発達障害娘、幼稚園でやっていけてる?生垣の隙間から覗く母。見守りの方法はやがて形をかえ…支援者とのつながりの原点

ライター:荒木まち子

娘の通う幼稚園の生垣には、ちょうど目の高さのところに程よい“隙間”がありました。
そこからは子どもの様子を見ることができ…

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監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 客員研究員
応用行動分析学をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のための様々なプログラムを開発している。

いたたまれなかった入園式

幼稚園のホールで行われた入園式では座っていることができた娘。

しかしながら、式典のあと保育室に移動すると、絵本が大好きな娘は本棚へと一目散。担任の先生が翌日の持ち物などを保護者に伝えている間、ほかの子どもたちが大人しく椅子に座っているのをしりめに、娘は本棚から持ってきた絵本を読んでいました。読み終わって次の本を取りに本棚へ向かおうとする娘に、私がじっとしているよう促しても聞くわけもなく…。

先生が娘を注意することはありませんでしたが、室内をウロウロする娘の姿を見て、私はいたたまれない気持ちになりました。
娘の入園式で「同年代の子どもってこんなにしっかりしてるものなんだ」と思った母
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通園が始まると

娘の通う幼稚園には通園バスがなかったので、園児は徒歩や自転車などで通園していました。
朝の送りのあと、幼稚園に慣れているお母さんはすぐに帰っていましたが、年少クラスの保護者はすぐには帰らず、よく幼稚園の生垣のそばで立ち話をしていました。そこには15cm四方の隙間がある木が1本あって、年少クラスの保育室の様子を垣間見ることができました(誰が最初にその場所を発見したかは不明)。

そこは室内からは死角になっていて子どもたちからは見えないので、その穴から自分の子どもが部屋に入ったのを確認してから帰る保護者がほとんどでした。しばしば行列ができ順番で譲り合うのが暗黙のルールになっているほどの人気スポット“覗ケル穴”を私もちょくちょく利用していました。

“穴”から見た光景は

プレ幼稚園に通っていて場所慣れしていたせいもあってか、娘は昇降口で私と別れたあと、先生に促されるとぐずることもなく一人で保育室に入っていきました。でもほかの子どもたちは入園式のときとは打って変わって阿鼻叫喚の大騒ぎ。親と別れてからずぅっと泣いている子、おもちゃを取り合ってけんかしている子などなど、そこはまるで動物園のようでした。
生垣の隙間“覗ケル穴”から騒がしい園児たちの様子を見て、「入園式のときはみんな緊張して大人しかったのかな?」と少しホッとする母
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