就学後、トラブル続出でメンタル限界。「しつけが足りない」だけ?気づけなかった発達障害【新連載】
ライター:もっつん
はじめまして。もっつんと申します。
ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)のある息子「タク」、定型発達の娘を育てています。
私自身もアラフォーになってから発達障害の診断を受けています。
今では幸せな家族ですが、ここに来るまでたくさんの苦労を乗り越えてきました。
親子で発達障害に加えて、ステップファミリー特有の悩みもあり(娘は再婚相手との間に授かった子どもです)。
今までの苦労やトラブルを振り返って、マンガにすることが今の私の趣味です。
監修: 藤井明子
小児科専門医
小児神経専門医
てんかん専門医
どんぐり発達クリニック院長
東京女子医科大学大学院修了。東京女子医科大学病院、長崎県立子ども医療福祉センターで研鑽を積み、2019年よりさくらキッズくりにっく院長に就任。2024年より、どんぐり発達クリニック院長、育心会児童発達部門統括医師に就任。お子様の個性を大切にしながら、親御さんの子育ての悩みにも寄り添う診療を行っている。 3人の子どもを育児中である。
小児神経専門医
てんかん専門医
どんぐり発達クリニック院長
小学校1年生の終わりに発達障害の診断を受けました
息子のタクは小学校1年生の終わりに発達障害の診断を受けました。精神障害者保健福祉手帳は2級です。
タクは在胎30週で産まれてきた極低体重児で、赤ちゃんの頃はとても心配しましたが、元気すぎるほど元気いっぱいに育ってくれました。
現在は中学3年生! 義務教育も終わりに近づいてきて、これからの生き方を模索中です。
人の話を最後まで聞くのが苦手で、後先考えずに衝動的に動いてしまう……などの特性はまだまだ色濃くありますが、とっても優しい息子です! 今ハマっていることは、卓球と小説を読むこと。
タクは在胎30週で産まれてきた極低体重児で、赤ちゃんの頃はとても心配しましたが、元気すぎるほど元気いっぱいに育ってくれました。
現在は中学3年生! 義務教育も終わりに近づいてきて、これからの生き方を模索中です。
人の話を最後まで聞くのが苦手で、後先考えずに衝動的に動いてしまう……などの特性はまだまだ色濃くありますが、とっても優しい息子です! 今ハマっていることは、卓球と小説を読むこと。
個性豊かな家族を紹介します
妹こっちゃん・定型発達です。いわゆるきょうだい児です。
私はもっつん ・大人になってから発達障害と診断されました。精神障害者保健福祉手帳は3級です。
学生時代はずっと天然ちゃんと呼ばれていて、自分ではポンコツ人間だと思っていました。時間管理が特に苦手!!!
旦那パパもつ ・ハチャメチャな私と子どもたちを受け止めてくれる頼りになる夫。
ポジティブなんだけど、考え方が固くて発達障害への理解はまだまだ……。
私はもっつん ・大人になってから発達障害と診断されました。精神障害者保健福祉手帳は3級です。
学生時代はずっと天然ちゃんと呼ばれていて、自分ではポンコツ人間だと思っていました。時間管理が特に苦手!!!
旦那パパもつ ・ハチャメチャな私と子どもたちを受け止めてくれる頼りになる夫。
ポジティブなんだけど、考え方が固くて発達障害への理解はまだまだ……。
常に走り回って騒がしい…激しすぎる幼少期で、母のメンタルは限界でした
初めての子育てで毎日疲労困憊でしたが、「あれ? この子って育てづらい?」 と思ったのは2歳頃。
2歳頃はイヤイヤ期と言われているので、ある程度覚悟はしていましたが、
・5cm程の段差を怖がる
・三輪車を後ろから押そうとするだけで泣きさけぶ
・ごはんを食べる手伝いをしようとすると猛烈に怒る
・後追いがなく、すぐ迷子になる
など、私は悩みに悩む日々でした。
そんな時にインターネットで見た「発達障害・多動児」という言葉が気になり、もしかして……と思うようになりました。
しかし周りに相談できる人がおらず、1人で悩む日々。
3歳児健診で保健師さんに相談したところ「考えすぎですよ、本当の多動の子はもっと大変ですよ」とアドバイスが。そのタイミングでたまたまタクはイスに座って遊んでいたのです。
それからは、どこかに相談しようと考えなくなりました。
私生活では離婚や引越しなども重なり、息子の発達障害のことをじっくりと考える余裕がなくなっていきました。あの時、保健師さんがおっしゃった「もっと大変な人がいる」その言葉が心に引っかかったまま数年過ごしました。
2歳頃はイヤイヤ期と言われているので、ある程度覚悟はしていましたが、
・5cm程の段差を怖がる
・三輪車を後ろから押そうとするだけで泣きさけぶ
・ごはんを食べる手伝いをしようとすると猛烈に怒る
・後追いがなく、すぐ迷子になる
など、私は悩みに悩む日々でした。
そんな時にインターネットで見た「発達障害・多動児」という言葉が気になり、もしかして……と思うようになりました。
しかし周りに相談できる人がおらず、1人で悩む日々。
3歳児健診で保健師さんに相談したところ「考えすぎですよ、本当の多動の子はもっと大変ですよ」とアドバイスが。そのタイミングでたまたまタクはイスに座って遊んでいたのです。
それからは、どこかに相談しようと考えなくなりました。
私生活では離婚や引越しなども重なり、息子の発達障害のことをじっくりと考える余裕がなくなっていきました。あの時、保健師さんがおっしゃった「もっと大変な人がいる」その言葉が心に引っかかったまま数年過ごしました。