まとめ

今回は、私の感覚過敏の対処法について書かせていただきました。対処や工夫というより、感覚刺激を避ける行動の工夫をしているかもしれません。

自分の感覚過敏を把握していない状態でなんとなく不快な状況を回避してしまうのと、自分の感覚過敏を把握し、どのようにすれば体調不良を起こさないか考えることは同じ感覚回避でも違います。


まずは、自分にはどんな感覚の過敏さがあり、どのような状況や環境でその過敏さによって体調の変化が起こるのかを把握できれば、それを避ける工夫をしていけると思います。

ただし、感覚刺激がある状況を避けるということは、多くの人が楽しんだり、チャンスだととらえるものを諦める行為でもあります。感覚過敏の対策や工夫をしながらも、自分が楽しいと思えることを諦めることなく挑戦できる社会になればいいと思っています。
(監修者・井上先生より)
加藤さんが書いているように、自分の感覚の苦手さがどの感覚から起こるのか、感覚過敏がどのような状況で厳しくなるのかを本人が理解したうえでご自身の過敏さに付き合うことが大事だと思います。例えば体調や睡眠不足なども関係することもあります。そうしたことを知ったうえで対策をとることで、ご自身の感覚過敏とも客観的に向き合うことができるようになると思います。

加藤さんが、ご自身の感覚過敏に向き合うだけでなく、さまざまな情報分析や製品開発等、感覚過敏に対しての工夫をし、留学などを含めさまざまな可能性を示してくださることは、同じように困難さを持つ方々に対して勇気を与えてくれることになると思います。
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