笑いをこらえた先に待っていたのは……
不謹慎な場面で笑いそうになっても、笑う前に気づき耐えられることが増えたスバルですが、まだ油断はできません。「お母さん今、笑いそうになったけど耐えられたよ。えらい?」と報告してくるのです。
そんなこと言われたら不謹慎だけど私も笑ってしまいます。
そんなこと言われたら不謹慎だけど私も笑ってしまいます。
そういうことは言ったら意味ないよ、と何度か伝えましたが何でも報告したい衝動が抑えきれず報告がとまりません。
将来社会人になった息子が上司に「今、笑いそうになったけど耐えました!」と報告する姿を想像するとゾッとするので、こちらも根気強く頑張って教えたいと思います。
将来社会人になった息子が上司に「今、笑いそうになったけど耐えました!」と報告する姿を想像するとゾッとするので、こちらも根気強く頑張って教えたいと思います。
執筆/星あかり
(監修:室伏先生より)
スバルくんのお話、とても温かく拝読しました。
「笑ってはいけない場面で笑ってしまう」というテーマは、お子さんの“社会の空気”を読む力を育てる上でとても繊細で、そして難しい課題ですよね。「笑ってはいけない場面」や「人が傷つくかもしれない状況」を、表情や雰囲気といった非言語的な手がかりから直感的に理解するのが難しいお子さんもいます。その場合には、経験を重ねながら具体的な場面を整理し、少しずつ知識として積み上げていく支援が有効です。この『場の雰囲気や人の気持ちなど、言葉にされない“空気のルール”を言語化して教える』作業は、想像以上に時間と根気を要するものです。
お母さまが「なぜ笑ってはいけないのか」をその都度言語化し、“笑ってはいけない事例リスト”として具体的に積み重ねていく方法は、まさにこの「経験的学習」を支える素晴らしいアプローチだと思います。こうして一つひとつの出来事を整理しながら、少しずつ“直感に置き換わる知識”をつくっていくことで、スバルくん自身の社会的理解は確実に深まっていくはずです。
(監修:室伏先生より)
スバルくんのお話、とても温かく拝読しました。
「笑ってはいけない場面で笑ってしまう」というテーマは、お子さんの“社会の空気”を読む力を育てる上でとても繊細で、そして難しい課題ですよね。「笑ってはいけない場面」や「人が傷つくかもしれない状況」を、表情や雰囲気といった非言語的な手がかりから直感的に理解するのが難しいお子さんもいます。その場合には、経験を重ねながら具体的な場面を整理し、少しずつ知識として積み上げていく支援が有効です。この『場の雰囲気や人の気持ちなど、言葉にされない“空気のルール”を言語化して教える』作業は、想像以上に時間と根気を要するものです。
お母さまが「なぜ笑ってはいけないのか」をその都度言語化し、“笑ってはいけない事例リスト”として具体的に積み重ねていく方法は、まさにこの「経験的学習」を支える素晴らしいアプローチだと思います。こうして一つひとつの出来事を整理しながら、少しずつ“直感に置き換わる知識”をつくっていくことで、スバルくん自身の社会的理解は確実に深まっていくはずです。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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