五感で味わうこと
みかん狩り以来、楽しい記憶とともに克服して食べられる果物となったみかん。育児書の中には食材との触れ合いや体験を通して学ぶ食育の大切さが説かれています。いつしかとつおに対して、「どうせ食べられないだろう」と諦めていた自分に気づいたことは、恥ずかしく反省する出来事でした。
これからもより一層、あらゆることを諦めずに、楽しい体験とともに乗り越えていけるようにサポートしなければと改めて教えてくれたみかん狩りでした。
これからもより一層、あらゆることを諦めずに、楽しい体験とともに乗り越えていけるようにサポートしなければと改めて教えてくれたみかん狩りでした。
執筆/マミー・マウス子ビッツ
(監修:初川先生より)
とつおくんの偏食について、特別支援学校入学後の変化のエピソードをありがとうございます。偏食を持つお子さんは結構いらっしゃいますね。そしてそれに悩む保護者の方は、幼少期からさまざまな試行錯誤とあきらめやがっかりを重ねられていることも多いです。
口の中や味覚の感覚が鋭いために、多くの人が「おいしい」と感じるものでも、口の中がちくちくする、食感が混ざって気持ち悪いなどの感覚があった。偏食の子たちが大きくなり、言葉で説明できるようになってから、そう教えてくれることがあります。感覚というのは、本人の努力だけでどうにかなるものではないので、無理強いしてもいいことはありません。ただ、成長に伴って、それが身体に良いと知ったから、あるいは、みんながおいしいと言っているから、少なくとも悪いものではなさそうだと頭で理解する中で、少しずつ、その食べ物と出合い直すことができることがあります。例えば、小学生になり、給食が始まった際に、一口だけでも食べてみようというのはその一環ともいえます。みかん狩りのように、自分で収穫して、興味を持ったところから、みかんがこれまで苦手な食感・食べ物だったとしても食べてみようと思い、トライしてみたら案外悪くなかったという着地をすることもあります(これは、例えば野菜の場合だと学校や家庭で自分が栽培することで食べられるようになることもあります)。
マミーさんは「どうせ食べられないだろうと諦めていた」ことを反省されていますが、諦めてしまうほどに、それまで苦戦が続いていたということなんだろうと想像しました。食事は毎日やってくるもので、毎日挑戦したり工夫し続けていたらそれは疲れてしまうだろうと思いますし、お子さんの側からしても、食事が楽しい時間ではなく、トレーニングや修行の時間になってしまいます。試行錯誤するのに適したタイミングや、いわゆる“機が熟した”タイミングがあるのだろうと思います。とつおくんの成長によって、いままで苦手だったものが少しその苦手度が緩んできたのかもしれないなと感じます。もちろん人によって、また食材によっては大人になってもなお食べられないものもあります。すべてを克服しようとか、いろんなものを食べられないとダメなんだと思い詰めすぎることなく、食事が楽しい時間、また健康維持の上で大きなつまずきのない機会となるよう、程よく試行錯誤していただければと思います。
(監修:初川先生より)
とつおくんの偏食について、特別支援学校入学後の変化のエピソードをありがとうございます。偏食を持つお子さんは結構いらっしゃいますね。そしてそれに悩む保護者の方は、幼少期からさまざまな試行錯誤とあきらめやがっかりを重ねられていることも多いです。
口の中や味覚の感覚が鋭いために、多くの人が「おいしい」と感じるものでも、口の中がちくちくする、食感が混ざって気持ち悪いなどの感覚があった。偏食の子たちが大きくなり、言葉で説明できるようになってから、そう教えてくれることがあります。感覚というのは、本人の努力だけでどうにかなるものではないので、無理強いしてもいいことはありません。ただ、成長に伴って、それが身体に良いと知ったから、あるいは、みんながおいしいと言っているから、少なくとも悪いものではなさそうだと頭で理解する中で、少しずつ、その食べ物と出合い直すことができることがあります。例えば、小学生になり、給食が始まった際に、一口だけでも食べてみようというのはその一環ともいえます。みかん狩りのように、自分で収穫して、興味を持ったところから、みかんがこれまで苦手な食感・食べ物だったとしても食べてみようと思い、トライしてみたら案外悪くなかったという着地をすることもあります(これは、例えば野菜の場合だと学校や家庭で自分が栽培することで食べられるようになることもあります)。
マミーさんは「どうせ食べられないだろうと諦めていた」ことを反省されていますが、諦めてしまうほどに、それまで苦戦が続いていたということなんだろうと想像しました。食事は毎日やってくるもので、毎日挑戦したり工夫し続けていたらそれは疲れてしまうだろうと思いますし、お子さんの側からしても、食事が楽しい時間ではなく、トレーニングや修行の時間になってしまいます。試行錯誤するのに適したタイミングや、いわゆる“機が熟した”タイミングがあるのだろうと思います。とつおくんの成長によって、いままで苦手だったものが少しその苦手度が緩んできたのかもしれないなと感じます。もちろん人によって、また食材によっては大人になってもなお食べられないものもあります。すべてを克服しようとか、いろんなものを食べられないとダメなんだと思い詰めすぎることなく、食事が楽しい時間、また健康維持の上で大きなつまずきのない機会となるよう、程よく試行錯誤していただければと思います。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
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