友達と話せない場面緘黙の娘、特別支援学級へ転籍?先生と相談の結果、小4から通級指導教室の「ことばの教室」へ

ライター:まりまり
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現在小学6年生になった次女。
2年生の3学期のときに場面緘黙(選択性緘黙)の診断を受けています。
次女は2年生で診断を受けましたが、その後、4年生の後半になってから通級指導教室(ことばの教室)を利用することになりました。
今回は、診断後2年経ってから、「ことばの教室」に通うようになった経緯についてお伝えしたいと思います。

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監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

場面緘黙の診断が出た後、学校では…

次女は2年生のときに場面緘黙の診断を受けています。
4年生までの担任の先生方は、みなさん場面緘黙について知らなかったので、その都度私の方からお伝えしていました。
進級するたびに、担任の先生へ場面緘黙についてや、次女への対応、去年の様子など説明する必要があった。
進級のたびに、担任の先生へ次女の場面緘黙について説明をしていた
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学年が変わるたびに一からの対応で、先生にどこまでお願いしていいのか、私が考え過ぎているだけなのか、でも次女は困っているし…と、いろいろ気をつかうことが多かったです。

支援センターでのことを担任の先生に言ってみた

次女が4年生になったとき、学校で変わらず話せない次女を心配して、初めて地域の支援センターに相談に行きました。
そのときに、支援センターの相談員の方からも、友達とコミュニケーションが取れない次女に対して、「自分から話しかけることが大事」というようなアドバイスがありました。
「友達と話せない」のは、一人が好きだからじゃないのに。場面緘黙について正しく知られていない現実【小児科医アドバイスも】のタイトル画像

「友達と話せない」のは、一人が好きだからじゃないのに。場面緘黙について正しく知られていない現実【小児科医アドバイスも】

しかし、話したくても話せないことに対する葛藤などを、学校の担任の先生にお話してみました。
このとき先生は、できない次女を責めたり、鼓舞したりするのではなく、日ごろの次女のクラスでの様子を見て「どうしてもできない」ということを理解してくれていたように思います。
支援センターの相談員さんからは「待ってるんじゃなくて自分から行くのが大事」と鼓舞されてしまったが、そのことを担任の先生に相談すると「それができてたらこんなに悩んでないですよね…」と理解してもらえた。
話したくても話せないのに、「自分から行くのが大事」と鼓舞されてしまうことも…
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私の方から提案してみた

先生は、次女の大変さを理解してくれていたけど、先生の方でもどう支援していったら良いかというのは悩んでいました。
私としても、学校での次女の困りごとに対して、どうして良いか分からないことが多かったです。
そこで、特別支援学級の先生であれば、場面緘黙の支援に関する知識があるのではないか?と思い、特別支援学級に転籍するのはどうか、担任の先生に提案してみました。
次ページ「先生の返答は…」

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