優秀だと思っていたわが子にトラブル発生!?ADHD母、子ども2人の発達障害に気づくまでの日常
ライター:ゆたかちひろ

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大阪で暮らすアラフィフおばちゃん、ゆたかちひろです。私自身、ADHD(注意欠如多動症)の診断を受けています。2025年現在、大学生の長男と中学3年生の次女は、ADHD(注意欠如多動症)とASD(自閉スペクトラム症)です。今回は、家族3人に発達障害があることを全く知らなかった頃のお話です。

監修: 新美妙美
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 特任助教
2003年信州大学医学部卒業。小児科医師として、小児神経、発達分野を中心に県内の病院で勤務。2010年信州大学精神科・子どものこころ診療部で研修。以降は発達障害、心身症、不登校支援の診療を大学病院及び一般病院専門外来で行っている。グループSST、ペアレントトレーニング、視覚支援を学ぶ保護者向けグループ講座を主催し、特に発達障害・不登校の親支援に力を入れている。
多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」の制作スタッフ。
初めての育児、親バカかも知れないけど、うちの子天才!?
長男が1歳2ヶ月の頃、コップがさねのおもちゃを気に入ってよく遊んでいましたが、よく見ると1から10までの数字を見て、順番に積み上げていることが分かりました。まだ一人で立つのもフラフラとしていることもあるのに、数字が分かるってすごくない!?と、びっくりしました。初めての育児なので、それがどれだけ早いのかも分からないながらも、やけに早いなと思った記憶があります。今振り返ると、理数系にだけめっぽう強い特性が1歳から発揮されていたようです。
数字が得意、だけなら良いことのように思えますが、長男が受けたWISC-IVという知能検査の結果を見ると、4つの指標(言語理解・知覚推理・ワーキングメモリ・処理速度)の数値の上下の落差がかなり大きく、数値が低い指標と、高い指標で40近く数値が離れています。後々、その凸凹の大きさにより、勉強やメンタル面に困難が生じてくることになりました。何事も、バランスが大事なのですね。

3年離れて生まれた長女はとってもしっかり者
長女は長男と違い、赤ちゃんの頃から長男とは違うと感じることが多かったです。お片づけは言われなくてもやる、むやみに走らない、夜泣きが少なく、卒乳も自然に自分から求めなくなり……と、とてつもなく育てやすい子でした。長男と比べて全然手がかからないのは、女児だからだと思っていました。幼稚園でのお友だちとのやり取りを見ていても、明るくて社交的で、お友だちと喧嘩するなど悲しいことがあると、自分から親に助けを求めてきました。ほぼほかの子の話を聞くこともなかった長男の時と比べると、ママ友との繋がりも一気に多くなり、かなり楽な印象でした。
今は高校生ですが、バイト代でメイク用品を買ってお友だちと推し活をしたり、行きたい大学にどうすれば確実に行けるか学校で先生に自分から相談したりと、相変わらずしっかり者の長女です。いつもてんやわんやしている兄や妹に辟易しつつも、仲良く過ごしてくれています。
今は高校生ですが、バイト代でメイク用品を買ってお友だちと推し活をしたり、行きたい大学にどうすれば確実に行けるか学校で先生に自分から相談したりと、相変わらずしっかり者の長女です。いつもてんやわんやしている兄や妹に辟易しつつも、仲良く過ごしてくれています。
長男と5歳差で生まれた次女、とにかく明るく賑やか!
産声から爆音だった次女!とにかくおしゃべりで、赤ちゃんって本当に「ばぶぅ」っていうのね!と驚いたり、3人の中で一番早く「まんま」と言ったり、言葉がとにかく早い子でした。喃語の頃ですら、ずっと何か「アウー」「ブーブー」みたいにしゃべっていました。バウンサーを自分でバンバン揺らし、身体面でも活発でした。長女の時に女児は楽と思い込んでいたので、兄や姉よりも活発でずっとしゃべっている次女に驚きました。
ただ、大きな声で何も考えずに思ったことをすぐに言葉に出すので、焦ってしまう場面も多々あり……。まだ3歳になる前にパパと子ども乗せ自転車でお出かけしていた次女、道端でおしゃべりしている女子中学生の横を自転車で通り過ぎた瞬間……「あのお姉ちゃん、顔が丸いなぁ!」とパパに聞こえるように大きな声で話しかけました。それを聞いたパパ、爆速で自転車を漕いでその場を離れたそうです。うーん、いたたまれない!
幼稚園でも「いっぱいおしゃべりしてくれます!」と担任の先生に言われ、当時はニコニコと聞いていました。でも今思えば、あれは典型的な多動でした(笑)。
ただ、大きな声で何も考えずに思ったことをすぐに言葉に出すので、焦ってしまう場面も多々あり……。まだ3歳になる前にパパと子ども乗せ自転車でお出かけしていた次女、道端でおしゃべりしている女子中学生の横を自転車で通り過ぎた瞬間……「あのお姉ちゃん、顔が丸いなぁ!」とパパに聞こえるように大きな声で話しかけました。それを聞いたパパ、爆速で自転車を漕いでその場を離れたそうです。うーん、いたたまれない!
幼稚園でも「いっぱいおしゃべりしてくれます!」と担任の先生に言われ、当時はニコニコと聞いていました。でも今思えば、あれは典型的な多動でした(笑)。
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