「モード」の切り替えが、お互いのストレスないコミュニケーションのコツ!?

実は私自身も仕事の場などで、同僚に「~はもうやりましたか?」と言われ、「これは私への依頼かな?確認しただけかな?」と分からなくて困ることがしばしばあります。そのくせ、「いつでも文法通りに喋ると、多数派の人たちはしつこいとか、うざいという印象を持つんじゃないかな…」と思って、頑張って省略して喋っています。そして一旦「省略モード」に入ると、子どもに接するときにも、瞬時には「モード解除」されなくて、そのままの感じで接してしまうことが多いのです。
これを読んでいる方の中にも、できるだけ言葉を省略することが習い性になっている人は多いのではないでしょうか?
言葉をその通りに受け取ってしまうASDの人は「まだ〜してないの?」や「もう何時だよ」のような言葉から、「何かを促している」と解釈するのは難しい場合があります。経験を重ねれば会話のパターンから覚えていくということもありますが、子どもの場合は(特に目の前のものに集中している場合は!)どうしても会話の中から聞き取りしやすいところだけ拾って、中途半端に理解するということになりがちです。
モードを切り替えるのは大変ですが、子どもに対しては、ここは頑張ると決めて、「〜をやってね」 の部分だけでも省略せず喋るよう心がけています。明確に「これは指示だ!」といっちゃんにも分かる言葉にすることで、お互いにストレスなく次にすべきことを意識できるように思います。
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