「先生に言わないで!」学校のトイレが怖い小3場面緘黙の娘に、母が考えたお守りは…

ライター:まりまり
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現在小学5年生の次女。
2年生の3学期のときに場面緘黙(選択性緘黙)の診断を受けています。
次女は、3年生になるまで家のトイレに一人で行けず、小学校入学後には学校のトイレに行けるようになるまでもとても時間がかかっています。
低学年のときは担任の先生の協力もあって何とか行けるようになっていましたが、学年が上がるにつれて同じような対処では難しくなってきました。
今回は、成長し変わってきた次女の学校のトイレ対応についてお伝えしたいと思います。

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監修: 鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
1959年東京都生まれ。1985年秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。 1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。

進級時に学校のトイレに行けなくなる次女

小学校入学時に、学校のトイレが怖くて行けなかった次女。担任の先生や、長女の協力もあって何とかトイレに行けるようになりました。ただ、その後、進級時には教室が変わり、教室が変わるとトイレも変わる…。

ということで、進級時には必ずトイレに行けなくなっていました。
2年生のときは、先生に協力を仰いだり、学校で私が一緒にトイレに行ってみたりしてトイレに慣れるようにすることで、何とか行けるようになっていました。こうして低学年のときのトイレ問題はなんとか解決していました。
ただ、3年生になると、
場面緘黙(選択性緘黙)のある次女は、小学3年生のとき、一人で学校のトイレに行けないことを「恥ずかしいから学校の先生には言わないで」と言ってきたので悩む母
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「恥ずかしいから(トイレに行けないことを)先生に言わないで欲しい」
「自分で頑張ってみる」

と言うようになりました。

次女も成長してきて「自分で挑戦したい」という気持ちが出てきたようです。でも、学校の先生の協力を仰げない…。どうやったら学校のトイレに行けるようになるのかと、良いアイデアが浮かびませんでした。

そんな中、次女が1年生のときの担任の先生のお話を思い出したのです。

1年生のときの担任からのアドバイス

1年生のときの担任の先生から「ヘアゴムやミサンガブレスレット、ポケットに入るおもちゃなど、お気に入りのものを持っていることで安心できてトイレに入れる子もいましたよ」というアドバイスがあった。
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1年生のときの担任の先生から「もしお気に入りのものがあったら持たせていただいて構いませんよ」というアドバイスがあった。
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という感じでアドバイスをいただいていました。
1年生のときには、次女にそういう物があるか聞いてみたところ「ママが良い」ということで、ほかになかったため何かを持たせることはありませんでした。ただ、3年生になって、以前より学校という環境に慣れたということもあり、その方法が使えるかもしれない…と考えたのでした。

トイレに持ち込める物を考えてみた

1年生のときの先生は「何でも持ってきても良いですよ~」という感じでしたが、次女はとても真面目な一面があり、ルールから外れることを負担に感じる場合があります。
そのため、学校に持って行っても良くて次女を励ませるような物は…?と考えた結果、私が絵を描いた物をキーホルダーにして持たせてみることにしました。
学校のトイレに行けない場面緘黙(選択性緘黙)のある次女の不安を軽くするために、母の絵入りキーホルダーを持って学校へ行くことを提案する母。
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