ゲームや動画三昧で勉強は二の次…の子どもに変化が!保護者の声かけのコツは?ーー3家族のSTORY【保護者座談会】

ライター:発達ナビ編集部
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以前はYouTubeやゲームを止められなかったお子さんが、どのように勉強の時間をつくって自ら取り組めるようになったのでしょうか。親の関わり方を通して困難を乗り越えた、3組の家族の体験談を取材しました。

目次

ゲームやYouTubeばかりで勉強しないわが子。つい怒ってしまって罪悪感も…。

毎日少しずつでも良いから、わが子に勉強する習慣をつけてほしいと思う保護者の方。そんな気持ちとは裏腹に、ゲームやYouTubeに夢中で何時間でも遊び続けてしまうお子さん。

ついつい、怒りたくはないのに「勉強しなさい!」なんて声を荒げてしまうこともありますよね。でも怒れば怒るほど勉強をしなくなってしまって、そんな自分を後悔したりもして……。出口の見えない悪循環を今まさに繰り返している、保護者の方も多いのではないでしょうか?

そんな悩みを持っていたnaoさん、chiakiさん、suzuさんは、親の声かけの仕方と関わり方を変えることで、なんと今ではお子さんが自ら勉強するように変わったそうです。中には、自ら中学受験を頑張りたいとまで言うようになったお子さんもいます。
自己紹介
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naoさん:当時小学校5年生だった息子は、とにかく普段から癇癪が激しくて、どう接すれば良いのか分からなくなってしまっていて。「ダメでしょ!」と怒っても伝わらずに、お互いイライラしてしまうような状況が続いていました。学校から泣きながら帰ってきて「転校したい」と落ち込む日も多くありました。

ゲームやYouTubeも大好きで、止めないと延々と続けてしまうんです。ゲームで負けたり自分の思うようにいかないと、コントローラーを投げたり感情を爆発させてしまって、手に負えないなと疲れきってていましたね。
保護者の方
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chiakiさん:一番下の娘が小学校3年生から不登校で、次女も中学入学のタイミングに不登校になりました。どうしたものかと悩み続ける中で、勤めていた会社の仕事を調整して、子どもたちと家で一緒に過ごす時間を増やしました。ただ、どうしても自宅だと子どもたちの学習も進まず、学校を休んだことで空白の期間ができて進度にもついていくことができず、いつしかやる気も失ってしまいました。

ゲームは一度始めてしまうとエンドレスに続いてしまい、勉強時間も奪われていたので、とても困っていましたね。
保護者の方
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suzuさん:うちの子は極端に失敗を嫌がる性格で、普段から勉強で間違えたりすると「わー!」っと手に負えなくなってしまって。攻撃的な強い言葉を発することも毎日のようにあって、会話も一方的な感じで振り回され続けてしまっていたんですよね。

YouTubeのゲームの実況動画が大好きでずっと見続けてしまうので、止めさせようとすると泣いて嫌がってしまって、対応の仕方が分かりませんでした。
保護者の方
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関わり方が難しかったお子さんが、自分から勉強できるように変わるまで

そんな風に悩んだ3組の親子は、すららの「ほめビリティペアレンティング」を受講します。この講座は、不登校・発達障害のあるお子さんの子育てに悩む保護者の方を主な対象として、行動療法に基づく子どもの行動修正に焦点を置いた「親子の関わり方」について学べるものです。
ほめビリティ講座
「親子の関わり方」について学べるほめビリティペアレンティング
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講座の内容は、効果的な褒め方のスキルやテクニックを学ぶプログラム。そして、学びの実践を仲間とシェア・フィードバックをし合うコミュニティ活動によって、着実に継続して力を定着させていきます。
ほめビリティ
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――親子の関わり方について、具体的にどのような実践をされたのでしょうか?

naoさん:日々の実践をチャットでメンターに報告しながら力をつけていくのですが、特に「負の罰」という考え方を取り入れて実践を積み重ねました。「負の罰」とは、子どもが好きなものを取り除くことで、子どもの好ましくない行動を減らすというものです。例えば、ゲームばかりをして宿題をしなかったら、次の日ゲームをする権利を奪うことで、宿題をしないという行為を減らしていきます。
負の罰
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naoさん:「負の罰」を取り入れるために、ルールをきちんと息子と話し合いながら決めました。まず、ゲームは1日90分として、守ることができなかったら翌日はゲーム禁止となり、ゲームにイライラして手がでたときなどは一週間禁止としました。逆に時間を守ることができたら翌日にプラスで20分という形にしました。もし90分より前に終わった場合には、翌日にその時間を繰り越すことができます。ホワイトボードにルールを書いて忘れないようにして、キッチンタイマーで時間を計るようにしています。頑張って余らせて週末にまとめてゲームをしたり、本人なりに工夫して取り組んでいるようです。

chiakiさん:私も「負の罰」を実践して、その前提として子どもの小さな頑張りを褒めて育てるということを意識していました。良い行動を見つけて褒めて自信を育むことが、「負の罰」の効果を高めるために大切だと学んだためです。

「負の罰」のルールとして、ゲームの時間はごはんのあとの20時から22時までと決めて、それを超えてはいけないようにしました。また、学校に頑張って行けたねとか、フリースクールで勉強頑張ったとか、そういうときにはゲームをしても良いよというルールです。ルールはノートに書いて文字で見えるようにすることで、忘れないようにしました。

suzuさん:うちの子の癇癪に振り回されないように、先への見通しを立てる関わり方に意識して取り組みました。今までは癇癪を起こさないようにどのように行動しよう……とばかり考えていたのですが、このパターンで癇癪が起きたらこう対応しようと、あらかじめ想定して準備をするようになりました。

また、エクセル表を使って一日のやることリストをつくって、それぞれに振ったポイントを終わったらためていけるようにしました。そのポイントを使って、ご褒美としてYouTubeを見られたり、ゲームができたりと、楽しみながら取り組める仕組みをつくって実践していきました。
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――実践していく中で、どうしても最初は上手くいかないこともあったのではないでしょうか?

naoさん:やはり最初は、一緒に決めた時間を過ぎてもゲームがしたいと癇癪を起こしていました。でもそこで譲らずに「スルー」することで対応しましたね。落ち着くまで距離を置くために一旦部屋を出たり、落ち着いたタイミングでボードゲームに誘うなど、ほかの楽しいことに目を向けられるようにしました。

chiakiさん:私も同じで、YouTubeを見るのを止めさせて癇癪が起きても、強く怒らないでスルーしていました。以前なら大きな声で怒っていたのですが、今は一呼吸を置いて一緒に決めたルールを再確認することで乗り越えました。声掛けの仕方も、最初から取り上げるのではなくて、何を見てるの?と会話を挟みつつ、ここまでで終わろうねと伝えるようにしていました。

suzuさん:うちの子は最初の1,2回は泣いて嫌がりましたが、そこで妥協せずにルールを守ることを通すようにしました。私が譲らない姿勢を強く示したので、子どもも嫌がっても意味がないんだなと理解してくれたようでした。また、どうしても自分一人では折れてしまうところも、日々のメンターからの伴走コーチングがあることで、アドバイスももらいながら挫折せずに継続できたことも大きかったです。

メンターには、ABC分析という「前提条件」「行動」「どう褒めたか」をフォーマットでまとめて報告していくのですが、それを繰り返すうちに頭の中が整理されて自然と力が身に付いたように思います。
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日々の取り組みを投稿すると、メンターからコメントが返って来ます。
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ほめビリティペアレンティング
関わり方についてどのように改善できるかを、具体的にアドバイスしてくれます。
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――実践することで、お子さんにはどのような変化がありましたか?

naoさん:変化に驚いてしまうのですが、ゲームの時間を本人が管理できるようにまでなって、自分で時間に気付いて止めることができるようになりました。そして何より大きな変化が、自分から勉強をはじめて受験をしたいとまで言うようになったことです。今まで勉強が面倒くさいと感じていた理由は、自分が分かっている内容を授業でやっても面白くないと気付いたとのことで、自分の知らないことを学ぶために受験への意欲が高まったようです。

chiakiさん:変化としては、ゲームの時間を守って勉強に取り組めるようになったことはもちろん、それ以外に自分が思っていることを人に伝えられるようになったということがあります。以前の私だと子どもの話に対して正論で否定してしまうこともあったのですが、今では何でも話して大丈夫という安心感を持ってくれているように思います。それで、今では何でも話し合えるようになりました。

suzuさん:以前は特に上の子が、小学校の友達と比べて何もできないと自信を失っていました。でも今では、「自分は人よりできないと思っていないよ」とすごく自信がついたようで、すごく笑顔が増えたことが嬉しくて。お手伝いもたくさんしてくれるようになって、とてもポジティブに成長してくれて、本当に良かったなと感じています。
アンケート
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――保護者の方にとっては、どのような変化があったのでしょうか?

naoさん:うちの子できるじゃん!できるようになってきたね!と、周りの子と比べてではなくこの子の成長にフォーカスできるようになりましたね。結果として「ほめビリティペアレンティング」も2期続けて受講してしまうほど、親としての変化も実感できるとても良い経験となりました。

chiakiさん:私は以前、不登校や発達障害について共感し合える誰かとのつながりがほとんどありませんでした。でもこの場所には共感し合えるたくさんの方がいて、小さな成長を共に喜び合える時間があって。私の気持ちが豊かになって、元気になることができました。スキル的な変化と成長はもちろんあるのですが、そのつながりこそが今をつくってくれたと思っています。

suzuさん:私は、具体的にうちの子の頑張りを褒められるようになって、良い親子関係が築けるようになりました。うちの子にどんな激しい癇癪が起きても、今の自分なら何とかできる、と自信を持てるようになっています。以前はそんな余裕もないくらい不安に押しつぶされそうだったのですが、とても気持ちが軽くなって、今では参加して良かったと心から思っています。
ほめビリティペアレンティング
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ほめビリティペアレンティング
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子どもたちがゲームを止めて勉強をはじめるようになった、「ほめビリティペアレンティング」をはじめませんか?

先が見えずに将来への不安でつぶれそうになっていた3名の保護者の方が、とても明るく自信を持った表情に変わるきっかけとなった「ほめビリティペアレンティング」。第一期の申込締切日が、5/1と迫っています。

『ほめビリティペアレンティング』
・第一期スケジュール:2024年5月13日(月)〜2024年7月5日(金)
・申込締切日:2024年5月1日(水)
・参加条件:3歳〜18歳のお子さんの保護者の方
・参加人数:先着150名まで
・参加料金:18,480円(税込20,328円) 

現状の親子の関係に悩み、上手な関わり方が分からない保護者の方には、とても有意義な講座となるかもしれません。約8週間のプログラムに、ぜひご参加してみてください。
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