2 段ボールトンネル
段ボールが溜まってくると、切り貼りしてハイハイできる程度のトンネルをつくっています。
這って進む、体をひねって抜ける、ちょっとだけ当たりながら進む……こうした動きが、固有受容覚や触覚、前庭覚への良い刺激になるようです。曲がり角や、匍匐(ほふく)前進でないと進めないゾーンなどもつくってコースに緩急をつけるのも喜ばれます。
子どもが暗いトンネルを怖がる時は、ところどころ窓をつくったり、読書灯を持たせたりして探検気分でトライしてもらうのもオススメです。100円ショップの蓄光シールを貼っておいて、いくつあるか探してもらうのも楽しいですよ。
【注意点】
段ボールの切断面は意外と鋭く、肌を傷つける恐れがあります。ガムテープで覆って安全性を高めましょう。
場所を取るので、大抵のお宅では常時置いておくことは厳しいのではないかと思います(わが家もです)。捨てると子どもたちからブーイングが来るので、期間限定の遊びだよと最初に伝えておくといいかもしれません。
這って進む、体をひねって抜ける、ちょっとだけ当たりながら進む……こうした動きが、固有受容覚や触覚、前庭覚への良い刺激になるようです。曲がり角や、匍匐(ほふく)前進でないと進めないゾーンなどもつくってコースに緩急をつけるのも喜ばれます。
子どもが暗いトンネルを怖がる時は、ところどころ窓をつくったり、読書灯を持たせたりして探検気分でトライしてもらうのもオススメです。100円ショップの蓄光シールを貼っておいて、いくつあるか探してもらうのも楽しいですよ。
【注意点】
段ボールの切断面は意外と鋭く、肌を傷つける恐れがあります。ガムテープで覆って安全性を高めましょう。
場所を取るので、大抵のお宅では常時置いておくことは厳しいのではないかと思います(わが家もです)。捨てると子どもたちからブーイングが来るので、期間限定の遊びだよと最初に伝えておくといいかもしれません。
3 段ボールハウス
2と似ていますが、大きな段ボールが手に入った時に、長女と次女それぞれの「おうち」をつくりました。
段ボールハウスが感覚統合になるの?と思われるかもしれませんが、くぐったり、こもったりする動きも感覚刺激になり、狭い空間での身のこなしは空間認識能力の向上に役立ちます。
また、聴覚や視覚の情報に疲れやすいまゆみにとって、刺激を和らげてくれる『安心の避難所』の一つになっているようです。
段ボールハウスの良い点の一つは、小さく区切られた空間ができることで普段の遊びの幅が広がることです。
わが家の子どもたちは、大量の積み木を持ち込んで埋もれる感覚を味わってみたり、冬場はクッションや膝掛けを大量に運び入れて狭小フワフワ空間を楽しんだりしていました。また、毛布の上にハウスを乗せ、毛布を引きながらずりずりと移動させるのも感覚に訴える遊びになります(ただし親は非常に疲れます……)。
次女は表札をつけたり、三角屋根に折り紙の瓦を貼りつけたりするなど、趣向を凝らして「理想のカワイイおうち」を少しずつ形にするのも楽しんでいるようです。長女はまだ想像を形にする力が弱いので、飾りつけも私が主導で行っていますが、お子さんの興味に合わせて秘密基地や電車、宇宙船などをつくり上げていくのも楽しそうですね。
【注意点】
2、と同じで、段ボールの切断面で肌を傷つけないようにガムテープで保護します。
また、ハウスが倒れたり壊れたりしても危なくないように周辺の安全には気を配りましょう。
段ボールハウスが感覚統合になるの?と思われるかもしれませんが、くぐったり、こもったりする動きも感覚刺激になり、狭い空間での身のこなしは空間認識能力の向上に役立ちます。
また、聴覚や視覚の情報に疲れやすいまゆみにとって、刺激を和らげてくれる『安心の避難所』の一つになっているようです。
段ボールハウスの良い点の一つは、小さく区切られた空間ができることで普段の遊びの幅が広がることです。
わが家の子どもたちは、大量の積み木を持ち込んで埋もれる感覚を味わってみたり、冬場はクッションや膝掛けを大量に運び入れて狭小フワフワ空間を楽しんだりしていました。また、毛布の上にハウスを乗せ、毛布を引きながらずりずりと移動させるのも感覚に訴える遊びになります(ただし親は非常に疲れます……)。
次女は表札をつけたり、三角屋根に折り紙の瓦を貼りつけたりするなど、趣向を凝らして「理想のカワイイおうち」を少しずつ形にするのも楽しんでいるようです。長女はまだ想像を形にする力が弱いので、飾りつけも私が主導で行っていますが、お子さんの興味に合わせて秘密基地や電車、宇宙船などをつくり上げていくのも楽しそうですね。
【注意点】
2、と同じで、段ボールの切断面で肌を傷つけないようにガムテープで保護します。
また、ハウスが倒れたり壊れたりしても危なくないように周辺の安全には気を配りましょう。
4 単管パイプ遊具
これはまゆみの入学に合わせて設置した自信作です。
まゆみの成長とともに1、室内ブランコのスペースが手狭になってきたので、よりダイナミックな動きができるよう庭に遊具を建てました。
資材は工事現場の足場などに使われる単管パイプと専用のジョイントで、ホームセンターで手に入るものばかり。一辺が約2mの立方体の骨組みに、数本のパイプを足して揺れないよう補強しつつ、ブランコや縄ばしご、時々ハンモックなどを吊るしています。
これは予期していなかった遊び方ですが、あずさは裸足になって上り棒としても遊んでいます。地面にふかふかの人工芝やプールマットを敷いたら、裸足でも遊べるようになった上、安全性も高まりました。
単管パイプは解体・組み立てが容易なため、今後はうんていや鉄棒、可能であればターザンロープなども増設していく予定です。
【注意点】
塗装が思ったよりも大変でした。塗装なしでもバッチリ使えますが、塗っておくと防錆性能が上がり、公園の遊具のような見た目にもなるので満足度は高くなります。わが家は塗装も子どもたちと一緒に行ったので、安全性を重視して水性塗料を使いました。
また、クランプ(後付けできる接合部品)を使う場合、カバーをつける等の安全対策が必要になります。わが家は今のところケガのリスクを少しでも下げたくて単管パイプとジョイントのみで組み立てていますが、今後の増設でクランプが必要になる可能性はあります。
【耐荷重について】
使用した単管パイプは、メーカー仕様では「支点間2mで最大曲げ荷重182kg」とされています。
ただし、これは静止状態での数値なので、ブランコのように揺れる遊具では動的荷重(瞬間的にその2〜3倍の力がかかる)も考慮する必要があります。建設現場の安全基準に準じて安全率を4倍とすると、補強のない状態での実用耐荷重は45kg程度が目安になると考えられます。
わが家では筋交いや支柱を追加して剛性を高め、構造全体で体重を分散するようにしてみたら約80kgの夫でも安定して遊べました。とはいえ、専門的な構造計算まではできませんし、素人遊具に「絶対」はないと考えているため、私自身も使用しながら、ボルトの緩みなどを日常的に点検して安全確保するようにしています。
まゆみの成長とともに1、室内ブランコのスペースが手狭になってきたので、よりダイナミックな動きができるよう庭に遊具を建てました。
資材は工事現場の足場などに使われる単管パイプと専用のジョイントで、ホームセンターで手に入るものばかり。一辺が約2mの立方体の骨組みに、数本のパイプを足して揺れないよう補強しつつ、ブランコや縄ばしご、時々ハンモックなどを吊るしています。
これは予期していなかった遊び方ですが、あずさは裸足になって上り棒としても遊んでいます。地面にふかふかの人工芝やプールマットを敷いたら、裸足でも遊べるようになった上、安全性も高まりました。
単管パイプは解体・組み立てが容易なため、今後はうんていや鉄棒、可能であればターザンロープなども増設していく予定です。
【注意点】
塗装が思ったよりも大変でした。塗装なしでもバッチリ使えますが、塗っておくと防錆性能が上がり、公園の遊具のような見た目にもなるので満足度は高くなります。わが家は塗装も子どもたちと一緒に行ったので、安全性を重視して水性塗料を使いました。
また、クランプ(後付けできる接合部品)を使う場合、カバーをつける等の安全対策が必要になります。わが家は今のところケガのリスクを少しでも下げたくて単管パイプとジョイントのみで組み立てていますが、今後の増設でクランプが必要になる可能性はあります。
【耐荷重について】
使用した単管パイプは、メーカー仕様では「支点間2mで最大曲げ荷重182kg」とされています。
ただし、これは静止状態での数値なので、ブランコのように揺れる遊具では動的荷重(瞬間的にその2〜3倍の力がかかる)も考慮する必要があります。建設現場の安全基準に準じて安全率を4倍とすると、補強のない状態での実用耐荷重は45kg程度が目安になると考えられます。
わが家では筋交いや支柱を追加して剛性を高め、構造全体で体重を分散するようにしてみたら約80kgの夫でも安定して遊べました。とはいえ、専門的な構造計算まではできませんし、素人遊具に「絶対」はないと考えているため、私自身も使用しながら、ボルトの緩みなどを日常的に点検して安全確保するようにしています。