同年代の子どもと比べていた3歳のころ。小学4年生になった現在は…
あのころはいろいろなことに興味を持つ同年代のお友達と比べて「車以外のことにも触れさせなければ、興味を持たせなければ」と必死になっていました。でも、スバルにとっては一つのことを探究するのが一番楽しい時間の使い方なのです。
スバルは車の車種名からカタカナとアルファベットを学びました。車の雑誌から漢字を学び、輸入車の本から国旗に興味を持ち100以上の国と国旗を覚えました。
1つのことにしか興味がないようにみえて、そこをベースにじわりじわりと興味の枝葉を伸ばしていくタイプなのです。
あれから6年。小学4年生になったスバルは車マニアからバスマニアになりました。
休日はひたすらバスで移動するだけのバス旅を楽しみ、自宅ではノートにバスの路線図を書いたり、タブレットの地図や時刻表のアプリを使ったりして、特定のバスを追跡するバーチャルバス旅をして楽しんでいます。
今年はバス!バス!バス!な夏休みになるでしょう。
スバルは車の車種名からカタカナとアルファベットを学びました。車の雑誌から漢字を学び、輸入車の本から国旗に興味を持ち100以上の国と国旗を覚えました。
1つのことにしか興味がないようにみえて、そこをベースにじわりじわりと興味の枝葉を伸ばしていくタイプなのです。
あれから6年。小学4年生になったスバルは車マニアからバスマニアになりました。
休日はひたすらバスで移動するだけのバス旅を楽しみ、自宅ではノートにバスの路線図を書いたり、タブレットの地図や時刻表のアプリを使ったりして、特定のバスを追跡するバーチャルバス旅をして楽しんでいます。
今年はバス!バス!バス!な夏休みになるでしょう。
執筆/星あかり
(監修:初川先生より)
「初めての夏休み」をめぐるあかりさんの悩ましい気持ちのエピソードをありがとうございます。
つい数ヶ月前の入園前の時期は来る日も来る日も近所の公園で車にまつわる時間を過ごしていたのに、園で元気に体力を使って帰って来る生活に親として慣れてしまったこと、そして「夏休み」とくくられると「何かいい経験をさせてあげないと!」と気負ってしまうこと。特に後者については同じように感じる読者の方も多いと思います(私もその一人です笑)。
さまざま工夫しても、すべては車に通ずる夏休み。
スバルくんの興味関心の強さを改めて感じる時間になりましたね。幼稚園保育園、また小学校での時間では、多かれ少なかれ集団で過ごすことも多く、なかなか自分の好きなことをめいっぱいやることは叶わないものです。
今までのレパートリーにはない経験をすることももちろん大事ですが、本人の興味関心をどっぷりと取り組んでみる時間も長期休みならではかもしれないですね。
そして、車を通じてさまざま世界が広がっていったとのこと。これは本当に大切なことで、1つのことだけ追い求めているように見えつつも、そこを入り口に世界は広がります。
お子さんの興味関心を、例えば勉強に関係ないからとか、将来役立たないからといって、勝手に価値を下げてしまうのではなく、そこが入り口となって、そこから広い世界を見ることができるのだとぜひ捉えていただければと思います。
「初めての夏休み」をめぐるあかりさんの悩ましい気持ちのエピソードをありがとうございます。
つい数ヶ月前の入園前の時期は来る日も来る日も近所の公園で車にまつわる時間を過ごしていたのに、園で元気に体力を使って帰って来る生活に親として慣れてしまったこと、そして「夏休み」とくくられると「何かいい経験をさせてあげないと!」と気負ってしまうこと。特に後者については同じように感じる読者の方も多いと思います(私もその一人です笑)。
さまざま工夫しても、すべては車に通ずる夏休み。
スバルくんの興味関心の強さを改めて感じる時間になりましたね。幼稚園保育園、また小学校での時間では、多かれ少なかれ集団で過ごすことも多く、なかなか自分の好きなことをめいっぱいやることは叶わないものです。
今までのレパートリーにはない経験をすることももちろん大事ですが、本人の興味関心をどっぷりと取り組んでみる時間も長期休みならではかもしれないですね。
そして、車を通じてさまざま世界が広がっていったとのこと。これは本当に大切なことで、1つのことだけ追い求めているように見えつつも、そこを入り口に世界は広がります。
お子さんの興味関心を、例えば勉強に関係ないからとか、将来役立たないからといって、勝手に価値を下げてしまうのではなく、そこが入り口となって、そこから広い世界を見ることができるのだとぜひ捉えていただければと思います。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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