いつまで続くの?自閉症息子の激しいこだわり、癇癪に疲弊。4歳で出た「まぁいっか」に成長を感じて
ライター:みかみかん
わが家は4歳半のたーちゃんと夫と私の3人暮らしです。
たーちゃんは2歳半の時に、知的障害(知的発達症)のないASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。
今回は、こだわりの強いたーちゃんが言った「まぁいっか」がうれしかった話です。
監修: 室伏佑香
東京女子医科大学八千代医療センター 神経小児科
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
筑波大学医学部卒。国立成育医療研究センターで小児科研修終了後、東京女子医科大学八千代医療センター、国立成育医療研究センター、島田療育センターはちおうじで小児神経診療、発達障害診療の研鑽を積む。
現在は、名古屋市立大学大学院で小児神経分野の研究を行っている。
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
こだわりの強いたーちゃん。それに付き合う保護者はしんどいことも……
2歳頃から徐々にこだわりが強くなっていったたーちゃん。服も、食べるものも、遊びも、生活のリズムも、自分なりのルールやルーティンが決まっています。
こだわり1 服
例えば、服はお気に入りしか着ないので、いつも決まった2、3着をヨレヨレになるまで着回していました。3歳頃、特に嫌がっていたのは新しい服です。着せようとしても大暴れ、大泣きで、袖を通すこともできませんでした。
なので、ちょっとしたお出かけの時に着てほしいオシャレ着が、新品同様のままサイズアウトすることも多々あり……。特に衣替えの季節は、すんなり服を着てくれるかどうか、癇癪がおきないかいつもハラハラしていました。
なので、ちょっとしたお出かけの時に着てほしいオシャレ着が、新品同様のままサイズアウトすることも多々あり……。特に衣替えの季節は、すんなり服を着てくれるかどうか、癇癪がおきないかいつもハラハラしていました。
こだわり2 テレビ
もう一つのこだわりは、テレビでは気に入った動画しか見ないことです。同じアニメや動画を、何回も何回も繰り返し見ることが好きです。これは4歳半の今でも変わりません。
私が見たいテレビ番組をつけようものなら、すぐに癇癪を起こしていました。そのため、ニュースはスマートフォンで、ドラマはたーちゃんが寝た後に録画を見るような生活でした。幅広く興味を持ってほしくて、同年代の子どもに人気のキャラクターの出てくるアニメや、お勉強になりそうな動画も見せようとしましたが、頑なに同じ動画を見続けました。
私が見たいテレビ番組をつけようものなら、すぐに癇癪を起こしていました。そのため、ニュースはスマートフォンで、ドラマはたーちゃんが寝た後に録画を見るような生活でした。幅広く興味を持ってほしくて、同年代の子どもに人気のキャラクターの出てくるアニメや、お勉強になりそうな動画も見せようとしましたが、頑なに同じ動画を見続けました。