ミミ、初めてのうれし涙
休んで3日目、ほぼ完治したミミですが「明日も休みたいなー」とぶつぶつ。3日も学校を休むと、登校へのプレッシャーが大きくなっていたのだと思います。
そんな時、弟のふーがミミの担任の先生から封筒を預かってきました。そこにはお知らせのプリントと一緒に、先生とクラスメイトからの励ましのメモ書きが貼ってありました。
早く元気になってまたあそぼうね(笑顔のイラスト)
体調だいじょうぶですか?はやく元気になって学校やおうち、公園でまた遊ぼうね
これを読んだミミは、生まれて初めて嬉し涙を……。
そんな時、弟のふーがミミの担任の先生から封筒を預かってきました。そこにはお知らせのプリントと一緒に、先生とクラスメイトからの励ましのメモ書きが貼ってありました。
早く元気になってまたあそぼうね(笑顔のイラスト)
体調だいじょうぶですか?はやく元気になって学校やおうち、公園でまた遊ぼうね
これを読んだミミは、生まれて初めて嬉し涙を……。
私の「みんな待ってるね」夫の「学校いかなきゃな」の言葉に「うん」と答えたミミ。メモをくれた子は、ミミの「お友だち」と言える子なのかもしれないな、と私は思いました。
友だちと一緒に遊ぶというハードルの高さはまだまだ続くと思いますが、ミミの世界はどんどん広がっていって、お友だちとの関係もどんどん深くなっていくのだと思います。そんなミミの成長を側で見てハラハラしたり、嬉しくなったりするのも親の醍醐味なのかもしれません。
これからも、ミミにはお友だちとの付き合い方を少しずつ学んでいってほしいと思っています。
執筆/taeko
(監修:鈴木先生より)
ASDのミミさんは「一緒に遊ぶ」という抽象的な表現がわからなかったのかもしれません。何をして遊ぶか、例えば、ブロックでお家を作るとか、お人形を使ってままごとをする、学校だと校庭のブランコで遊ぶとか、教室で折り紙をするなど、具体的に提示しないと分からない場合が多いのです。今回のように、友だちと遊ぶことに関しても同じです。どこでどうやって何をして遊ぶかを明確にしないと通じない場面が多くみられます。
また、不登校のお子さんが学校へ行くきっかけになった一つに、「友だちからのお誘い」があります。ASDのお子さんは、自分の気持ちや興味を優先しやすいため、周りから注目されたいと感じることがあり、放課後友だちと遊べたら「明日も学校で待っているよ」という言葉で背中を押されるのです。
友だちと一緒に遊ぶというハードルの高さはまだまだ続くと思いますが、ミミの世界はどんどん広がっていって、お友だちとの関係もどんどん深くなっていくのだと思います。そんなミミの成長を側で見てハラハラしたり、嬉しくなったりするのも親の醍醐味なのかもしれません。
これからも、ミミにはお友だちとの付き合い方を少しずつ学んでいってほしいと思っています。
執筆/taeko
(監修:鈴木先生より)
ASDのミミさんは「一緒に遊ぶ」という抽象的な表現がわからなかったのかもしれません。何をして遊ぶか、例えば、ブロックでお家を作るとか、お人形を使ってままごとをする、学校だと校庭のブランコで遊ぶとか、教室で折り紙をするなど、具体的に提示しないと分からない場合が多いのです。今回のように、友だちと遊ぶことに関しても同じです。どこでどうやって何をして遊ぶかを明確にしないと通じない場面が多くみられます。
また、不登校のお子さんが学校へ行くきっかけになった一つに、「友だちからのお誘い」があります。ASDのお子さんは、自分の気持ちや興味を優先しやすいため、周りから注目されたいと感じることがあり、放課後友だちと遊べたら「明日も学校で待っているよ」という言葉で背中を押されるのです。

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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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