実際通ってみたら……?

この2ヶ所に決めた結果、現在息子も私も楽しく通えています!

それぞれのスタッフのみなさんは聞き上手で、息子の話にも保護者の話にもしっかり耳を傾けてくださいます。また、スタッフ間の連携もきちんと取れている印象で、「この人とあの人とでは、言ってることが違う」みたいなことがないのも信頼できます。

うちの息子も含め、放課後等デイサービスに通う子どもたちの中には感情のコントロールが難しいお子さんも少なからずいると思うので、その分、スタッフの方々が精神的に安定した方だと、安心感があります。

発達障害がある子どもの育児では、園や学校、相談事業所、児童発達支援・放課後等デイサービスとの連携が鍵になってくることがしばしばあるので、やり取りが密になってもストレスを感じなくて済む人が放課後等デイサービスの責任者だとやりやすいと実感しているところです。

息子は今のところ、学校生活(特別支援学級、交流級のいずれも)、学童保育とも特に違和感なく楽しみながら過ごせているようです。とはいえ、これまでとは生活リズムが変わり、教室では毎日新しい経験があるので、帰ってきて「疲れた~」と口にすることもあります(保護者の私も同じかもしれません)。

そんな今の息子にとってこの2ヶ所の放課後等デイサービスは、リラックスして楽しめる居場所になっているように思います。
学校生活(特別支援学級、交流級)、学童保育、放課後等デイサービスと楽しく通っている息子
学校生活(特別支援学級、交流級)、学童保育、放課後等デイサービスと楽しく通っている息子
Upload By ユーザー体験談
イラスト/ネコ山
エピソード参考/苗

(監修:室伏先生)
放課後等デイサービスの選び方に関する実体験の共有をありがとうございます。放課後等デイサービスをどのように選んだらよいですか、というご質問はとてもよくいただきますので、このような経験談は、放課後等デイサービスの利用を検討している多くの親御さんにとって非常に参考になると思います。

著者さんのように、実際に見学をされたり、スタッフの方々とお話をして、施設ごとの違いを感じ取ることはとても重要ですよね。ほかの親御さんのご意見も参考になる部分もあると思いますが、あるお子さんにとっては居心地がよく得られるものも多い放課後等デイサービスであったとしても、賑やかな場所を好まないお子さんにとっては騒がしすぎたり、お子さん自身が興味を持てる療育内容でなければ期待される効果が得られなかったり、支援員やほかの利用者さんと相性が合わなかったり、などの可能性があります。

放課後等デイサービスを選ぶ際には、現実的に通える範囲かどうか(送迎の有無も含めて)、お子さんの障害の程度や特性に療育内容が合っているかどうか、お子さんの興味や性格に合っているかどうか、お子さん・ご家族がストレスなく気持ちよく通えるかどうかなどを考える必要があります。これらの点を考慮すると、選ぶのはとても大変です。それでも、相性の良い放課後等デイサービスに出合い、お子さんが充実した小学校生活を送れることを願っています。
自閉症息子、放課後等デイサービス選びは年長6月から。ネットで検索、4ヶ所見学、決め手になったのはのタイトル画像

自閉症息子、放課後等デイサービス選びは年長6月から。ネットで検索、4ヶ所見学、決め手になったのは

からかわれても我慢してしまう	のタイトル画像

どうしても自分からヘルプを出せない…そんなときは

小2息子、放課後等デイの先生の顔にケガを!「私の育て方がいけなかった?」ショックの私に先生は…のタイトル画像

小2息子、放課後等デイの先生の顔にケガを!「私の育て方がいけなかった?」ショックの私に先生は…

自閉症息子の通う「特化型」放課後等デイサービスって?音楽療法のデイで3年間、息子の変化のタイトル画像

自閉症息子の通う「特化型」放課後等デイサービスって?音楽療法のデイで3年間、息子の変化

特性ある子どもの「小1の壁」が大変!通学は付き添う?放デイは満員!?不安だらけの就学準備のタイトル画像

特性ある子どもの「小1の壁」が大変!通学は付き添う?放デイは満員!?不安だらけの就学準備

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
療育支援探しバナー

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。