出遅れた!?軽度知的障害息子の就学相談。特別支援学級にも種類がある?療育の先生の意見は…
ライター:プクティ
4歳の時、軽度の知的障害(知的発達症)と診断されているわが家の長男。今回は長男が年長になり、就学相談を始めた時のお話です。
監修: 室伏佑香
東京女子医科大学八千代医療センター 神経小児科
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
筑波大学医学部卒。国立成育医療研究センターで小児科研修終了後、東京女子医科大学八千代医療センター、国立成育医療研究センター、島田療育センターはちおうじで小児神経診療、発達障害診療の研鑽を積む。
現在は、名古屋市立大学大学院で小児神経分野の研究を行っている。
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
「就学相談」って申し込んだほうがいいの?何気なくママ友に聞いてみると……
年長になった4月から新しい療育がスタートし、予想以上にハードな療育の親子通所もこなしつつ、長男も徐々に新しい環境に慣れてきてホッとしたのも束の間……ある日保育園から長男が持って帰ってきたプリントの中に「就学相談説明会」の案内が入っていました(長男が通っていた児童発達支援施設は保育園に併設されていたので、保育園から案内が来たのだと思います)。
もうそんな時期なのか、とりあえず申し込んでみようかな?とのんびり考えていたのですが……ある日療育の親子通所で一緒になったママさんに聞いてみると、もうすでに就学相談を始めていて、入学先も決まり放課後等デイサービスも決まりつつあるとの話でした。しかも放課後等デイサービスの利用を希望する場合は、人気のところだともう来年度の定員が埋まっている場合もあるとか……。進め方は人それぞれだとは思いますが、何も始めていなかったわが家は焦りを感じ、すぐに就学相談の予約を入れることにしました。
もうそんな時期なのか、とりあえず申し込んでみようかな?とのんびり考えていたのですが……ある日療育の親子通所で一緒になったママさんに聞いてみると、もうすでに就学相談を始めていて、入学先も決まり放課後等デイサービスも決まりつつあるとの話でした。しかも放課後等デイサービスの利用を希望する場合は、人気のところだともう来年度の定員が埋まっている場合もあるとか……。進め方は人それぞれだとは思いますが、何も始めていなかったわが家は焦りを感じ、すぐに就学相談の予約を入れることにしました。
いざ就学相談開始!相談員さんからの提案は?
そしていざ就学相談が始まり、1年前に受けた田中ビネー知能検査の結果や長男の現状を伝えたり、時には長男を連れて行って相談員の方に様子を見ていただいたりしました。そうして相談を進めていくと、相談員さんからは知的障害特別支援学級か、通常学級の二択を勧められました。
「長男くんには合わないと思う」療育の先生の助言に驚き!
医師からも軽度の知的障害(知的発達症)と診断されていたので、知的障害特別支援学級への就学を視野に入れ、療育の先生にも相談してみることに。ところが、療育の先生からは、「何度か長男くんの学区の知的障害特別支援学級の見学に行ったことがあるけれど、クラスが騒がしく、周りの音などに敏感な長男くんには合わないのではないか」と言われました。
さらに療育の先生からは「長男くんの特性や学習への意欲を考えると、自閉症・情緒障害特別支援学級のほうが合っていると思う」と学校見学を勧められました。就学相談では自閉症・情緒障害特別支援学級に関しての説明は全くなかったので、特別支援学級にそのような種類があることすら知らなかった私は驚きました。