたんですね」って言われますよね。
加藤:「普通にしなきゃ」「他の人と同じにしなきゃ」と感じることがあると思いますが、世の中変化しています。
例えば、コロナによってオンラインの活用など、学びのかたちも変わってきていますよね。最終的には自分たちの「こうしたい」という気持ちが大切だと思います。
加藤:例えば子どもの進路や趣味探しであれば、保護者さまは、子どもの特性や性格をよく知っています。
それらを言葉にして整理していくだけでも、「実はこれが向いているかも」「一度挑戦してもいいかも」と見えてくることがよくあります。
髙橋:保護者さま自身のことであれば、例えば「どうやったらうちの子は大学に行けますか」という質問もよく受けます。
加藤:受けますね。
髙橋:その場合、「なぜ大学に行って欲しいのか」「保護者さまにとって大学とは何か」と会話していくと、中には「やっぱり価値のあるものだから行って欲しい」という方もいれば、「よく考えたら行かなくてもいい」という方もいます。
ーー会話していくなかで、考えが変わることがあるんですね!
加藤:変わることもありますし、自分でも気づいていなかった価値観が見つかることがありますよ。
髙橋:「わたし、こんなこと思っていたんですね」って言われますよね。
加藤:「普通にしなきゃ」「他の人と同じにしなきゃ」と感じることがあると思いますが、世の中変化しています。
例えば、コロナによってオンラインの活用など、学びのかたちも変わってきていますよね。最終的には自分たちの「こうしたい」という気持ちが大切だと思います。
進路選択や相続。一般的に「良い」と言われていることも、詳しく知ると…?
髙橋:「情報を正しく知る」のは重要ですよね。
加藤:重要ですね。例えば「通信制高校が良いらしい」という情報があったとして…
髙橋:卒業率や大学進学率、実際のカリキュラムなどを見てみると、相性の良い子と悪い子がいます。
ーー通信制高校は今、注目されていますよね。子どもによって相性があるのでしょうか?
加藤:はい。授業の受け方や、同世代とのコミュニケーションは独特な部分があります。「良い」と言われていても、合うかどうかはお子さま次第です。
髙橋:面談で、人生にまつわる先の話をしていくと、相続の話にもよくなりますよね。
ーー相続というと、親なきあとのお金のことでしょうか。お金持ちのご家庭が気にされそうですね。
髙橋:お金のあるなしは、あまり関係ないかもしれません。人の別れは、避けては通れないものですから。
加藤:保護者の方は「今」がとても忙しいので、考える機会がない方が多いと思います。
面談では、将来や、保護者の方の家族の話になることもあります。すると「意外に時間がない」「突然のことで困る事態は避けたい」という気持ちになる方は少なくないですね。
ーー相続というと専門的な印象がありますが、そういったことも相談できるんですね!
髙橋:そこが私たちの強みです。現実的な家族関係やお金の問題をクリアしたうえで、「実現したい」ことに向き合いたいですからね。
加藤:相続に関しても「子どもにお金を託しても管理できないから遺さないほうがいい」という意見もあります。でも、遺し方はいろいろあります。
他の人に託したり、月々一定額届くようにしたり、一部の金額だけ渡したり。
髙橋:その子が一人っ子ではない場合は、きょうだいのことも大事ですね。
ーー将来のこと、きょうだいのこと、自分の親やお金のこと…。いろいろなことを繋げて相談できるんですね。
加藤:相続や法律についても私たちは情報があるので、保護者さまは「どうありたいか」集中して考えられると思います。
加藤:重要ですね。例えば「通信制高校が良いらしい」という情報があったとして…
髙橋:卒業率や大学進学率、実際のカリキュラムなどを見てみると、相性の良い子と悪い子がいます。
ーー通信制高校は今、注目されていますよね。子どもによって相性があるのでしょうか?
加藤:はい。授業の受け方や、同世代とのコミュニケーションは独特な部分があります。「良い」と言われていても、合うかどうかはお子さま次第です。
髙橋:面談で、人生にまつわる先の話をしていくと、相続の話にもよくなりますよね。
ーー相続というと、親なきあとのお金のことでしょうか。お金持ちのご家庭が気にされそうですね。
髙橋:お金のあるなしは、あまり関係ないかもしれません。人の別れは、避けては通れないものですから。
加藤:保護者の方は「今」がとても忙しいので、考える機会がない方が多いと思います。
面談では、将来や、保護者の方の家族の話になることもあります。すると「意外に時間がない」「突然のことで困る事態は避けたい」という気持ちになる方は少なくないですね。
ーー相続というと専門的な印象がありますが、そういったことも相談できるんですね!
髙橋:そこが私たちの強みです。現実的な家族関係やお金の問題をクリアしたうえで、「実現したい」ことに向き合いたいですからね。
加藤:相続に関しても「子どもにお金を託しても管理できないから遺さないほうがいい」という意見もあります。でも、遺し方はいろいろあります。
他の人に託したり、月々一定額届くようにしたり、一部の金額だけ渡したり。
髙橋:その子が一人っ子ではない場合は、きょうだいのことも大事ですね。
ーー将来のこと、きょうだいのこと、自分の親やお金のこと…。いろいろなことを繋げて相談できるんですね。
加藤:相続や法律についても私たちは情報があるので、保護者さまは「どうありたいか」集中して考えられると思います。
面談は「自分の意志で人生を描きたいと感じられる」「保護者さま自身の幸せを考える」場
ーー最後に、保護者さまにとって面談がどういう場であってほしいか、教えてください。
髙橋:保護者さまは、子どものことをすごくよく考えていらっしゃいます。だからこそ、あえて「今はあなた自身の幸せを考える場です」とお伝えしています。
守りたいことや起きてほしくないことを整理して、自分たちにとっての形を追求することを、私は手伝いたいです。
加藤:人生の時間は有限だと、私自身よく感じます。これからの数十年を俯瞰すると、自分ができることには物理的に限りがあります。
生きているなかで何をしたいのかは、人や家庭によってさまざまです。「自分の意志で人生を描きたい」と感じられる、価値のある場にしたいと思っています。
ーーありがとうございました。
髙橋:保護者さまは、子どものことをすごくよく考えていらっしゃいます。だからこそ、あえて「今はあなた自身の幸せを考える場です」とお伝えしています。
守りたいことや起きてほしくないことを整理して、自分たちにとっての形を追求することを、私は手伝いたいです。
加藤:人生の時間は有限だと、私自身よく感じます。これからの数十年を俯瞰すると、自分ができることには物理的に限りがあります。
生きているなかで何をしたいのかは、人や家庭によってさまざまです。「自分の意志で人生を描きたい」と感じられる、価値のある場にしたいと思っています。
ーーありがとうございました。
LITALICOライフでは、発達障害のある子のご家庭と日々、「進路」や「将来」といったライフプラン(人生設計)について相談・面談をしています。
14以上のテーマの無料勉強会を開催していますので、気になる方は参加してみてください。
勉強会のあとに、個別の無料面談を希望することができます。
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