「不登校でも出席扱い」4つの事例ーー「学校に行けない」発達障害のある子どもたちを変えた、文科省も認める新たな選択肢とは?

ライター:発達ナビ アライアンス プログラム
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子どもたちが学校に行きづらいと感じるきっかけは多岐にわたります。ある日、「学校に行きたくない」と言われたらーー。勉強は?受験は?将来は?さまざまな不安が、保護者の方の頭をよぎるかもしれません。今回は、文科省も認める「家庭学習を出席扱いにする方法」を選び、「学習」「進学」に前向きに歩む子どもたちのエピソードをお届けします。

目次

「学校に行きたくない」と子どもに言われたら

ある日、「学校に行きたくない」と子どもに言われたらーー。勉強は?受験は?将来は?さまざまな不安が、保護者の方の頭をよぎるかもしれません。

文部科学省の調査結果からは、学校を休んでいる間、子どもは「ほっとした・楽な気持ち」「自由な時間が増えてうれしい」一方で、「勉強の遅れに対する不安」「進路・進学に対する不安」があることが分かります。保護者と同じように、子どもも不安を感じているのです。

こうした状況もふまえ、文部科学省は、小学生から中学生を対象として、平成17年に「IT等を活用した自宅学習で出席扱いにできる」という方針を固めました。この方針のもと、家庭学習で「出席扱い」とする事例も増えてきています。

今回は、不登校から「家庭学習を出席扱いにする方法」を選び、『すらら』で学びながら「学習」「進学」に前向きに歩む子どもたちのエピソードをお届けします。
参考:令和2年度不登校児童生徒の実態調査 結果の概要|文部科学省
https://www.mext.go.jp/content/20211006-mxt_jidou02-000018318-2.pdf
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登校ストレスから親子が疲弊していたけれど…。出席扱いの家庭学習で、得意な理科は先取り学習も(発達障害・小4)

Q.入会のきっかけは?
A.子どもが学校に行くことにストレスを感じている様子を見ていると、親の私も不安を感じてしまい、親子で疲弊していました。もともと別の教材を使っていたのですが、『すらら』であれば出席扱いになるという点、無学年式で好きなことを伸ばしてあげられる環境がつくれる点に魅力を感じ、利用を開始しました。

Q.出席扱いを受けるまでの流れは?
A.新学年が始まるタイミングで先生に相談しました。相談の数日後に資料をお渡しして、2日後ぐらいには出席扱いにできるとお返事をいただきました。月に1回、学習履歴をご提出し、学校を休んだ日の学習を確認いただくようにしています。学校で配慮いただくことも増え、少しずつですが登校できるようになってきました。

Q.お子さまに合っていると思うポイントは?
A.先取り学習ができるところ。好きな理科にたくさん取り組めることで、好きを伸ばせたようです。小学校の範囲をほぼ終えてしまい、今は復習メインで取り組んでいます。
学習履歴。小学5年生現在、小学生の理科の範囲をほぼすべてクリア!
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Q.学習スケジュールは?
A.息子はゲームが好きなので、「勉強を終わらせてから、ゲームをやろうね」と伝えています。それでも先にゲームをしてしまうときは、「じゃあ、勉強は何時にやろうか」と声かけをして、自分で時間を決めさせた上で取り組ませています。
ユニット(講義+問題演習)のクリア数。多い月は40時間以上の学習量に匹敵!
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Q.お子さまの見守り方は?
A.『すらら』が終わるとリビングに戻ってくるので、「今日は何個やったの?」と聞き、頑張ったことを褒めるようにしています。週1回、すららコーチから学習履歴について報告をいただくので、そこで詳しい内容を把握しています。息子が好きな理科は自分で範囲を決めて取り組んでいますが、ほかの教科はコーチに目標を入れていただいています。

Q.利用して良かったと思うことは?
A.学習内容や子どもへの声がけなど、すららコーチに相談できるという点も、続けている理由の一つです。息子は、理科がひと段落して「やったことのないものもやってみてね」と声をかけると、社会にも取り組むようになってきました。「最近、社会も好きになってきた!」と言ってくれるので、今後は苦手な分野も好きに変えていけたらと思います。

「前例なし」の中学校と協議し、毎週の学習報告で出席扱いに!マイペース学習で高1レベルの英語もマスター(ADHD・中1)

Q.入会のきっかけは?
A.落ち着きがない・好きなこと以外は集中できないなどの特性があり通塾は難しいと感じていました。すららの「自分の学習スピードを周りに合わせる必要はない」というメッセージに共感し、入会しました。

Q.出席扱いを受けるまで・学校への提出物などは?
A.前例がなく、校長先生を含めた先生方に3ヶ月間ほど協議を重ねていただき、「すららを1日3ユニット行い、登校できるようになることを目標とする」ことで受理に至りました。現在は、1~2週に1回程度、すららコーチからいただいた学習情報を印刷して提出しています。

Q.お子さまに合っていると思うポイントは?
A.キャラクターたちが勉強を教えてくれるところです。マンガやゲームが好きな娘に合ってるようです。
キャラクターの講義を復唱しながら集中して取り組んでいるそう
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Q.学習スケジュールは?
A.毎日、朝食後からお昼にかけて休憩を挟みながら取り組んでいます。
学習履歴。中学1年生でも高1英語の正答率が90%以上!
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Q.お子さまの見守り方は?
A. 今は、好きなことが継続できるように見守る時期と捉え、『すらら』も「やりたい単元を自由に」やらせています。英語ばかりやっていて、入会前はアルファベットのbとdの違いすら分からなかったのに、半年足らずで高校範囲まで勉強できるようになりました。今後、徐々にでも学校に復帰できるようにサポートしていければと思います。

Q.保護者から見た『すらら』は?
A.先の学年まで進める点が、好きな勉強を伸ばす機会になると思います。また、間違えた場合でも子どもが解ける問題にアレンジしてくれる機能があるので、間違い続きで落ち込むこともなく、子どもの長所を伸ばせる教材だと思います。
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中学途中から不登校でも「出席扱い」で高校合格!学習習慣もつき、高校生活を謳歌(ASD・すらら開始時期:中1)

Q.入会のきっかけは?
A.中学の途中から 事情により学校に通えなくなってしまったんです。集団行動に抵抗のある子どもなのですが、このままでは将来につながらないだろうと思い、フリースクールに通わせるようになりました。 それと同時に、子どもの発達について研究している機関の先生にお話を伺う機会があり、『すらら』をおすすめされました。

Q.出席扱いを受けるまで・学校への提出物などは?
A.「不登校でも、学校以外で学業に携わっていたのであれば、出席扱いにできます」と、中学の校長先生の配慮でお話をいただきました。フリースクールで勉強した実績と、『すらら』の学習履歴を提出し、出席扱いにしていただきました。

Q.お子さまに合っていると思うポイントは?
A.ユニット(講義+問題演習)のあとに「まとめプリント」が出てくるところ。息子は印刷して、ファイルにまとめています。『すらら』に出てくるキャラクターも好きで、それも印刷してキャラクターだけのファイルもつくっています。ランダムに出てくるキャラクターをコンプリートしようと勉強を頑張っているようです。「収集癖がある」という特性と、合っているのかもしれません。
「まとめプリント」を印刷してお子さまが自分でファイリング!
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A.ほぼ毎日、自分で入力しながら進められるようになりました。ほかのタブレット教材を使っていたときは、レクチャー画面をただ見ているだけで内容に全然ついていけませんでしたが、『すらら』は、自分で入力しないと先に進めないので、受け身にならないところが良いです。

Q.お子さまの見守り方は?
A.息子の発達障害の特性として、「決まったスケジュールを繰り返すことが上手」「変化することが苦手」だと分かっていたので、スケジューリングをしてあげて、生活をパターン化する練習をずっとしてきました。ですので、“勉強する時間”というのが、彼の中ではもう習慣になっています。また、親が本を読んだり検定試験の勉強をしたりといった、学ぶ姿を見せるということも心がけています。

Q.お子さまの高校での様子は?
A.主要5教科についてはかなり頑張っています。英語と数学が得意で、テストでは満点近くを取ることも。国語は、古文や漢文などを習うようになり、「暗記力」で点数を取れる部分も増えてきて、中学校よりは苦労も少ないようです。

Q. 利用して良かったと思うことは?
A.発達障害に理解のあるすららコーチには、とてもお世話になっています。入会したときに「どんなお子さんですか?」と聞いてくださって、それ以降、子どもに合った声のかけ方を教えてくださいます。いつも前向きなコメントをくださるので何度励まされたか分かりません。

小学校長との「出席扱い」交渉には、すららコーチの助言も!浮きこぼれ気味だったが、無学年式学習で意欲的に(高機能自閉症・小3)

Q.入会のきっかけは?
A.ギフテッドなどの特性がある人や保護者が集まるオンライングループで、『すらら』を紹介されました。子どもが小3になって学校に行きたくないという意思表示をしたのでホームスクーリングの検討を始め、子どもの理解度に合わせて先取り学習が可能な無学年式であること、出席扱い制度として認められる教材であることが決め手となり、『すらら』の利用を開始しました。

Q.出席扱いを受けるまで・学校への提出物などは?
A.出席扱いの要件をこちらで調べて資料にまとめたりしながら、6月初旬に学校との交渉に臨みました。校長先生もすぐに調べてくださり、割とスムーズに認定していただきました。その後、学校側の教育委員会への確認を経て、最終的に話がまとまったのは7月中旬ごろでしたね。

「すららでの1日3時間の学習履歴を提出すれば出席と認めるルール」になっています。すららで学べる科目が1日平均3時間(4コマ×45分)であることから、このルールになりました。すららコーチは出席扱い認定についてご経験が何例もあり、適切なアドバイスをいただけて心強かったです。

Q.お子さまに合っていると思うポイントは?
A.先取り学習ができるところ。自分の意思で先に進めて良いということで、意欲向上へのチャンスがもらえたと感じている気がします。次に、キャラクターが教えてくれるところですね。親が教えると、間違いを指摘すると怒り出すことも多く上手くいかなかったのですが、キャラクターが優しく訂正してくれるからか、怒り出すことも少なくなり、素直に学習ができるようになったように感じます。
学習履歴。理科・社会は小学高学年範囲までほぼ全てクリア!
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Q.学習スケジュールは?
A.昔から時間通りに行動することに課題があるので、一緒に予定表をつくって行動を可視化するようにしています。自分で決めたことであれば取り組めるようになるので、私たちが決めるのではなく必ず本人にスケジュールを決めさせるようにしています。
視覚的にも分かりやすい、ご家庭で作成されたスケジュール表
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Q.お子さまの変化は?
A.『すらら』の学習を通じて興味の幅が広がったのはとても良かったですね。学習範囲の中で自分の好きな内容を見つけられていて、学習した内容の中で何が好きかと会話ができたのは親としてもうれしく思います。できる教科でいいので中学範囲までどんどん進んでいってほしいなと思います。また、学習のリズムをつくって自主的に勉強を進めて、基礎学力は『すらら』で固めていけたらと思います。
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家庭学習を活用して出席扱いに!――文部科学省からの方針も

文部科学省は小学生から中学生を対象として、平成17年に「IT等を活用した自宅学習で出席扱いにできる」という方針を固めました。この方針を活用して不登校生徒でも出席扱いとするには、定められた要件を満たすことが必要です。
『すらら』なら出席扱い7つの要件を満たせます!説明画像
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出席扱い認定をサポート!『すらら』独自の学校向け依頼書も準備

また、『すらら』では、出席扱いが認定されやすくなるよう、独自に学校向け依頼用書面を準備し、保護者のみなさまにお渡しする取り組みも行っています。気になる方は、資料請求して確認してみてくださいね。
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「学校に行きたくない」という状態が続いていると、学習の遅れや受験、将来などが不安になりますが、今すぐ学校に行かせることが解決方法とはかぎりません。

『すらら』は、小学生から高校生まで、国・数・理・社・英の5教科を学習できるICT教材です。学校側との共通理解を深めながら、『すらら』を活用してお子さまのペースで家庭学習に取り組み、学習の遅れへの不安や欠席日数を不安に感じることなく、お子さんのペースで学校復帰を目指してみてはいかがでしょうか。

なお、『すらら』を使用した出席扱い認定率は約80%の実績です。必ず出席扱いされるわけではないためご注意ください。
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