嗅覚過敏の工夫
私の個人的な考えですが嗅覚過敏の課題が一番解決が難しいと感じています。ほかの感覚に関しては、対処する道具やテクノロジーで解決していけると思うのですが、嗅覚過敏に関しては時間がかかるのではないかと思います。
そんな私の嗅覚過敏対策は、マスクです。コロナ禍になる前から、私は不快なニオイから自分をガードするためにマスクをして生活していました。真夏もマスクをつけていることが多く、親にも「見ているだけで暑い」と言われていました。私は触覚も過敏ですので、マスク自体も好きではありませんが、ニオイガードが優先していました。
今は、活性炭入りで多少のニオイをガードしてくれるマスクを利用しています。
といっても、マスクでは期待するほどはニオイをガードできません。でも、嫌なニオイがしたとき、他人の目の前で鼻をつまむのは失礼な感じがしてできません。マスクをつけていると、マスクの位置を直すふりをしながら、マスクを手で覆いニオイをガードすることもできます。そういう意味でマスクは便利アイテムです。
そんな私の嗅覚過敏対策は、マスクです。コロナ禍になる前から、私は不快なニオイから自分をガードするためにマスクをして生活していました。真夏もマスクをつけていることが多く、親にも「見ているだけで暑い」と言われていました。私は触覚も過敏ですので、マスク自体も好きではありませんが、ニオイガードが優先していました。
今は、活性炭入りで多少のニオイをガードしてくれるマスクを利用しています。
といっても、マスクでは期待するほどはニオイをガードできません。でも、嫌なニオイがしたとき、他人の目の前で鼻をつまむのは失礼な感じがしてできません。マスクをつけていると、マスクの位置を直すふりをしながら、マスクを手で覆いニオイをガードすることもできます。そういう意味でマスクは便利アイテムです。
私が運営している感覚過敏当事者コミュニティーでは、ニオイの防御に防毒マスクを使用して外出されている方がいらっしゃいます。本当につらい方の選択肢が、防毒マスクしかないのは大変です。何かいい対策方法を見つけたいと思っています。
私は食べ物のニオイがごちゃ混ぜになるファミリーレストランが苦手なので、私の嗅覚過敏に理解のある家族や仲間としか飲食店には入りません。以前は、友達の付き合いや、カフェで打ち合わせを指定されることもありましたが、初めて会う方とは飲食店には行かないようにしています。
私は食べ物のニオイがごちゃ混ぜになるファミリーレストランが苦手なので、私の嗅覚過敏に理解のある家族や仲間としか飲食店には入りません。以前は、友達の付き合いや、カフェで打ち合わせを指定されることもありましたが、初めて会う方とは飲食店には行かないようにしています。
味覚過敏の工夫
食べ物に関しては、食べられるものが少ないので行動範囲を狭くします。家にいれば家族が私の好みを知っているので、食べられるものしか食べなくていいのでそれほど困ることはありません。食べることは大切ですので、ここは家族の理解がとても重要な部分かと思います。いろんな種類の食べ物を無理に食べさせようとすると、味覚過敏のある人は強いストレスになりますし、残すことで叱られたり非難されることがあれば、食べること自体が恐怖になります。「食べられるものを食べられるだけ」と考えていただけたらと思います。
これは家族だけでなく、本人のマインドセットも必要だと思っています。食べられないことのコンプレックス、プレッシャーなどを強く感じていると、食べることが本当に苦痛です。私は「食べられないのは仕方がない」と割り切ることができました。
どうしても他人と食事をする場合は、事前に食べられるものが少ないことを伝えておきます。多くの場合は、私が食べられるものに合わせてくださいます。私は、ざるそば、ざるうどんは食べられるので、観光地などでは、蕎麦屋さんやうどん屋さんに付き合ってもらうことが多いです。
学校行事など、集団で食事をする状況は現在はありませんが、小学生の宿泊学習では食べられるもの、飲めるものがなくて栄養不足と脱水症状で具合が悪くなり、途中離脱した過去があります。それ以来、宿泊学習では食べられるものを持参できるように学校と相談していました。修学旅行の食事に関することは、以前、コラムを書いているので、是非ご覧ください。
これは家族だけでなく、本人のマインドセットも必要だと思っています。食べられないことのコンプレックス、プレッシャーなどを強く感じていると、食べることが本当に苦痛です。私は「食べられないのは仕方がない」と割り切ることができました。
どうしても他人と食事をする場合は、事前に食べられるものが少ないことを伝えておきます。多くの場合は、私が食べられるものに合わせてくださいます。私は、ざるそば、ざるうどんは食べられるので、観光地などでは、蕎麦屋さんやうどん屋さんに付き合ってもらうことが多いです。
学校行事など、集団で食事をする状況は現在はありませんが、小学生の宿泊学習では食べられるもの、飲めるものがなくて栄養不足と脱水症状で具合が悪くなり、途中離脱した過去があります。それ以来、宿泊学習では食べられるものを持参できるように学校と相談していました。修学旅行の食事に関することは、以前、コラムを書いているので、是非ご覧ください。
脱水と栄養不足で途中離脱した宿泊学習―ー感覚過敏の僕が具合が悪くなったワケと、必要だった対策【感覚過敏な15歳社長】
今の悩みは、いつか留学をしてみたいのですが、食べられるものがあるのかが心配です。生活の工夫は、実際に挑戦して見て、試行錯誤をしながら見つけていくしかないと思っていますが、その過程では、体調が悪くなったり、気持ち悪くなったりしますので、工夫・改善を見つけることは、感覚過敏の人にとって大変な過程だなと感じています。
触覚過敏の工夫
私の目下の悩みは「履ける靴下が見つからない」ことです。小さいころから靴下の縫い目部分が本当に苦手で、いろいろな靴下を親が買ってきてはくれるのですが、どうしても受け入れられる靴下に出会えません。唯一、受け入れられた1足の靴下はもう穴が空いてきました。同じ商品にも関わらず、ロット違いのせいかのか、同じであると思えず、いまだに靴下は見つかっていないので、自分で作る道を選びました。ネットでは、海外の感覚過敏向けキッズ靴下を入手できますが、残念ながら私には合いませんでした。触覚は多様であり、自分が受け入れられるものは人によって違うことが難しいところなだと思います。
靴下同様に、下着も新しいものがみつからずボロボロに破れています。肌着も自分で作ろうと挑戦中です。
衣服に関しては、
①自分に合う衣服を探しまくる
②着られる衣服があれば、販売中止の可能性を見越して多めに購入しておく
③自作する
という方法があるかと思います。
また、私は家ではできるだけ身軽でいたいので、1年中、タンクトップとパンツだけで過ごしています。けれど、冬はとても寒いです。夏もクーラーで体が冷えます。いつも「寒い」と言っています。親にも「寒いなら何か着なさい」と言われるのですが、寒いのと服が痛いのを天秤にかけると、寒くてもいいから身軽な服装でいたいと思ってしまいます。ですので、冬場の部屋はできるだけ暖かくしています。(暖房費がかかりますが…)
また、冬場の外出も、近所ならば裸足にサンダル、コートなしという状態で出かけます。いろいろと服を着るくらいなら寒い方がましなのです。なので、少しでも温かくなるようにと貼るカイロをつけています。
衣服に関しては、
①自分に合う衣服を探しまくる
②着られる衣服があれば、販売中止の可能性を見越して多めに購入しておく
③自作する
という方法があるかと思います。
また、私は家ではできるだけ身軽でいたいので、1年中、タンクトップとパンツだけで過ごしています。けれど、冬はとても寒いです。夏もクーラーで体が冷えます。いつも「寒い」と言っています。親にも「寒いなら何か着なさい」と言われるのですが、寒いのと服が痛いのを天秤にかけると、寒くてもいいから身軽な服装でいたいと思ってしまいます。ですので、冬場の部屋はできるだけ暖かくしています。(暖房費がかかりますが…)
また、冬場の外出も、近所ならば裸足にサンダル、コートなしという状態で出かけます。いろいろと服を着るくらいなら寒い方がましなのです。なので、少しでも温かくなるようにと貼るカイロをつけています。
衣服に関しても、工夫といえる状態ではありませんが、「世の中に自分の着られる服や靴下がないなら自分で作る」という覚悟を持って、今、服作りに挑戦中です。
中学生のときは、制服が重くて痛くてつらかった記憶があります。ただ、その重さが自分を守ってくれている防護服のような感覚もあって、学校では夏でも冬用のブレザーを着て登校していました。家では身軽な服装なのに、外では真逆な行動をしていましたが、今思えば、学校生活は五感へのさまざまな刺激が多すぎて、無意識ですが自分を守るために服を着る選択をしたのだと思います。
このように書くと、「感覚過敏もメンタルの問題なのでは?」と思われるかもしれません。でも、努力すれば、服が着られるようになったり、マスクがつけられるようになる訳ではないことはお伝えしたいです。
中学生のときは、制服が重くて痛くてつらかった記憶があります。ただ、その重さが自分を守ってくれている防護服のような感覚もあって、学校では夏でも冬用のブレザーを着て登校していました。家では身軽な服装なのに、外では真逆な行動をしていましたが、今思えば、学校生活は五感へのさまざまな刺激が多すぎて、無意識ですが自分を守るために服を着る選択をしたのだと思います。
このように書くと、「感覚過敏もメンタルの問題なのでは?」と思われるかもしれません。でも、努力すれば、服が着られるようになったり、マスクがつけられるようになる訳ではないことはお伝えしたいです。