娘だけ圧倒的に幼い?プレ幼稚園で感じた衝撃が、母を発達支援センターへの相談に走らせて

ライター:とまぱん
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こんにちは、発達グレーゾーンの娘を育てているとまぱんです。今回は幼稚園のプレの話を詳しく書いていこうと思います。プレに通い始めたのはまだ癇癪が強かった2歳10ヶ月ごろ。このプレがきっかけとなり発達相談へ踏み切ります。

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監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

プレに通わせる前の不安な思い

娘は1歳半になっても意味のある単語を話すことはなく、2歳の誕生日になっても言葉を発することはありませんでした。気持ちを言葉で伝えられないためか、よく癇癪を起こしていました。しかし、それ以外の大きな困りごとはなく、無邪気でよく笑う娘。2歳10ヶ月ごろに幼稚園プレに行くことにしましたが、なんだかんだプレを楽しんでくれるかもしれない。でも癇癪を起こしてしまうかもしれない。不安と少しの期待を抱いてプレに挑みました。

ドキドキのプレ初日

緊張して幼稚園に入ると、教室の前にはすでに親子が数名いました。お母さんと手を繋いで大人しく教室の前で待っている子どもたち。
『え…みんないい子すぎじゃない?』娘はというと園庭の遊具に行きたくて、ダッシュしていました。私に止められてひっくり返り癇癪を起こす娘。
園庭の遊具に行きたくてダッシュする娘
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母に止められて、癇癪を起こす娘
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心の中で終わったと思いました(笑)プレの間、子どもは幼稚園指定の帽子を被るのですが娘は断固拒否。靴下も上履きも拒否しました。

私「とまちゃん上履き履こう!ほら見て、みんな履いてるよ〜!」
娘「ギャーーーー!!」

隣をふと見ると娘と同じく上履きを拒否している男の子が。お母さんが履かせるのに苦戦していました。『同じだーーー(涙)』他人の苦労を喜ぶのはよくないですが、同じ状況でホッとしたのを覚えています。

このまま無理やり上履きを履かせると癇癪がひどくなりそうなので、諦めて裸足で教室に入ることにしました。教室の中には、子どもと親合わせて40人ほどいました。この時期、娘は人が多い場所が苦手だったため、初日のプレはほとんどど泣いていました。先生が駆け寄り「大丈夫?」と微笑んで声をかけてくれました。
ほとんど泣いている娘に、「大丈夫?」と微笑んで声をかけてくれる先生
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初日は娘のようにお母さんから離れない子、うろちょろしちゃう子もいましたが、娘との圧倒的な違いは2つありました。やはり言葉と癇癪の強さ。この時期の子ってもうこんなしゃべれるんだ…とすごく驚いた記憶があります。こんなに意思疎通が取れるなら子育てが楽になってきてるんだろうな、とほかのお母さんたちを羨ましく思いました。

また、子どもがうろちょろし、お母さんが元の場所に連れ戻しても、子どもが癇癪を起こさないことに驚きました。うちの娘だったら怒り狂いそう…。そう思いながらほかの親子を見ていました。

ほかのお母さんに悩みを相談してみると…

プレが始まった数週間後、ほかのお母さんとちらっとお話しする機会がありました。そこで、「娘が言葉がゆっくりで…」と軽くお話ししました。
ほかのお母さんに、「教室に入れるだけすごいですよ!」と言われる
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「長女は、プレのときは教室にも入れなて困りました」と言われる
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『教室に入れない子もいるのか…』確かに娘は教室に入ることは抵抗ありません。日によっては、プレの課題を楽しんでいました。朝の会では椅子に座れないことが多かったのですが、工作などの課題は比較的座って行うことができていました。

『心配しすぎなのだろうか。でもやっぱりほかの子より圧倒的に幼さを感じる…』お母さんとスラスラと会話している子どもたちを見てどうしても拭うことができない不安。プレが始まるまでは娘の発達に対してぼんやりとした不安を抱いていました。しかし、同じ年齢の子を目の当たりにし自分の中の不安ははっきりとしたものに。

『やっぱり少しでも早く相談しなくては!』焦りと不安をどうにかしたくて発達支援センターに電話し、検査や診察を受けることになったのです。

執筆/とまぱん
(監修:初川先生より)
同年齢のお子さん集団の中に入ってみると、わが子の育ちというものがよく見えてきますね。そして、思ったより子どもの発達は早く、よく話せる子の話しぶりには驚きますね。子どもの発達は早い・ゆっくりがありますが、だいたい多くの子ができることができていない場合には、相談のきっかけにしていただけるとよいと思います。
ほかのお子さんでも苦手なことを見つけてはほっとしたり、ママ友さんの「うちもそうだよ」というコメントになんとなく救われたり。そういう気持ちも自然なものですが、肝心なのはお子さんが同年齢集団と楽しく過ごせているか、お母さんの漠然とした不安が軽くなっているか。“癇癪が多いのは言葉がまだうまく使えないから“と細やかに見取っているとまぱんさん。不安をきっかけに支援につながれたのはよかったです。
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