「ちゃんとできてるんじゃなかったの?」4歳発達グレー娘の体操教室。参観日で見た自由すぎる娘の姿に呆然…!
ライター:とまぱん
こんにちは、とまぱんです。4歳の娘は発達グレーゾーンです。今回は娘の習い事についてお話していこうと思います。昔から動くことが大好きな娘。幼稚園生活が少し落ち着いてきたころ体操教室に通わせてみることに。娘はちゃんと集団の中で体操することができるのか...?
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
発達グレーの娘、初めての習い事。体操教室の見学へ
活発で動くことが大好きな娘。そして昔から何故か英語にも興味を持っていました。
娘が3歳になったころから体操か英語教室に通わせてみたいな…となんとなく思っていました。しかしこの時期、娘の癇癪はまだまだ現役。参加できるのか不安だったのと育児疲れで結局見学にも行けずじまいになっていました。
幼稚園に通い始めると、集団生活にも慣れ少し情緒も落ち着いた娘。通うなら今かも、と思い見学を申し込むことに。体操と英語どちらにしようか迷いましたが、日本語がまだままならなかったため一旦体操教室の無料体験を申し込んでみることにしました。でも娘はこのとき完全に落ち着いたわけではありません。申し込むときに私はあることを相談しました。
娘が3歳になったころから体操か英語教室に通わせてみたいな…となんとなく思っていました。しかしこの時期、娘の癇癪はまだまだ現役。参加できるのか不安だったのと育児疲れで結局見学にも行けずじまいになっていました。
幼稚園に通い始めると、集団生活にも慣れ少し情緒も落ち着いた娘。通うなら今かも、と思い見学を申し込むことに。体操と英語どちらにしようか迷いましたが、日本語がまだままならなかったため一旦体操教室の無料体験を申し込んでみることにしました。でも娘はこのとき完全に落ち着いたわけではありません。申し込むときに私はあることを相談しました。
スタッフの方にそう言っていただき早速申し込みました。
1時間の体験が終わり、恐る恐る先生に尋ねてみました。
私「あの~こんな感じで落ち着きがないのですが大丈夫でしょうか…?」
先生「大丈夫ですよ!最初はみんなこんな感じです。とまちゃんはでんぐり返しも上手にできてましたし。ぜひ入会していただけると嬉しいです」
先生の優しい言葉に救われ入会することにしました。いよいよ体操教室初日。娘を教室まで送り、終わるまで近くのカフェで待っていました。体験では先生に大丈夫と言われたものの、ちゃんとやっているか不安でいっぱいでした。迎えに行くと元気そうに教室から出てくる娘の姿が。すかさず先生に聞きました。
私「あの…今日ちゃんと参加できていましたか?」
先生「はい!大丈夫でしたよ。頑張ってやっていました」
娘も成長したな、体操教室通わせてよかった…そう思いすっかり安心しきっていました。
私「あの~こんな感じで落ち着きがないのですが大丈夫でしょうか…?」
先生「大丈夫ですよ!最初はみんなこんな感じです。とまちゃんはでんぐり返しも上手にできてましたし。ぜひ入会していただけると嬉しいです」
先生の優しい言葉に救われ入会することにしました。いよいよ体操教室初日。娘を教室まで送り、終わるまで近くのカフェで待っていました。体験では先生に大丈夫と言われたものの、ちゃんとやっているか不安でいっぱいでした。迎えに行くと元気そうに教室から出てくる娘の姿が。すかさず先生に聞きました。
私「あの…今日ちゃんと参加できていましたか?」
先生「はい!大丈夫でしたよ。頑張ってやっていました」
娘も成長したな、体操教室通わせてよかった…そう思いすっかり安心しきっていました。
言ってたことと違う!?参観日に目の当たりにした娘の自由っぷり
ある日、体操教室の参観日の案内がきました。
少し不安もありつつ参観日を楽しみにしていました。
そして参観日当日。ほかのお母さんもゾロゾロと教室の中に集まりました。初めはとび箱、次に縄跳び。ちょこちょこ列から離れてヒヤヒヤしましたが、なんだかんだ参加してる娘の姿にほっとしました。しかし時間が経つに連れて列から大きく離れていき…。
そして参観日当日。ほかのお母さんもゾロゾロと教室の中に集まりました。初めはとび箱、次に縄跳び。ちょこちょこ列から離れてヒヤヒヤしましたが、なんだかんだ参加してる娘の姿にほっとしました。しかし時間が経つに連れて列から大きく離れていき…。
みんなが並んでいる間、娘はトランポリンで遊び始めてしまいました。先生は手を止め娘を元の位置へ戻してくれましたが、その後も娘は度々トランポリンへ行ってしまいました。その度に授業がストップしてしまうため周りのお子さんとお母さんに申し訳ない気持ちでいっぱいに。
いてもたってもいられず途中から私が娘を元の位置へ戻しました。授業も後半になり親と子どもが一緒に体を動かすゲームをしました。娘はというと、不機嫌になっていて私を叩いてギャーギャーと癇癪。このとき周りはゲームでワイワイしていたため娘の癇癪が目立たなかったのが唯一の救いでした...。
いてもたってもいられず途中から私が娘を元の位置へ戻しました。授業も後半になり親と子どもが一緒に体を動かすゲームをしました。娘はというと、不機嫌になっていて私を叩いてギャーギャーと癇癪。このとき周りはゲームでワイワイしていたため娘の癇癪が目立たなかったのが唯一の救いでした...。
参観日を楽しみにしてた分、想像と現実の違いに打ちのめされる私。クラスが終わると先生に早速聞きにいきました。
私「今日はご迷惑たくさんおかけしてしまってすみません…。いつも娘はこんな感じでしょうか?」
先生「う~ん、いつもはもう少し参加できてるんですけどねぇ」
様子を見ながら引き続き通わせてみることに。それから半年経ち、今も娘は体操教室に通っています。少し教室の様子を覗いてみると楽しそうに参加してる娘の姿が。この間は「今日先生に手伝ってもらってとび箱できたの」「もっと体操したい!」と話してくれました。でもたまにまた娘が自由行動をしていて、先生から「とまちゃんコラ~!」と言われてたりもしてます…(汗)
ハラハラすることもありますが今となっては習わせてよかったと思っています。幼稚園、療育そして体操教室。いろいろな先生や環境に関わってこれからも娘の長所が育っていってくれると嬉しいです。
執筆/とまぱん
私「今日はご迷惑たくさんおかけしてしまってすみません…。いつも娘はこんな感じでしょうか?」
先生「う~ん、いつもはもう少し参加できてるんですけどねぇ」
様子を見ながら引き続き通わせてみることに。それから半年経ち、今も娘は体操教室に通っています。少し教室の様子を覗いてみると楽しそうに参加してる娘の姿が。この間は「今日先生に手伝ってもらってとび箱できたの」「もっと体操したい!」と話してくれました。でもたまにまた娘が自由行動をしていて、先生から「とまちゃんコラ~!」と言われてたりもしてます…(汗)
ハラハラすることもありますが今となっては習わせてよかったと思っています。幼稚園、療育そして体操教室。いろいろな先生や環境に関わってこれからも娘の長所が育っていってくれると嬉しいです。
執筆/とまぱん
(監修:初川先生より)
保護者がずっと様子を見られるわけではない場所でわが子が集団活動に参加するとなると、どうにもどきどきひやひやしますね。とまちゃんの入った体操教室は、先生方のまなざしがとても寛大で、元気に参加していることやできていることに目を向けてくださるところだったようで何よりだなと感じます。
私たち大人からすると、集団で何かをするとなったら、待つときはしっかりと列から乱れずに静かに並んで待つこと、飽きてきてもそんな素振りは見せずに最後まで積極的に参加すること、それがマナーである…と学習済みなのだと思います。しかし、まだまだ発達途上にある子どもたちは、元気さがあふれて多少逸脱したり、飽きたらそれを素直に行動で示したりします。そうしたことについて、関わる大人がどう見るか、ということなのだと感じます。
おそらくその体操教室の先生方は、体操や体を動かすことを楽しく取り組むことが大事で、まずはそこができることを目指すといったように、いい意味で「子ども」はいろいろな行動を取るけれど、それは「子ども」だから当然であると捉えていらっしゃるのかもしれませんね。
保護者として、わが子のできないところ、周りの子や大人に迷惑をかけているかどうかに目を奪われがちですが(それは当然のことだと思います)、だからこそ、ちょっと違ったまなざしで見てくださる大人の存在はとても意味のあることだろうと思います。成長につれて、求められるものが高くなってくるため、またそこでいろいろと摩擦や問題が起きてくることもあるかもしれませんが、まずは、今こうして楽しく体操に取り組めていて、寛大な先生方と出会えたこと、とてもよかったなぁと感じます。
保護者がずっと様子を見られるわけではない場所でわが子が集団活動に参加するとなると、どうにもどきどきひやひやしますね。とまちゃんの入った体操教室は、先生方のまなざしがとても寛大で、元気に参加していることやできていることに目を向けてくださるところだったようで何よりだなと感じます。
私たち大人からすると、集団で何かをするとなったら、待つときはしっかりと列から乱れずに静かに並んで待つこと、飽きてきてもそんな素振りは見せずに最後まで積極的に参加すること、それがマナーである…と学習済みなのだと思います。しかし、まだまだ発達途上にある子どもたちは、元気さがあふれて多少逸脱したり、飽きたらそれを素直に行動で示したりします。そうしたことについて、関わる大人がどう見るか、ということなのだと感じます。
おそらくその体操教室の先生方は、体操や体を動かすことを楽しく取り組むことが大事で、まずはそこができることを目指すといったように、いい意味で「子ども」はいろいろな行動を取るけれど、それは「子ども」だから当然であると捉えていらっしゃるのかもしれませんね。
保護者として、わが子のできないところ、周りの子や大人に迷惑をかけているかどうかに目を奪われがちですが(それは当然のことだと思います)、だからこそ、ちょっと違ったまなざしで見てくださる大人の存在はとても意味のあることだろうと思います。成長につれて、求められるものが高くなってくるため、またそこでいろいろと摩擦や問題が起きてくることもあるかもしれませんが、まずは、今こうして楽しく体操に取り組めていて、寛大な先生方と出会えたこと、とてもよかったなぁと感じます。
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