ASD長男とはすすめられた進路が違った次男
地域のこども園の満3歳児クラスにゆうきの入園を考え、親子教室で行われる発達相談で進路相談をしました。
長男の時の進路相談では「小集団での手厚い支援のある環境が合っていると思う」と、市の発達支援施設への入園を強くすすめられました。ゆうきの場合は「周りからの影響を受けるタイプの子だと思うので、集団が合っていると思う」とのこと。地域の園をすすめられました。長男けんとと次男ゆうきの特性が違うため、その子に合わせた支援が大切なのだということを考えるきっかけの1つになりました。
長男の時の進路相談では「小集団での手厚い支援のある環境が合っていると思う」と、市の発達支援施設への入園を強くすすめられました。ゆうきの場合は「周りからの影響を受けるタイプの子だと思うので、集団が合っていると思う」とのこと。地域の園をすすめられました。長男けんとと次男ゆうきの特性が違うため、その子に合わせた支援が大切なのだということを考えるきっかけの1つになりました。
こども園の満3歳児クラスに入園した頃、ゆうきはまだ言葉が出ていませんでした。
3歳の誕生日を迎える数か月前から、「ママ」とだけ言えるように。ただ、ママのことをママと呼ぶだけでなく、全ての物を「ママ」と言っていたのです。先生とお話し中、動物を指差し「ママ!」。「あっち行きたい」などの欲求も「ママ」。パパを呼ぶ時でさえも「ママ」と言っていました。
しかし、3歳の誕生日をむかえる頃、急に「お話ししたいスイッチ」が入ったようで、ものすごい勢いで話し始めました。発語がほぼなかったこと以外は、長男ほどは大きな困りごとを感じなかった次男ゆうき。きっと長男がASDと診断を受けていなかったら、「言葉が遅いだけ」と発達のことを気にしていなかったかもしれません。
この先、診断を受けるのか受けないのか……今も正直よく分かりませんが、これからも、ゆうきの特性での困りごとを少しでもやわらげられるように、向き合っていけたらいいなと思っています。
3歳の誕生日を迎える数か月前から、「ママ」とだけ言えるように。ただ、ママのことをママと呼ぶだけでなく、全ての物を「ママ」と言っていたのです。先生とお話し中、動物を指差し「ママ!」。「あっち行きたい」などの欲求も「ママ」。パパを呼ぶ時でさえも「ママ」と言っていました。
しかし、3歳の誕生日をむかえる頃、急に「お話ししたいスイッチ」が入ったようで、ものすごい勢いで話し始めました。発語がほぼなかったこと以外は、長男ほどは大きな困りごとを感じなかった次男ゆうき。きっと長男がASDと診断を受けていなかったら、「言葉が遅いだけ」と発達のことを気にしていなかったかもしれません。
この先、診断を受けるのか受けないのか……今も正直よく分かりませんが、これからも、ゆうきの特性での困りごとを少しでもやわらげられるように、向き合っていけたらいいなと思っています。
(執筆/ゆきみ)
(監修:藤井先生より)
3歳未満でみられる言葉の遅れには、理解はしているけれど発語がない、理解も難しい、社会性が乏しいなど、お子さんによって様子は違ってきます。また、診断がつくかはっきりしない場合もよくあります。ゆきみさんが、ゆうきさんの困りごとが少なくなるようにと相談されたのはとても良かったと思います。
発達障害の診断がなくても、お子さんの発達で気になることがあれば、かかりつけの小児科、発達相談室や、療育施設、保健所などで相談することをおすすめします。3歳になる頃にはお話をたくさんするようになったゆうきさんの、成長の姿を読ませていただき、ありがとうございました。
3歳未満でみられる言葉の遅れには、理解はしているけれど発語がない、理解も難しい、社会性が乏しいなど、お子さんによって様子は違ってきます。また、診断がつくかはっきりしない場合もよくあります。ゆきみさんが、ゆうきさんの困りごとが少なくなるようにと相談されたのはとても良かったと思います。
発達障害の診断がなくても、お子さんの発達で気になることがあれば、かかりつけの小児科、発達相談室や、療育施設、保健所などで相談することをおすすめします。3歳になる頃にはお話をたくさんするようになったゆうきさんの、成長の姿を読ませていただき、ありがとうございました。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
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