娘の障害を理解しない夫が中学受験を提案。本人も乗り気になり

自閉症・情緒障害特別支援学級に入学、放課後等デイサービスにも通い、少しずつ成長していくりんさん。そんな中、夫はりんさんの「生き物好き」を伸ばしてあげたいと、私立中学校の生物部を調べて見学を提案、妻は困惑します。そしてりんさん本人の希望で予想外の中学受験が始まることになりました。

次回「自閉症娘の中学受験で家庭内はギグシャク…「障害のレッテルを貼っているのは君」と夫から責められ【マンガ発達障害の子どもと私たち/りん編4話】」は7月10日(木)に公開予定です。是非ご覧ください。

イラスト/志士ノまる

(監修:井上先生より)
自閉症・情緒特別支援学級に入級し、りんさん自身の障害特性に合わせた支援によって学校生活も順調にスタートしました。環境が整い行動面の問題が落ち着くことにより、学習も安定した成長が見られています。学習面では、中学年以降は抽象的な学習が増え、特定の教科や単元で困難を感じる子どもも出てきますが、りんさんも好きなことや得意なことに関する動機付けを活かしながら全体的な学習を頑張っていたのだと思います。苦手分野の克服だけに力を注ぐのではなく、興味が高い分野を中心に学びの楽しさを重視して教えていくことはこの時期に大切なことだと思います。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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