思い込みで行動するADHD息子とはぐれた1分後のゲリラ豪雨…衝撃体験を機に言い聞かせたこと

2021/07/19 更新
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ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は思い込みで行動してしまうことがしばしばあります。
小学校4年生のときにひどいゲリラ豪雨に見舞われたときでした。「きっとこうだろう!?だっていつもこうしているから」想定内で勝手に動いてしまったために迷子になってしまいました。

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ひどいゲリラ豪雨に遭遇、恐怖を感じてしまうほどの降水に襲われた初めての体験

話を聞かず先に行ってしまうリュウ太くん
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ADHDと広汎性発達障害がある息子が小学校4年生のときにひどいゲリラ豪雨に見舞われたときの話です。
それは突然の雨、恐怖を感じてしまうほどの降水に襲われた初めての体験でした。

夏休みのある日、息子リュウ太と自転車で買い物に行ったときのことです。朝から空にはもくもくと発生した大きな雲、昼には気温が夏日を優に超えた蒸し暑い日でした。
私は運動不足を解消したくて自転車を押しながら歩いていました。しかし息子は目的地に向かう途中で早く行きたくて「お母さんボクは先に行くから」と私を置いて自転車で走っていってしまいました。

目を離すとおもちゃ売り場に行ってしまう
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先に行くとしか言わずにいなくなる息子。その日はいつも息子と行っているショッピングモールではなく電車に乗って別の店に買い物に行く予定だったので「今日は◯◯百貨店に行くからね」と伝えていたのですが、私の話を聞いていなかったようで…目的地と反対方面に走っていってしまいました。

小さいころから「お母さんの側にいてね」と伝えても聞いていないことが多く、目を離すといなくなり、自分が興味のあるオモチャ屋に勝手に行ってしまうような子でした。
息子とはぐれてしまうことはよくあることで、私が息子をオモチャ屋に迎えに行って再会するしかないのです。

この日も、「やれやれ、また人の話を聞かずに自分の思い込みだけで行動しているな~。あとを追いかけて今日はそっちのお店じゃないのよ―――と教えなくちゃ」と、のん気に思って自転車を走らせようとしたとき雨がポツポツ降ってきました。
リュウ太くんを追いかけようとしたそのとき…
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それは息子とはぐれたわずか1分後でした。「あらやだ雨!早く息子が走っていったあとを追いかけなくちゃ!」と自転車に乗った瞬間バケツをひっくり返したみたいな大雨が降ってきたのです。
空を見てみると、わたしたち親子の上で異常な雲が発生していたのでした。

雨はどんどん強くなってきて体に打ち付ける雨が肩や頭にあたって痛く、周りが真っ白になってしまいました。「これがゲリラ豪雨か!」とゾッとしました。
バケツをひっくりかえしたような雨に驚き
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たった2メートル先なのに目の前が雨で見えず、繁華街で自分以外にも人や車の交通がある場所なのに聞こえるのはザ―――という雨の音だけ。世界に自分一人だけになった感じがしてすごく恐くなったのです。
「きっとリュウ太もこの恐い思いをしているはず、早く見つけなきゃ」と思うのですが、雨のカーテンで先が見えないことから少しずつしか歩けませんでした。

大量の雨が体に降ってきたことで息苦しくなり、湿度のせいで呼吸もうまくできません。雨の量が多く体が重く感じ、その重さも恐怖の一つになっていたと思います。
なんでこんな日にはぐれちゃったんだろう…と後悔しました。下水から水が噴き出しているし、道路も水が押し寄せてきてうまく歩けません。
大雨で息子を案じる母の気持ち
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雨宿りできそうなマンションがあったので非常階段で休ませてもらおうと敷地に入ったら、なんとそこには息子と若いお姉さんが雨宿りをしていました。母は息子の安否を気にする中で息子はお姉さんと『しっぽり』という感じでした(笑)
「リュウ太、ここに避難していたの!」すぐに再会できて本当に良かったです、お姉さんが「危険だから一緒に雨宿りしようね」と大雨の中、困っていた息子を安全な場所に誘導してくれたのでした。
非常階段でお姉さんと雨宿りしているリュウ太くんを発見
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豪雨は5分ほどで止みました。私たち親子もお姉さんも街中の人がずぶ濡れ状態でカバンの中もびっしょびしょ、携帯電話もずぶ濡れでしたがみんな無事で何よりです。

たった5分の間に降った大量の雨で道路も冠水してしまいましたので、私たち親子は買い物もせず帰宅することにしました。
帰宅後もゲリラ豪雨について、あのような雨のときはどこでもいいから家や店に入れさせてもらおうね、そして今回のように大人と一緒にいさせてもらうことなどを話しました。
また、勝手に行き先を思い込んで先に突っ走っていかないこと、親がどこに行く予定なのか話を最後まで聞きましょう!という約束をしました。
リュウ太くんとゲリラ豪雨のときにどうしたらいいかを決めて約束
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ゲリラ豪雨が衝撃的だったリュウ太くん
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息子は普段、人の話を聞いたり記憶したりすることが苦手な特性がありますが、息子も恐かったのかもしれません。このときは真面目に話を聞いてくれたのでした。
この雨の経験で気がついたことがあります。周りが見えない恐怖の中でも子どもを心配してどんな思いでいるのだろうと強く心配する自分がいたことに、親になると真っ先に子どもの心配をするってこんな気持ちなんだな、としみじみと感じたのでした。
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