「場面緘黙の妹はダメじゃない!」よき理解者の姉だけどーー親が気をつけたい【きょうだい児への接し方】

ライター:まりまり
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現在小学6年生の次女。
2年生の3学期に場面緘黙(選択性緘黙)の診断を受けています。
今回は、2歳上の長女のことについてお伝えしたいと思います。

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監修: 森 しほ
ゆうメンタル・スキンクリニック理事
ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックにて勤務。産業医として一般企業のケアも行っている。 ・ゆうメンタルクリニック(上野/池袋/新宿/渋谷/秋葉原/品川/横浜/大宮/大阪/千葉/神戸三宮):https://yuik.net/ ・ゆうスキンクリニック(上野/池袋/新宿/横浜):https://yubt.net/

2年生の次女と、4年生の長女に、次女の場面緘黙について伝えた

現在小学6年生の次女は、2年生の3学期に場面緘黙(選択性緘黙)の診断を受けています。次女が場面緘黙と分かってから、次女と長女に場面緘黙について話をする機会を持ちました。
イラストが多めの本を使って、「場面緘黙」について説明
イラストが多めの本を使って、「場面緘黙」について説明
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まだ小学生なので、2人にはイラストが多めの本を使って説明しました。次女は「ほかにもこういう人っているんだね?」と、場面緘黙があるのは自分だけじゃないこと、また、本の説明から、話せない理由については少し理解してくれたかなという感じでした。長女のほうは「ふーん……」という感じで反応は薄かったですが、その後一人で興味深く本を読んでいる姿が見られました。
その時、長女は4年生で、2年生の次女よりは状況を理解してくれているかな? とは思っていました。

「わたしってなんでしゃべれないんだろう」と次女が落ち込んだ時…

そんなある日、次女が2年生の学年遠足に行った時のことです。遠足から帰ってきた次女と話をしていると……
「わたしってなんで話せないんだろう……」「わたしってダメだね」と言ってきた次女
「わたしってなんで話せないんだろう……」「わたしってダメだね」と言ってきた次女
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「わたしってなんで話せないんだろう……」「わたしってダメだね」と言ってきたのです。
日頃も学校では話せてはいないのですが、楽しいはずの遠足で、同じ班のお友達とコミュニケーションが取れなかったことや、そのせいで班のお友達に置いていかれてしまったことなどもあったようで、少し落ち込んでいる様子でした。

もともと繊細な次女なので、あまり自分を責めることがないように、親としてはなるべくポジティブな声掛けを意識してきたものの、こうして次女が落ち込むことはもちろんありました。

その時の長女の反応

「ぜんぜんダメじゃないよ」と長女が声をかけてくれた
「ぜんぜんダメじゃないよ」と長女が声をかけてくれた
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その時、一緒にいた長女が「次女ちゃんぜんぜんダメじゃないよ」と声をかけてくれました。以前、2人に場面緘黙について説明する時に使った本を良く読み込んでいたようで、不安が強いことや話せないことは、次女がダメなせいではないと説明してくれました。
長女が思っていたより理解してくれていたので、うれしく思ったのを覚えています。
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