園生活はイライラの連続!?脱走を繰り返すADHD息子に先生がしてくれた配慮とは…?

2021/04/27 更新
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ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は保育園に通っていたときから集団生活ができませんでした。
教室では自分が落ち着く遊びをしながらお迎えまでの時間はできれば一人で過ごしたい。
話しかけられるとイライラしてつらくなる。お友だちにオモチャを投げてしまったりパニックになってしまうリュウ太とみんなが安全に過ごせるために特別にカームダウンスペースを用意してもらったのでした。

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みんなが楽器の演奏を楽しんでいるときに息子は…!?

みんなが演奏を楽しんでいるときに息子は…?
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床に寝っ転がり「自分のやりたいこと」最優先
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みなさん、こんにちは。
今回はADHDと広汎性発達障害がある息子、リュウ太が保育園に通っていたときの困りごとをお届けします!

5歳のとき、リュウ太は園生活の中で一番気持ちが荒れていた時期でした。
リュウ太は大勢の中に混ざって生活することが嫌いではないのですが、周りに合わせて行動することができませんでした
みんなが先生の伴奏に合わせて楽器の演奏を楽しむ時間も、床に寝そべって自由に一人遊びをします。

自分がやりたいことが最優先でムリに周りに合わせるとイライラしてしまう特性があるため、先生はリュウ太の特性を理解していてか演奏に参加させず好きにさせてくれていました。
しつこくされるとつらくなってしまう
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このように一人で遊んでいるときは穏やかに落ち着いて過ごせるのですが、周りの子に自分の遊びを干渉されることがとても苦手で、遊んでいる最中に話しかけられたりするとイライラしてしまったり、しつこくちょっかいを出されるとパニックになってオモチャを投げてしまったりすることもありました。
話しかけてくる人を敵だと思ってしまう
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息子が自分の気持ちを人に話せるようになった小学校高学年のときに、保育園時代の話をしたことがあります。

「ボクに話しかけたり遊びの邪魔をしたりしないでくれたら、お母さんがお迎えに来る時間までなんとか頑張って教室にいられるけれど、たまにどうしようもなく教室にいたくないときがあった。そんなとき、先生が特別に廊下に出てもいいよと言ってくれた。廊下にいると楽だった」とリュウ太は話してくれました。

保育園では教室から出てはいけない決まりでしたが、リュウ太は教室にずっといると周りの子とどうしても争いが生じてしまい、先生に何度も注意されても勝手に廊下に出てしまうことがありました。

そんな息子に先生がつくってくれたのは…

廊下が安全地帯
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先生にカームダウンスペースを作ってもらう
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そんな先生が根負けしてか?「ここがリュウ太くんの場所です」と仕方なくお昼寝布団が積んである廊下の半畳ほどの場所を、特別にカームダウンスペースとしてつくってくれたのでした。

リュウ太は周りの子たちから逃げてきたときに、一人で過ごす時間と場所ができて楽だったようです。
私も先生がリュウ太を他の子と引き離して過ごさせてくれたことでホッとしました。

保育園に通っている期間は、周りの子とケンカしたらどうしよう、パニックになってオモチャを投げて誰かをケガさせたらどうしよう…と毎日ドキドキしていましたからリュウ太が一人で落ち着いて過ごせる場所をつくっていただけたことは感謝でした!

悩んでいた私を励ましてくれた園長先生の言葉

職員室で気分転換
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その他にもリュウ太がイライラしたときに、気分転換できるようにたまに職員室にいさせてもらうこともありました。
園長先生や事務の先生と話したりして(女の人が大好きなリュウ太のことだから多分べったり甘えていたに違いないと思います)かわいがってもらっていました。

担任の先生は常に忙しそうでしたので相談がしにくかったのですが、迎えに行ったときにリュウ太が園長先生にかまってもらっているときは園長先生とお話しができました。

園長先生は「リュウ太くんは今はとても手がかかる子かもしれないけれど、何をしたいのか主張がハッキリしているから分かりやすくていいのよ。自分の欲求をきちんと伝えられなくて思春期に急にキレてしまう子もいるけれど、イライラしたりする主張ができることは悪いことじゃないんですよ」と教えてくれました。
園長先生の言葉に励まされる
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リュウ太と周りの子の度重なるイザコザで通園に疲れ、「保育園やめようかな…」と落ち込んでいたときだったのでこの園長先生の言葉にはとても励まされました。

集団生活の中で周りと歩調を合わさず、先生の指示にイヤ!とハッキリ言ったり、自分は今コレをやりたいと勝手に一人で遊んだりする息子のことを私は『協調性がなくて困る』と感じ、『子どもの主張=わがまま』だとしか思っていませんでした。

しかし、『主張=自分らしさの表現』こういう見方もあるんだと教えてもらったのでした。

この自分らしさの表現は、成長や自立に欠かせないエネルギー。
生涯にわたって他者と交流する際に必要な力であると気がついたのはそれから更に数年後になるのですが、大切なことなんですね♡

その後もたびたび園長先生に「卒園まで頑張って通いましょうね」と引っぱってもらって通園を続けることができたのでした。

リュウ太の主張を受け入れ、カームダウンスペースをつくってくれた担任の先生の配慮にも感謝感謝でございます。

このコラムをかいた人の著書

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かなしろにゃんこ。 (著), 石井 京子 (監修)
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