中3のASD娘、進学に備えて精神障害者保健福祉手帳の取得を決意!精神科を受診、持参して良かったものは?
ライター:寺島ヒロ
「でこぼこ兄妹の小さないもうと」だった娘ももう中学3年生、来年には中学を卒業する見込みです。
これからの進路はまだ決まってはいませんが、支援系の高等学校の中には療育手帳か精神障害者保健福祉手帳を所有していることが入学の条件になっているところがあるらしいということで、中学3年生にして手帳の取得を前提として精神病院を受診、診断を受けることとなりました。今回から2回に分けてその顛末をご紹介したいと思います。
手帳取得を前提に精神病院を受診
大分の療育センターでは手帳を取得できなかったいっちゃん。しかし、中学3年生になっても、学校がうるさくて疲れやすいことと、学校の授業時間に間に合うよう起きられないということなどがあり、1ヶ月に1週間ほどしか学校に行っていません。そこで、中学卒業後の利便性を考えて、改めて手帳取得を試みることにしました。
最初に診断を受けてから10年が経過しているため、まずは診断を受け直すところから始めなければなりません。病院はお兄ちゃんが手帳を取得した病院と同じところ。「妹も診てくれませんか?」と電話で問い合わせたら、運良く1週間ほど先に予約が取れたのです。ラッキーでした。
はじめての「精神病院」での受診は?
以前は受診といっても療育センターの中での受診だったので、精神病院での受診は初めて。とはいえ、お兄ちゃんの受診に何度もついて来たことのあるいっちゃん、全く特別感はなかったようです。
当日は、予約時間の30分前に来るようにと言われ、きっちり30分前に到着。
受付に行くと事前調査票を渡されたので、私が記入しました。これは一般の病院で書くものと全く一緒で住所や年齢などのパーソナルデータを記入するものでした。その後、娘のみ呼ばれて身長体重の測定をしました。
受付に行くと事前調査票を渡されたので、私が記入しました。これは一般の病院で書くものと全く一緒で住所や年齢などのパーソナルデータを記入するものでした。その後、娘のみ呼ばれて身長体重の測定をしました。
お医者さんには、「以前大分の療育センターで診断を受けたとのことですが、印象で言うとほぼ間違いないでしょう。これから様子を見ながら心理検査をして正式な診断ということにしますね」と言われました。
自己チェックシートなど(本人が記入するもの4点、親が記入するもの2点)を受け取り、次回の診察と心理検査の予約を取り、お会計をして終了。料金は初診料を含めて5,000円ほどでした。
ちなみに今回持っていったもの
なお、今回ご紹介したのはあくまでいっちゃんが受診したときの話で、必ずしもこの順番、内容になるとは限りません。
次回は「診断編・2」心理検査、そして気になる診断は…?
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