親としての願い
息子、そして家族のためにも〝怪我や病気で体調を崩すこと〟をできるだけ避けるには…。
日頃からよく観察し、想像力を働かせ、危険がありそうなら回避したり、くしゃみが多いな とか、食欲がないな など、少しの変化を気にするようにしたり、転んだ・ぶつけたなどの園で起きたどんなに小さなことでも、できるだけ教えてもらうようにお願いしています。
そして私は、肉体的にも精神的にも共倒れしてしまうことがすごく多いので、息子が体調を崩し始めたな、と思ったら、栄養ドリンクを飲んだり。睡眠時間をいつもより長くとれるように意識して早めに寝てみたり。無理はせず母親である自分の体調管理を徹底するようにしています。
試行錯誤の4年間。転んで怪我をしたら、息子に傷を見せないように隠し、かさぶたが痒くなってくるころにはこまめに保湿するなどして絶対に触らせない。風邪をひいたら、1日3回の薬を朝晩の2回にしてもらう。など、精神的な負担を減らすコツを掴めるようになってきました。
憂鬱だった風邪薬は、粉薬を少量の水で練る技術が巧妙になり、混ぜるものによって水分量をコントロールすることで悟られずに飲ませることができるようにもなってきました。
この先、せめてどこが痛いとか、苦しいということだけでも自分の方法で他人に伝えられたり、納得して傷の手当てができたり、薬が飲めるようになってくれることを願っています。
執筆/かさはらあやこ
日頃からよく観察し、想像力を働かせ、危険がありそうなら回避したり、くしゃみが多いな とか、食欲がないな など、少しの変化を気にするようにしたり、転んだ・ぶつけたなどの園で起きたどんなに小さなことでも、できるだけ教えてもらうようにお願いしています。
そして私は、肉体的にも精神的にも共倒れしてしまうことがすごく多いので、息子が体調を崩し始めたな、と思ったら、栄養ドリンクを飲んだり。睡眠時間をいつもより長くとれるように意識して早めに寝てみたり。無理はせず母親である自分の体調管理を徹底するようにしています。
試行錯誤の4年間。転んで怪我をしたら、息子に傷を見せないように隠し、かさぶたが痒くなってくるころにはこまめに保湿するなどして絶対に触らせない。風邪をひいたら、1日3回の薬を朝晩の2回にしてもらう。など、精神的な負担を減らすコツを掴めるようになってきました。
憂鬱だった風邪薬は、粉薬を少量の水で練る技術が巧妙になり、混ぜるものによって水分量をコントロールすることで悟られずに飲ませることができるようにもなってきました。
この先、せめてどこが痛いとか、苦しいということだけでも自分の方法で他人に伝えられたり、納得して傷の手当てができたり、薬が飲めるようになってくれることを願っています。
執筆/かさはらあやこ
(監修:井上先生より)
自閉症のあるお子さんの場合、自分の身体の調子や痛みを言葉で表すことができなかったり、お薬を飲ませるのに親御さんが苦労しておられる体験をよく聞きます。かさはらさんが書いておられるように、予防や投薬は大事なのですが、なかなか思ったようにいかない現実もあります。治療の内容やプロセスを絵カードにして事前に提示することで子どもの不安をやわらげる方法もありますので、親御さんの余裕があるときに徐々に試してみましょう。
自閉症のあるお子さんの場合、自分の身体の調子や痛みを言葉で表すことができなかったり、お薬を飲ませるのに親御さんが苦労しておられる体験をよく聞きます。かさはらさんが書いておられるように、予防や投薬は大事なのですが、なかなか思ったようにいかない現実もあります。治療の内容やプロセスを絵カードにして事前に提示することで子どもの不安をやわらげる方法もありますので、親御さんの余裕があるときに徐々に試してみましょう。
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